起業するのに経営学は必要か?
起業家に経営学は必要なのか?
もし必要ならば、どういうときに必要なのか?
必要ないのであれば、なぜ必要ないのかをまとめてみた。
起業するのに経営学は必要なのか?
①経営学とは何か?
そもそも、経営学とは何なのか。経営するのに必要な学問なんでしょ?と思われるかもしれないが、それならば、経営とは何を指す言葉なのか?まずは、そこから理解していく必要がある。
武蔵野大学のある教授の言葉をお借りすると、経営とは「人々を通じて、事を成し遂げる」ことだと仰っている。
つまり、金儲けをするための学問ではないということが分かる。
そして、ここで言っている「経営」は一般的に大企業の「経営」を言っており、大学の授業でも扱う事例は大企業ばかりではないだろうか?
コカ・コーラの経営戦略、ユニクロのマーケティングなどなど、上がってくる事例は大企業のものばかりになる。
つまり、経営学とは、大企業が目的を成し遂げるために組織として戦っていくためのスキルと定義することができる。
②起業するにあたって経営学を学ぶ必要はあるのか?
上記のとおり、経営学とは大企業が使うと非常に有効的なものになることは分かっていただけたと思う。
それでは、起業するにあたって経営学を学ぶ必要があるのか見ていこう。
まずは、ホリエモンこと堀江貴文氏は
「多くの人は起業するときに、資格をとったり、勉強しようとするが、過度な学びは遠回りになるから危険」、また、「ビジネスの世界ではいくら勉強しても失敗の確率は減らない」と言っている。
2つ目にもあるように、いくら座学を積み上げようが、実践では役に立たせることができないことは往々にしてある。
座学よりも、現場に出て実際にやってみることが重要だと堀江氏は言っているのだ。
過去をさかのぼると、大起業家である、松下幸之助は尋常小学校中退、本田宗一郎は尋常高等小学校卒業という経歴であり、決して経営学を学んでから起業という手順を踏んでいない。
以上からも、経営学を学ばなければ起業ができない、成功できないということではないようだ。
結論:起業するのに経営学は必要ない!
①行動、実践から学べ
MBAを取得したり、経営学部を出ないと起業家になれないのかというとそうではない。
では、何が起業家にとって必要かというと、「すぐに行動する力」である。
失敗が怖いから、まずは勉強から入るのは分かるのだが、堀江氏も言っているように、いくら勉強したからと言って失敗がなくなるわけではない。現場に出てみなければわからないことだらけだし、そこで失敗をして得た経験の方が本で読むことなんかよりもよっぽど身に着く。
起業したいのであって、勉強がしたいわけではないのだ。
目的を見誤ってしまうと、起業の知識ばかりが身に着いた評論家にしかなれない。
“座学よりも実践”
起業を考えている人は是非覚えておいていただきたい。