- 起業の基礎知識
- 2015.09.14
企業の設立年数に対しての存続率はどのぐらいなのか?
起業すると10年でほとんどが潰れると言われ
起業の存続率は10年で1割にも満たないという
書き込みがネット上で所々に見られる。
しかし、本当に企業の存続率はそんなにも低いのだろうか。
調べて以下の二点でまとめてみた。
1:企業の存続率はそんなに低くない!?
2:企業の存続率を上げるために
企業の存続率はそんなに低くない!?
ネット上では起業したあとの企業の存続率は1割にも満たないと
されているが実際のところ企業の存続率はどの程度なのか。
明確なデータがあるかどうか調べてまとめてみた。
①ネット上で見られる存続率はソースなし
ネット上では5年で企業した会社の半分以上は倒産していて、10年もすると
当初の1割にも満たない会社数しか残らないとされている。
しかし、そのように主張するサイトやWEBでの書き込みにおいてソース元についてのデータは明らかにされておらず、実際に検索してみても
それを指し示す根拠は全く発見できなかった。
このことから推測するに、一般に言われている倒産率のデータは
根拠のない誇張された倒産率のデータが一人歩きしてしまい
それがいかにも本当かのように多くの場所で主張されている可能性がある。
②企業の本当の存続率は
企業の倒産率について調べてみたところ、帝国データバンクが
以下のようなデータを公表していた。
※ 引用元: http://next.rikunabi.com/01/closeup_1246/
これによると企業の企業して10年後の生存率は約7割であるとわかる。
ネット上で言われるほど倒産する企業の割合は高くないという結果となった。
企業の存続率を上げるために
ネット上で言われているよりも倒産率がはるかに低いとはいえ、
10年以内におよそ3社に1社が倒産している。
実際に起業しているもしくは起業を考える方が
倒産するリスクを下げる方法はないか。
いくつかまとめてみた。
①着実に収益化できる事業を立ち上げる
収益化する見通しが立つまでに相当の時間を有するサービスは
そのポテンシャルがいかなるものであっても資金がなければ
倒産せざるを得ない。 もしも資金がないのであれば着実に
収益化できるWEB上でのマーケティングやSEO、
人材紹介といった事業から始めていくはじめていくのが良い。
②競合に負けない強みを持つ
大企業や既に同じ事業領域で数多くのシェアを占めている
ベンチャー企業があとから真似したり似たようなサービスを立ち上げて
しまうと、起業されて間もないスタートアップでは広告費をはじめとして
あまり多くのコストをかけられないので結果的に競争に敗れてしまう。
そのようなことにならないためにも大企業や有力ベンチャーといった
競合と争わない、つまり大企業には真似できない参入障壁の高い事業や
有力ベンチャーでも取り組むことのできない専門性の高い事業など
自社しか持ち得ない強みを生かした事業展開をしていくことで
競合なしに市場における圧倒的シェアを獲得できる。
以上、企業のそれぞれの設立年数に対する存続率と企業が存続確率を
上げるために取り組むことのできる対策をいくつか紹介してみた。
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