起業の基礎知識

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「開業したのに食えない!」理由とは

WILLFUインターンの中井です。
今回は、「開業したのに食えない」という意見について、まとめてみました。

近年、弁護士や司法書士、歯科医などといった資格を取得している人が、「事務所などを開業しても食えない」という状況に陥っているという話がネットや新聞上でよく見られるようになってきている。

司法書士、弁護士、歯医者。 いずれもそれなりに名の知られた難関大学に入学して難易度の高い試験を通過して初めて獲得できる資格のはず。
それなのになぜ、上記の職業で「開業しているのに食えない」という声が現れるのだろうか。
以下の内容でまとめてみた。

開業したのに食えないことの理由

せっかく資格まで取って開業したのに全然儲からないなんておかしいと不満に思う方がいるかもしれないが、そもそもなぜ開業しても食えない資格所有者が現れてきたのか。

その理由は「資格所有者が増えてきたことで、競争が激しくなってきて、ビジネススキルが求められてきているから」である。
弁護士の資格にせよ、歯科医の資格にせよ、所有者はかなり増加してきている。
なので、昔と違って行く場所を選べるようになってきている状態なのだ。
だから、資格所有者にも、自分のところにきてもらうためのマーケティングをはじめとしたビジネススキルが求められてきている。

にもかかわらず、資格所有者の一部は「自分が資格を所有しているから」という理由で開業しさえすれば儲かるだろうと踏ん反り返ってしまい、誰も相談に来ないという状態になってしまっている。
なので、開業したのに食えないという状態が起こっているのである。

開業するだけでは食えないことは、もはや当たり前

「資格を持っていたとしても開業するだけでは食えないようになってきた」ことを説明してきたが、こう聞くと、「資格を持っていたとしても厳しい世の中になったな」と思うかもしれない。
しかし、その考えがそもそも間違っているのだ。

資格を持っている人が今まで苦労せずにお金をもらえてきていたのは「いずれの資格を持つ人もそこまで多くなかったので、選択肢自体がほとんどなかったから」にすぎない。
つまり、資格自体がアドバンテージになっていたわけではなく、資格を持つ人が少なかっただけなのである。
しかし、今では資格を持つ人がいくらでもいるので、あなたが開業した場所である必要性がなくなってきたのだ。

この状態は、会社の事業などにおいては当たり前のように怒っていた競争環境で、全然珍しい話でもない。
むしろ、昔の資格所有者が少なかったことが特殊な環境を生み出していたに過ぎないのだ。

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