1円起業すべきではない理由
WILLFUインターンの中井です。
今回は、1円起業というテーマでまとめてみました。
起業したい社会人や学生は起業関連のイベントの
増加などもあって増えてきているし、
起業することに関しても大学生や高校生にして
起業するケースが見られるようになってきた。
そんな起業を後押しするかのように言われていることとして
「いまや、起業にお金は必要ない。
会社を作るにしても1円起業でできる」
と言われることもある。
確かに、若い学生や社会人が実際に自分で
事業を立ち上げていけば、社会的にも
本人の成長面でも数多くの意義があると思うが、
1円起業というところでいえば、お勧めできない。
1円起業とはそもそもどういうことなのか?
1円起業がお勧めできない理由は何故なのか?
下記の内容でいくつかまとめてみた。
1:1円起業とは何か
2:1円起業を勧めない理由
1円起業とは何か
そもそも、1円起業とは何なのだろうか?
一昔前の会社法では、株式会社を設立するには
資本金が1000万円以上必要であり、
それよりも小規模経営に適していた
有限会社でも、300万円以上の資本金が
必要であるとされていた。
しかし、2003年の会社法の改正によって
資本金が最低1円から起業できるようになったのである。
資本金をわずか1円で会社を始める、これが
1円起業である。
とは言っても、会社設立費用は別途、必要なので、
実質的には会社設立費25万円と合わせての25万1円から
起業できるようになる。
1円起業を勧めない理由
25万1円さえあれば会社が作れる。
そして、起業することにも
たくさんのメリットがあるにもかかわらず、
なんで1円起業を勧めないのか。
その理由としてあげられることとして
「1円起業の信用のなさ」がある。
確かに、1円で会社は実際に作れる。
しかし、作った後には何が起こるか。
1円で会社を作った後に銀行から融資してもらおうと
すると、銀行から融資してもらえないケースが多い。
1円で起業しているということは
「会社が資本金として使えるお金がないも同然」
ということを意味する。
たとえ、自分の資産が多くとも、会社だけ見れば、そう言える。
となると、1円しかない状態の会社にお金を預けて、
帰ってくる可能性はほとんどないので、
基本的に融資を受けるのがむずかしくなる。
加えて、自社の資本金について聞かれた時に、1円と答える必要がある。
もしそんな会社があったとして、取引したいだろうか?
上記の点から、1円起業を勧めないのである。
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