卒業生起業家インタビュー 葛西康太 専修大学3年 自律型進学塾 グロシード 代表
「受験の挫折。ゼロからでも勝てる『起業』へ。
受験の失敗を強みに変えた、自律型進学塾を起業」
専修大学3年(受講時)・自律型進学塾 グロシード 代表 葛西 康太
WILLFU STARTUP ACADEMY 第10期生
ー志望校への不合格。将来への焦りー
大学受験の時、浪人してまで臨んだ志望校が不合格に。
「学歴が得られず、将来の選択肢が減った」と感じ、
入学後、実力を付けようと必死でした。
しかし、学外の学生団体に入るも、
周囲と比べて焦るだけで、成長実感はない。
そんな焦りを感じている時、目に入ったのがウィルフでした。
『起業』であれば、全員がゼロからのスタート。
だからこそ、知識ゼロからでも、将来の選択肢を拡げられる。
しかも、学生生活では身に付かない、
起業経験や経営スキルが体得できる。
そう考え、参加を決意しました。
ー「アイデアだけ」の限界。「立ち上げ」に意味があるー
1回目の起業体験では、100円均一のアイテムを、
可愛くキュレーションして販売する事業を考え、挑戦しました。
これなら絶対売れる!と思っていたものの、
事業をスタートすると、結果、大赤字に。
これまで、何事も、面白いビジネスアイデアを考えれば、
うまくいくだろうと思っていました。
ですが、赤字の経験を通じ、アイデアを考えるのと、
立ち上げてみるのとでは、まるでレベルが違う。
実際に立ち上げてみる経験の、大切さを痛感しました。
ーお客さまの課題を追求した先に、事業が生まれるー
2回目の起業体験は、
飲食店向けのメニュー翻訳サービスを考え、挑戦。
スタートが出遅れ、活動期間、残り2日となった日、
実績は、目標に対し、全く届かない状態でした。
このままでは負け癖がつくと思い、
「今日、絶対に受注を取ろう」と決意。
近所の中華料理屋に閉店と同時に飛び込みました。
気合いを入れて、サービスの説明をしたものの、
あっさりと、「いらない」の一言。
でも、家族経営で普段忙しいのを知っていたので、
引き下がらず、
「他に、僕に手伝えること何がありますか?」と聞くと、
「それなら、メニューを作り替えたい」と。
メニューが作れるか、正直、不安はありましたが、
「それ、やります!」と即答しました。
お客さんにニーズがあるのなら、
後はどうにかしよう、と腹を括ったんです。
その後、何度もお店と連絡を取り、無事、メニュー表を納品。
この中華料理屋での受注があり、クラスで一番の利益を創出できました。
この時、お客さまの課題を把握し、本気でお客さまの立場に立ち、
解決策を追求することこそが、収益につながるんだと気づいたんです。
第2クールの気づきを基に、お客さまの課題を突き詰めた結果、
今の自分の事業の種に行き当たりました。
ー自身の強みを見つけ出し、事業化へー
ウィルフ卒業前の最後の期間、自分の事業を考え抜いた結果、
学習支援事業にたどり着きました。
きっかけは、ある中学生の成績向上でした。
その時期、近所の子に頼まれて、勉強を教えていました。
その子は、スポーツ推薦で入学し、成績は最下位クラス。
しかし、テスト2週間前から毎日勉強をサポートすると、
なんと点数が一気に学年トップレベルになりました。
たったの3ヶ月で英語の模試も40点上がりました。
それまで苦手だった勉強を、毎日取り組み、
できるようになるのを楽しんでいる姿が、本当に嬉しかったのです。
実は、僕は、勉強が「うまくできない」子の気持ちが、
手に取るように分かるんです。
だからこそ、「できる」状態との違いを
ステップにし、一つずつ登らせることができます。
この「できない」を、「できる」に変える感覚を
もっと沢山の子たちに味わってもらいたい!
そこで、自律型進学塾 グロシードを立ち上げました。
普通の塾では差別化できないので、
ウィルフ講師の黒石さんや、メンター の方に相談し、
競合にはない、自社の強みを明確にしました。
成果が上がる独自の教育カリキュラムを設計し、
『できるようになるまで、帰らせない』
『毎日、勉強する習慣を付ける』という
コンセプトでサービスを確立しました。
まだ少人数ですが、それぞれがテストの点数を30点伸ばすなど、
飛躍的に成果をあげています。
最近は、口コミが広がり、
生徒の友達が体験に来るようになりました。
現在は、自宅を改修し小規模で授業をしています。
ですが、もっと、画期的に、多くの子どもたちに
「できる」実感を提供できるよう、
事業拡大を模索しています。
以前の自分だったら、意見をもらうのも
傷つくのが怖くてできませんでしたが(笑)、
先日は、ウィルフのメンター でもある、
ベネッセEd Tech Lab責任者の森安さんにも
お時間頂き、ご意見を頂きました。
アドバイスをいろんな方から頂き、
目指すのは反転学習の導入と、
テクノロジーをベースとした飛躍的なスケール拡大。
―キャリア選択の、決断ができた―
ウィルフでいろんな事業に取り組まなければ、
今の自分は、無かったと思います。
ウィルフ卒業後も事業を立ち上げ続けた結果、
月々の売上利益も増え続け、今では、
月の利益が、平均的な大卒の初任給を上回りました。
その実績を基に、就職活動も辞め、起業し続けると決めることができました。
何も考えずに普通の社会人になるより、
自分で選んで、道を切り開く方がいい。
当然、大変なこともあります。
しかし、アルバイトで1000円稼ぐのと、
自分で稼ぐのとでは、重みが全く違う。
失敗しても、また戻れば良いんです。
だから、悩んでいる人は、行動してみたらいいと思います!
僕も、これからですが、塾の生徒の嬉しい姿が
増えていくように、頑張ります!
「受験の挫折。ゼロからでも勝てる『起業』へ。受験の失敗を強みに変えた、自律型進学塾を起業」
専修大学3年(受講時)・自律型進学塾 グロシード 代表 葛西 康太
WILLFU STARTUP ACADEMY 第10期生
ー志望校への不合格。将来への焦りー
大学受験の時、浪人してまで臨んだ志望校が不合格に。
「学歴が得られず、将来の選択肢が減った」と感じ、入学後、実力を付けようと必死でした。
しかし、学外の学生団体に入るも、
周囲と比べて焦るだけで、成長実感はない。
そんな焦りを感じている時、目に入ったのがウィルフでした。
『起業』であれば、全員がゼロからのスタート。
だからこそ、知識ゼロからでも、将来の選択肢を拡げられる。
しかも、学生生活では身に付かない、
起業経験や経営スキルが体得できる。
そう考え、参加を決意しました。
ー「アイデアだけ」の限界。
「立ち上げ」に意味があるー
1回目の起業体験では、100円均一のアイテムを、可愛くキュレーションして販売する事業を考え、挑戦しました。
これなら絶対売れる!と思っていたものの、
事業をスタートすると、結果、大赤字に。
これまで、何事も、面白いビジネスアイデアを考えれば、
うまくいくだろうと思っていました。
ですが、赤字の経験を通じ、アイデアを考えるのと、立ち上げてみるのとでは、
まるでレベルが違う。
実際に立ち上げてみる経験の、
大切さを痛感しました。
ーお客さまの課題を追求した先に、
事業が生まれるー
2回目の起業体験は、飲食店向けのメニュー翻訳サービスを考え、挑戦。
スタートが出遅れ、活動期間、残り2日となった日、実績は、目標に対し、全く届かない状態でした。
このままでは負け癖がつくと思い、
「今日、絶対に受注を取ろう」と決意。
近所の中華料理屋に閉店と同時に飛び込みました。
気合いを入れて、サービスの説明をしたものの、あっさりと、「いらない」の一言。
でも、家族経営で普段忙しいのを知っていたので、引き下がらず、
「他に、僕に手伝えること何がありますか?」と聞くと、
「それなら、メニューを作り替えたい」と。
メニューが作れるか、正直、不安はありましたが、
「それ、やります!」と即答しました。
お客さんにニーズがあるのなら、
後はどうにかしよう、と腹を括ったんです。
その後、何度もお店と連絡を取り、無事、メニュー表を納品。
この中華料理屋での受注があり、クラスで一番の利益を創出できました。
この時、お客さまの課題を把握し、
本気でお客さまの立場に立ち、
解決策を追求することこそが、収益につながるんだと気づいたんです。
第2クールの気づきを基に、お客さまの課題を突き詰めた結果、
今の自分の事業の種に行き当たりました。
ー自身の強みを見つけ出し、事業化へー
ウィルフ卒業前の最後の期間、自分の事業を考え抜いた結果、
学習支援事業にたどり着きました。
きっかけは、ある中学生の成績向上でした。
その時期、近所の子に頼まれて、勉強を教えていました。
その子は、スポーツ推薦で入学し、成績は最下位クラス。
しかし、テスト2週間前から毎日勉強をサポートすると、なんと点数が一気に学年トップレベルになりました。
たったの3ヶ月で英語の模試も40点上がりました。
それまで苦手だった勉強を、毎日取り組み、
できるようになるのを楽しんでいる姿が、本当に嬉しかったのです。
実は、僕は、勉強が「うまくできない」子の気持ちが、手に取るように分かるんです。
だからこそ、「できる」状態との違いを
ステップにし、一つずつ登らせることができます。
この「できない」を、「できる」に変える感覚をもっと沢山の子たちに味わってもらいたい!
そこで、自律型進学塾 グロシードを立ち上げました。
普通の塾では差別化できないので、
ウィルフ講師の黒石さんや、メンター の方に相談し、競合にはない、自社の強みを明確にしました。
成果が上がる独自の教育カリキュラムを設計し、
『できるようになるまで、帰らせない』
『毎日、勉強する習慣を付ける』という
コンセプトでサービスを確立しました。
まだ少人数ですが、それぞれがテストの点数を30点伸ばすなど、
飛躍的に成果をあげています。
最近は、口コミが広がり、
生徒の友達が体験に来るようになりました。
現在は、自宅を改修し小規模で授業をしています。
ですが、もっと、画期的に、多くの子どもたちに「できる」実感を提供できるよう、
事業拡大を模索しています。
以前の自分だったら、意見をもらうのも
傷つくのが怖くてできませんでしたが(笑)
先日は、ウィルフのメンター でもある、
ベネッセEd Tech Lab責任者の森安さんにも
お時間頂き、ご意見を頂きました。
アドバイスをいろんな方から頂き、
目指すのは反転学習の導入と、テクノロジーをベースとした飛躍的なスケール拡大。
―キャリア選択の、決断ができた―
ウィルフでいろんな事業に取り組まなければ、今の自分は、無かったと思います。
ウィルフ卒業後も事業を立ち上げ続けた結果、月々の売上利益も増え続け、
今では、月の利益が、平均的な大卒の初任給を上回りました。
その実績を基に、就職活動もせず、
起業し続けると決めることができました。
何も考えずに普通の社会人になるより、
自分で選んで、道を切り開く方がいい。
当然、大変なこともあります。
しかし、アルバイトで1000円稼ぐのと、
自分で稼ぐのとでは、重みが全く違う。
失敗しても、また戻れば良いんです。
だから、悩んでいる人は、行動してみたらいいと思います!
僕も、これからですが、塾の生徒の嬉しい姿が増えていくように、頑張ります!