「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」
 
前職、リクルートの旧社訓です。
 
 
振り返ると、私自身、
この言葉に大きく影響を受けていたと気づきました。
 
この言葉の通りに行動していなければ、おそらく、今も私は
リクルートで営業をやっていたと思うのです。
 
私にとって、特に大きな変化の機会になったのは、
社会人３年目のとき、川田修さんという方にお会いしたことでした。
 
人材領域事業で営業をしていた私は、
今後のキャリアに悩んでいました。
 
今の仕事がすごく楽しい、しかしこれをこのままやり続けるべきなのか、
父親がやっている会社にも興味があり、父親の会社を継ぐべきなのか、
それとも、自分でやりたい事業もあり、挑戦すべきなのか・・・。
 
いくら考えても、自分が本当にやりたいことが分からない。
すごく悩んでいました。
 
そのとき、
「かばんはハンカチの上に置きなさい」という川田修さんが、
書かれた本を読んだのです。
 
その中で、川田さんが、
リクルートで働いていた際、自分が本当にやりたいことを考え抜いた結果、
このままではやりたいことが実現できないとおもい、転職したと、
書かれていたため、その詳細を聞いてみたくなり、
川田さんの連絡先を見つけてアポイントを頂いてみたのです。
 
このアポイントの機会を創り出したことが、
自身に大きな変化をもたらしました。
 
頂いたアドバイスは、
「自分がやってみたいことが複数あるなら、
全部やってみたらいい。全部、本気で取り組んでみたら、
結果的に、やりたいことが残ってくる。」
ということでした。
 
このアドバイスに基づき、自分がやってみたかった３つのことを、
全て取り組んでみました。
 
その結果、今、３つ目の案だった、
自分でやりたかった事業が残り、現在、取り組んでいます。
 
 
前職の会社が、成長できる仕事環境を整えてくださっていたことに加え、
 
たまたま読んだ本の著者に会いにいくという機会を自ら創り出し、
その機会によって自らを変える行動によって、
自身も成長してこれたと思っています。
 
 
今、ビジネススクールを運営していて、
受講生の皆さんにお願いしたいことがあります。
 
ぜひ、「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変え」続けてください。
 

 
起業を考える皆さんは、事業経験の数が、
間違いなく成長機会になっていきます。
 
宿題として取り組む事業だけでなく、
それ以外にも、友達と事業を立ち上げてみたり、
自分自身で立ち上げてみたり、
自ら次々と事業・機会を創り出し、
その検証・機会によって成長し続けて頂けると嬉しいです。
 
お互い、頑張りましょう。

 
 
 
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