起業の基礎知識

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学生起業を、ネットショップから始める3つのポイント

「渋谷で教える起業先生」(毎日新聞出版)の著者 黒石健太郎です。
起業を考える学生を対象にビジネススクールを運営しています。

楽天、ヤフーショッピングから始まり、
さらにBASEやSTORES.jpなどの誕生で、
ネットショップの立ち上げハードルが飛躍的に低下。

受講生でも、学生起業をネットショップから始めたい
という声を頂くため、ポイントをまとめてみた。

1:学生起業を、ネットショップから始める最適なケースとは
2:ネットショップで学生起業する際のポイント
3:学生起業を、ネットショップで具体的に始めるために

学生起業を、ネットショップから始める最適なケースとは

学生起業を始める際には、
色んな事業で始めることができる。

過去にも、
「学生起業を、学習塾から始める際の3つのポイント」
「学生起業を、家庭教師から始める際の3つのポイント」
など、いくつかの事業案についてまとめてきた。

では、ネットショップで立ち上げるのが最適なケースとはどんなケースであろうか。

①自身ならではのオンリーワンorナンバーワン商品がある

家庭教師や学習塾の事業と異なり、
インターネットを活用した事業の場合、
全国・全世界の顧客を相手にして始めることができる。

しかし、逆に言うと、
全国・全世界の競合と検索で比較されながら戦うことでもある。

だからこそ、
自分しか扱っていないオンリーワン性、
自分だからこそ作ることができるオンリーワン性、
自分だからこそできる最安値(価格でのナンバーワン)、
他の切り口のナンバーワンなど、
オンリーワンか、ナンバーワンの軸を持っていることが大事になる。

オンリーワン商品、ナンバーワン商品を持っている場合、
もしくはそれを作り得る場合は、非常にいい事業になりうる。

②定量分析に強みがある

たとえ、最初はオンリーワン・ナンバーワン商品だとしても、
かならず競合が真似をしてくる。

しかも、真似を始めた段階から、
インターネット販売を続けていると、
大量のマーケティングデータが手元に入ってくる。

そのため、このデータを基に、
顧客分析をし続け、磨き続けられたオーナーが最終的には勝ち残る。

だからこそ、この定量分析に強みを持っている方であれば、
なおさら、ネットショップに挑戦する前提条件が揃う。

③辞めておいたほうがいいケース

たまに、ビジネスに弱い方を対象に、
「転売で、月100万円!」
「コピーライティングで儲かる!」
などの情報商材を販売している人々がいる。

彼らに従って、
転売ビジネスをやってみようと思ってしまうような人は、
辞めておいたほうがいいかもしれない。

なぜか。それは、ネットショップは競争が非常に激しいからである。

最初、ちょっと儲かるアイテムを、
情報商材屋を通じて教えてもらったとしても、
すぐに競合が現れて儲からなくなる。
そのため、その情報自体には価値がない。

儲かるとすると、
そういう情報商材を売っている人くらいである。

その構造を理解できないくらいであると、
厳しいであろう。

ネットショップで学生起業する際のポイント

私自身、リクルート時代に、
通信販売に携わっていた。
また、現在、運営しているビジネススクールの受講生500人以上が、
インターネットを使った販売に取り組むことを見てきた。

そんな蓄積を基に考えると、
以下の3点がポイントである。

①オンリーワンか、ナンバーワンを作り出す
②市場選定が肝
③細部の定量的磨き込み(タイトルや写真、文言などは高速PDS)

①オンリーワンか、ナンバーワンを作り出す

上記で述べた通りである。

オリジナル商品の存在や、
最安値を作り上げられる構造など、
オンリーワン、ナンバーワンを作り出すことが前提となる。

多くの人が、この段階で、
「そんなの無理やー…」と感じてしまうのではないだろうか。

しかし、そうでもない。

ターゲットとカテゴリを絞り込み、
そのターゲット・カテゴリで、
ナンバー1orオンリー1になれば良いのである。

例えば、我々の受講生の事例で考えると、
ある東京大学医学部の学生がいた。

彼の場合は、「東大医学部合格体験記10人50p分!」という
商品を開発していた。

東大医学部志望者をターゲットに、
合格体験記という市場で考えると、
10人も体験記が載っている冊子はほとんど存在しない。

これで十分、オンリーワン・ナンバーワンになりうるのだ。

このように、
ターゲットとカテゴリを絞り込み、
そのターゲット・カテゴリで、
ナンバー1orオンリー1を目指すと考えると、考えやすい。

②市場選定が肝

いい商品があったとしても、
顧客が流入してきてくれない限り、
まったく売れない。

まずは、客数が多い市場を選ぶことが第一である。

一方で、ネット上で、お店を立ち上げても、
競合が多い市場の場合、
ほとんどのお店が埋もれてしまい、
存在しないも同然になってしまう。

「顧客数の大きさ」と「競合の少なさ」の掛け合わせで、
事業成功可能性が変わってくる。

例えば、メルカリの創業当初、
口コミで広がりつつあったときが、
販売者からすると、最も収益性が高くなっていた。

買いたいユーザー数は右肩上がりになっているのに、
販売されているアイテム数がそれほど増えておらず、
多くのユーザーに、自身の商品が見てもらえる可能性が高かったのである。

このようなに、
「顧客数の大きさ」と「競合の少なさ」の掛け合わせで、
最適な市場を見極めることである。

③細部の定量的磨き込み(タイトルや写真、文言などは高速PDS)

ショップの名前、コピー、トップ画像、
商品のタイトル、写真、詳細文言など、
これらについては、
一文字一文字を変えただけで、
クリック率がガラッと変わることがある。

いい商品といい市場を見極められたら、
あとは、どんなネット通販でも行われるプロセスを経て準備を行い、
高速PDSを回し続けることだ。

その際のポイントは、
モニタリングする指標を絞ること。

むやみやたらに多くの指標をモニタリングしても、
結局行動に結びつかず、
改善されなくなってしまう。

流入数にコミットするのか、
CVRにコミットするのか、
何にコミットするのかを絞り込み、
高速に磨いていくことだ。

学生起業を、ネットショップで具体的に始めるために

上記までで申し上げてきたことを踏まえ、
自身の強みが、ネットショップと合致する場合は、
ぜひとも、上記3つのポイントを意識して押さえた上で、
挑戦してみてほしい。

ネットショップのいいところは、
スタート時にほとんどお金をかけなくても、
実験できることである。

だからこそ、まずはやってみて、
うまくいくかいかないか、
自身の思考レベルがマーケットと合致しているか足りないのか、
しっかり振り返って挑戦を続けていただきたい。

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