起業をゲームで行う前に準備すべき、3つの項目とは?
WILLFUインターンの中井です。
今回は、起業してゲーム事業を行うことを考える起業家に向けて、あらかじめ準備しておきたいことをいくつかまとめてみました。
起業家がゲームでヒットを生み出している
近年、スマートフォンゲームが流行を見せています。
市場規模としてはほとんど1兆円近い市場となっており、電車やバスなどの交通手段を見渡してみても、スマートフォンゲームで遊ぶユーザーの数はかなり多いので、その流行については肌感覚的にも頷けるのではないでしょうか。
例えば、孫泰蔵さんが以前社長を務めていたガンホーのパズドラ
そんなスマートフォンゲームを始めとして、ゲームを開発して起業していきたいと考えている方がいらっしゃるかもしれません。
しかし、起業している方が身近にいるケースはなかなかないので、何から始めて良いかいまいちわからない、というのが現実的に多いのではないでしょうか。
そこで、今回はゲームで起業したいと考えている方に向けて、ゲームで起業するなら最低限準備しておきたいと思われるものをまとめてみました。
起業をゲーム行う前に
ゲーム領域(特にスマートフォンゲーム領域)で起業家がヒットを生み出していることについて、言及してきました。
ここでは、ゲーム領域で起業を考えるならば、最低限準備しておきたいものについて、その理由とともにいくつかまとめてみることにします。
1.ゲーム開発のできるエンジニア
当然のことのように思われますが、まず、ゲーム開発のできるエンジニアは絶対に必要です。
ゲーム作成ツールを使ったゲーム作成も考えられますが、それをビジネスに利用したところで、スモールビジネスの展開は可能かもしれませんが、スケールさせていくのは正直厳しいです。
エンジニアについては、自社で雇う方法、もしくは外注する方法の2種類が考えられますが、ここでの意見としては「外注せず、自社でエンジニアを採用しておくこと」を推奨しておきます。
理由としては、外注してしまうと、プロダクト納品後のバグ修正や機能追加といった場面で費用が発生したり、スピード感のある仕事ができなくなってしまう危険性があるためです。
事実、失敗事例として、下記の記事のようなものもあります。
こちらの記事でも、外注について言及している部分は引用して載せますが、ゲーム領域で起業を考える方であれば、引用部分だけとは言わず、全文読むべき記事であることに間違いないでしょう。
→アプリ「きのこれ」元社長の失敗談記事
ー以下、引用部分ー
”いくつか「資金調達の宛て」はあったのですが、一気に全部ダメになってしまって。大きい金額を投資してもらえるはずの話も、いきなり6月末に「やっぱりなしで」となってしまった。
そこで、いきなり追い詰められました。やばい、やばいとなって。とくにプログラミングを外注していたので、その支払いができなくなって。資金繰りで、手詰まりになってしまった。”
”振り返ると「プログラミングは外注せずに、社内でやればよかった」と思います。そうしてたら「バグ問題」と「資金繰り」も、どうにかなったかもしれない。戻れるならそうしたいです。”
2.ゲームに対するニーズを分析できる能力
ゲームサービスはただ「ユーザーが面白いと思うものを数打って制作すれば上手くいく」なんて甘いものではなく、「〜というゲームユーザーの現状を考慮するに、〜といったサービスがあれば上手くいくのではないか」という仮説をもってプロダクト制作して初めて上手くいくのである。
例えば、ガラケー向けのゲームにしても、スマートフォン向けのゲームにしても、大きな成功要因となったのは
「プレイ時間がどうしても長くなってしまい、短時間でプレイしきることが難しい家庭用ゲーム機のゲームでは満たせない、隙間時間にゲームをしたい」というニーズを満たしているからに他ならないのではないだろうか。
3.ゲームサービス運営のための設備とその費用
ゲームを運営するには、エンジニアの存在以外にも、ゲーム運営のためにはサーバーが必要となってくるし、費用面ではサーバー以外にもアプリ維持費をはじめとした様々なコストがかかってくる。
「ネットサービスだから安い費用でできるだろう」なんて考えでサービスを運営していこうと考えているならば、正直言ってコスト見積もりは非常に甘いのではないだろうか。
起業をゲーム領域で考える際に参考にしたいスタートアップ
ゲーム領域で起業する上で準備すべきものをいくつかまとめてきましたが、最後に、起業をゲーム領域で考える際に参考にしておきたいスタートアップを軽く紹介します。
トランスリミット
トランスリミットは、脳トレゲーム「Brain Wars」や「Brain Dots」といった人気ゲームアプリを開発している会社である。
特に、「Brain Dots」はリリース1ヶ月で1000万ダウンロードの快挙を成し遂げている。
両ゲームの特徴としてあげられるのは「言葉を使われる場面が少ないこと」である。
どのゲームも基本的にはイラストやチュートリアルさえ見れば簡単に理解できるようになっている。
ゆえに、英語をはじめとして、様々な言語への対応の手間も少ないし、何より、ユーザーが言語に対して不便することがないのである。
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