起業アイデアの考え方「市場の穴を見つける」〜高卒就活市場を考える〜
「渋谷で教える起業先生」(毎日新聞出版)の著者 黒石健太郎です。
以前、起業アイデアの考え方として、5つのステップをまとめてみた。
↓起業アイデアを考える5つのステップ↓
https://willfu.jp/gakuseikigyou/kigyou_idea/
市場の穴を見つける
今回は、このステップ4〜5において、
筋がいい事業仮説を出すための具体策の一つ
「市場の穴を見つける」について考えたい。
誰もが認める顧客の課題や負がありながらも、
様々なハードルにより、
「この課題の解決は難しい」と放置されてきたもの。
そのハードルとなる点を特定して、解決策を考えることで、
市場の穴を見つけることができる。
高卒就活市場を考える
以下の3ステップで見ていきたい。
1:高卒就活市場の前提
2:法規制の具体的内容
3:市場の穴仮説
1:高卒就活市場の前提
まずは、ユーザー視点に立ちやすい領域ということで、
ウィルフの受講生の誰もが経験したことがある
「高校生」を対象にした領域で考えてみたい。
大卒の就職活動については、
リクルート、マイナビなど、多くの企業が参入し、
非常に大きな市場が構築されている。
現在の大学進学率が50%程度であることを踏まえると、
高卒就活市場についても、
大卒就活市場と同程度の顧客課題や市場規模があると考えることができる。
にも関わらず、高卒就活市場は、
ほとんど事業化が進んでいない。
その背景には、法規制がある。
そこで、大手弁護士事務所の弁護士に相談し、
規制の状況を整理してもらった。
2:法規制の具体的内容
・監督官庁は厚生労働省
・ただし、実際は各都道府県の労働局が規制の内容を定めている。
細かいところは都道府県ごとにルールが異なる。
・代表例として、東京都のルールの概要は以下の通り
・家庭訪問は禁止。
・学校訪問は、ハローワークの確認を得た求人票及び青少年雇用情報シート(労働局指定の様式)を持参することを条件に、可能。
・文書募集(新聞・雑誌・ネットなどに求人広告を掲載すること)は、ハローワークの確認を受けたもののみ可。
・応募の受け付けは、学校又はハローワークを通じて行う。
・縁故採用は、ハローワークへ求人申込を行った後に採用する
(ただし、これはルールではなく、労働局からのお願いにとどまる)
・就活生は、原則として1人2社までしか同時に申込できない
・地域によっては職業紹介事業OKのところもあるみたいだが、ハローワークの許可が必要など制約が多い
・結局、広く募集するにはハローワークを介することが大前提となってるルールのよう
3:市場の穴仮説
・縁故採用ルート特化型サービス(ハローワーク、学校又は許可を受けた職業紹介事業者の紹介によらない採用)
・バイトの募集については上記ほど厳しい規制はないようなので、バイト募集を事業化し、バイト⇒正式採用のルートを使う
などなど・・・・・・
上記のように、法規制を正確に理解することで、
市場の穴を具体的に捉え、
解決策を考えていくことができる。
高卒就活市場については、
まず、弁護士にも来ていただき、
上記の規制を正確に理解した上で、
受講生・卒業生のみんなで
仮説だしのブレストを行ってみたい。
ご興味がある方は、お気軽にご連絡ください。
卒業生の2人に1人が起業する
学生が起業を学ぶビジネススクール
WILLFU STARTUP ACADEMY
にご興味をお持ちの方は、下のボタンから、
無料体験授業&説明会へ、どうぞ。
※現在、弊社では絶賛、人材採用中!
→詳しくはこちら(採用ページ)をご覧下さい!
※Willfu Labの更新をチェックする方は、フォロー!
@WILLFU_ACADEMYさんをフォロー