事業成功には、エネルギーがいる。だから、挑戦するなら若い時から(株式会社LIFULL 井上高志社長)
青山学院卒業後、リクルートコスモスを経て、
97年に不動産情報サービスHome’sを運営するネクストを創業。2006年、東証マザーズ上場。
2010年には、東証1部に上場を果たした
株式会社ネクスト代表取締役社長(2017年4月より、株式会社LIFULLに社名変更)
井上高志様から、起業を考える大学生に向け、
以下の応援メッセージを頂きました。
私は今でこそ一部上場企業の社長をやらせていただていますが、
学生時代は誇れるものが何もない学生でした。
小学校から大学を卒業するまで、
「長」がつく役職を経験したことがありません。班長でさえありませんでした(笑)
当然、学生起業もしていません。
そんな私が大きく変わったのは、
突然訪れた、2つの大きな転機がきっかけでした。
1つ目は、就職活動を続ける中で、遣り甲斐のありそうな事業を興していた
社員数35人のベンチャー企業で、不採用になったことでした。
集団面接で私が話すことができた「これまで頑張ったこと」といえば、バイトの話くらい。
一方、一緒に面接に臨んだふたりの学生は、
「なぜこの会社に入りたいのか」「将来どうなりたいのか」「社会をどう変えて行きたいのか」
「そのためにどんな努力を重ねてきたのか」など私との差は歴然でした。とても目的意識が明確でした。
このときの教訓は「何も努力せずに、何も成し遂げてこなかった過去への後悔」でした。
2つ目は、ちょうどこの就活をしていたときに、2年半くらい真剣に付き合っていた彼女から、
「アメリカでニュースキャスターになる夢を実現するために、留学する。
だから、あなたとこれ以上付き合いを続けることはできない」
と別れ話を切り出されてしまったことでした。
私には、彼女を引き留める資格はないと思いました。
難しい道を自ら選択し、本気で夢をかなえようとしている人がいる。
でも、私には、夢なんてないわけです。
将来、何をやりたいのか、何をすべきなのか、
まったく考えたことがなかったのですから。
正直、愕然としました。
彼女が教えてくれた教訓は「未来に点を打っていないことへの反省」でした。
大切な彼女に振られ、甘い気持ちで受けたベンチャー企業に落とされる。
21年間生きてきて、何も自慢できることをしてこなかった自分……。
ここでやっと「人生のスイッチ」がオンになりました。
二つのテーマを自分に課し、本気で挑戦する人生を歩むことを決心しました。
「5年以内に起業する」
「一大事業を成し遂げる」
今の私なら、「じゃあ、すぐ起業すればいい」と言うでしょうが、
当時の私は経験もない、やり方もわからない。
だからまずは、力をつけるために就職しようと考えました。
そして、社会人5年目で、起業。
起業して、事業が軌道にのるまでの数年間は
1日20時間以上働き、365日ほぼ休みなし、
給料もない生活を送りました。
事業を本気で成功させようとすると、
これだけの、かなりのエネルギーが求められます。
だからこそ、挑戦するなら、若いほどいい。
しかし、「何から始めたらいいか分からない。」
という方が、多いと思うのです。
WILLFU STARTUP ACADEMYは、
経営スキル学習に加えて、実際に事業立ち上げまで取り組みます。
起業の実践と学習を通じて、起業に必要なものが一通り身に付き、
社会に求められるレベルをリアルに体感できる。
私は、起業に必要な力をつけるために、5年間の社会人経験を積みましたが、
ここに参加すれば、もっと早く、踏み出すことができる。
学生が起業を学ぶビジネススクールWILLFU STARTUP ACADEMYの卒業生から、
世の中を変革する起業家、社会イノベーターがどんどん生まれていくことを期待しています。
株式会社ネクスト
代表取締役社長 井上高志
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