起業して後悔しないための3つのポイント
「渋谷で教える起業先生」(毎日新聞出版)の著者 黒石健太郎です。
起業を考える学生を対象にビジネススクールを運営しています。
「起業して、後悔したことはなんですか?」という質問を、
受講生からちょくちょくいただきます。
そこで、以下、回答を記載していきます。
◼︎起業して後悔する理由とは?
◼︎起業して後悔しないための3つのポイント
起業して後悔する理由とは?
こちらは、誰がどんな起業をするかによって、
大いに後悔の内容が異なるため、
「32歳の大企業サラリーマンが、
起業した時に後悔する理由」を、
整理してみましょう。
大学生の皆さんで、
「まずは就職し、将来的に起業したい」と考えている方は、
ご参考にされてください。
1:自由がなくなる
「時間もお金もコントロールし、自由になりたい」と言って、
起業されていく方がいますが、
起業すると、自由がなくなります。
理由は以下の3点です。
①お客さまとの契約内容に縛られる
お客さまからお金をいただいている以上、
契約内容の通りに納品をし続けないといけません。
お客さまから、自身に期待をいただき、
ビジネス展開をさせていただき始めると、
自分勝手な理由で、適当で辞めることはできなくなります。
社会で生きていく上で、最も失ってはいけないものは、「信頼」。
サラリーマンのように、変わってくれる人もいないため、
好きな時に「転職します」と言えば済む問題ではなくなります。
②投資家や銀行との契約内容に縛られる
さらに、外部からの資金調達も実施した場合、
その際の契約内容にも縛られることになります。
特に、ベンチャーキャピタルからの資金調達の場合は、
経営者が事業に注力をせずに途中で辞めてしまった場合、
かなりの高値で株式の買取請求をされる可能性がある
契約内容になっていることがあります。
③自身の次のキャリアがなくなる
30代中盤になって起業すると、キャリアが断絶されるため、
次のキャリアがなくなります。
転職できる可能性がどんどん低くなっていくため、
「もう起業は嫌だ」と思っても、辞めることができなくなります。
2:信頼がなくなる
①家のローンもできず、借入ができなくなります
マンションや自宅を買おうと思っても、
ローンが下りず、借りれません。
クレジットカードの与信にも悪影響を与えるため、
カードの審査が下りづらくなり、
使えるお金の枠も狭まります。
大企業に勤務していた時とは、
社会からの見られ方がガラッと変わり、
初めての時は、少々衝撃を受けます。
②自分の生活について、安定した給与がなくなる
それまで、黙っていてももらえた給与が、
急に振り込まれなくなります。
右肩下がりになっていく貯金と向き合っていると、
不安感が増してきます。
③名刺を出した時に「ご優秀なんですね」と言われなくなる
大企業で働いていた時には、
名刺を出すだけで得られた尊敬の眼差しがなくなります。
10年も、大企業ですごいと言われ続ける環境になれてしまうと、
それまでとのギャップ感に挫折感を感じます。
起業して後悔しないための3つのポイント
30歳を過ぎて起業して、
こんな挫折感を味わわないために、
以下の3つをオススメします。
1:小さく始めてみる
まずは、借入も投資も受けず、小さく始めてみて、
起業が自分に合うのか合わないのかを確認すること。
やってみて合わないなら、辞めればいい。
ただ、すでに辞められない状況になってしまうと、
つらいつらいと思いつつも、辞められなくなってしまう。
最初は、自由度を残しておきましょう。
2:とにかく、若くして始める
若ければ若いほど、失敗しても次のキャリアがあります。
若い時の挑戦経験は、転職市場でも高く評価されます。
また、若い時であれば、
ローンもなければ、社会的信頼もなく、
給与水準も低いので、
大企業に勤めていようが、起業していようが、
たいした違いはありません。
3:きちんと稼いで、必ず成功する
始めた以上は、成功するしかない。
泣いても笑っても、
結局は、成功した人だけが評価される。
それが起業家マーケット。
であれば、成功するまでやりきって、
必ず成功すること。
後悔しない方法は、もはや、これしかありません。
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