起業を合同会社で行うメリットと株式会社との違い。
起業する際の形式として最も有名なのは
株式会社であるが、近年増加傾向にある
会社設立方式に合同会社というものがある。
起業家や起業志望者の意思決定の手助けとなるべく
合同会社のメリットや株式会社との違いをまとめてみた。
1: 起業を合同会社で行うメリットなど
2: 起業を合同会社と株式会社とで行う違い
起業を合同会社で行うメリット
増加傾向にある合同会社での設立だが、
具体的にどんなメリット、代表例があるのか。
主なものをまとめてみた。
①合同会社のメリット
合同会社のメリットは人的会社とも呼ばれるように
「社員が有限責任であり、利益や権限の配分設定が自由である」
ことにある。 よって出資額に関係なく技術提供に対しても
任意で決めた利益を配分することができる。
他にも「社内での意思決定方法が出資比率に関係なく自由に決定できる」
、「設立方法が比較的容易である」などというメリットがある。
②代表的な合同会社の例
では、その合同会社の具体例はどのようなものがあるのか。
代表例としてはiPhoneやMacBookなどでよく知られる
Apple Japan合同会社が挙げられる。
もともと、Appleの日本法人はアップルジャパン株式会社であったが
2011年10月30日にApple Japan合同会社に吸収合併され、
現在の経営状態となった。
この他にも西友やUNIVERSAL MUSICといった会社が挙げられる。
起業を合同会社と株式会社とで行う違い
前項で合同会社のメリットとその代表例について
言及してきたが、次に株式会社との違いについて
わかりやすくまとめてみた。
①認知度
合同会社は海外では認知度が高いものの日本では
最近にできた制度であり、知名度が株式会社と比較して低い。
後述するが合同会社から株式会社への組織変更も可能なため
知名度の点で課題を感じた際は後で変更しても良い。
②設立費用
株式会社が定款印紙代等で約24万円かかる一方で
合同会社は約10万円で設立できる。
これは公証人による認証の手数料が入らないためである。
③利益配分と意思決定の方法
株式会社が意思決定や利益配分において
出資金額の割合が決定基準となるのに対し
合同会社は意思決定や利益の配分が
出資比率によらず自由であるので、
技術的に出資してもらった人に対して
利益配分を多めに設定することや
よりスムーズな意思決定を行うことができる。
以上、合同会社で起業するメリットとその代表例、
株式会社との違いについてまとめてみたが
結論として、どちらの方式を選択するかは
事業計画やメンバー、会社の運営方針から決めるべきである。
もし万が一、合同会社から株式会社もしくは
株式会社から合同会社へ変更したい場合は追加費用こそかかるが
いつでも変更可能であることもここで言及しておく。
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