学生起業家の選手権やビジコンから起業家は生まれない!?
学生を対象としたビジネスプランを構築して競わせ
優勝者に賞金を与えるビジネスコンテストは数多く存在する。
果たしてそのようなビジネスコンテストから
起業家はどの程度誕生しているのだろうか?
学生起業家の選手権やビジコン経験者に関するデータ
文部科学省や総務省の調査、KINGやTRIGGERといった主要ビジネスコンテスト参加者数、財団法人日本青少年研究所といったデータによると以下のリンク24,25ページのような現状が明らかになった。
→https://willfu.jp/wp-content/uploads/2013/09/7eb4c0f5a17c4b434918a4fb6371510d.pdf
ビジネスコンテストと学生起業に関する現状として
次のようなものが見られた。
①学生起業家選手権やビジネスコンテスト参加者数は在学中起業者よりも少ない。
起業志望の大学生約138,000人のうち在学中起業をする大学生が約6,900人いる一方で、ビジネスコンテスト参加者数は約1,000人と在学中起業者のおよそ1/7しかいない。(上記リンク24ページ参照)
②ビジネスプランを考えるだけの選手権やビジコンは起業につながりづらい
起業家全体のうち、学生起業経験者が起業する割合が31%と全体のおよそ1/3を占める一方で、ビジコン経験者は全体6%と学生起業経験者の1/5の割合しか占めていない。(上記リンク25ページ参照)
つまり現状において、学生起業家選手権やビジネスコンテストは在学中起業者よりも人数が少ないことに加えて将来的な起業に繋がりにくい。
学生起業家の選手権やビジコンが起業につながらない理由
前項ではデータを通じて学生起業家選手権やビジネスコンテストが将来的な起業につながりにくいことを確認した。
次に本項ではビジネスコンテストが起業につながらない理由を分析に基づいて説明していく。
①選手権やビジネスコンテストは机上の空論の磨き上げである
学生起業家選手権やビジネスコンテストではビジネスプランを論理的に
磨き上げて競い合う。
しかし、ビジネスプランをどれだけ磨き上げたとしても実行してみると
ロジック通りにならずむしろ想定外の事態に陥るケースの方が多い。
さらに起業というのはビジネスプランの磨き上げよりもプランへのコミット
の方が圧倒的に重要度が高く、立案と実行との間には大きなギャップがある。
②過去にビジネスや商売を行った経験がないためプランを実行へ移す自信が生まれない
学生時代に起業や文化祭での出し物などの商売を経験している学生起業家は
利益を出すことによって成功体験を積んでいるので自分たちが考えたビジネスプランで起業に踏み出すことができる。
しかし一方で学生起業家選手権やビジネスコンテストの参加者は過去に事業を立ち上げたり商売をしたことによる成功体験の積み重ねがないため立案したビジネスプランで起業に踏み出すことに不安や実力の不足を感じるなどして
起業の意思がたち消えてしまう。
以上、学生起業家選手権やビジネスコンテストと学生起業家とにおける現状を見てきた。
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