起業して絶対儲かる方法は本当にあるのか
ネット上で売られている情報商材や収益を上げることに成功した
起業家が行うセミナーの宣伝文句として「100%稼がせます」や
「絶対に儲かる方法」を教えますといった言葉が目につく。
だが、ビジネスとは「作って売る」か「仕入れて売る」かすることを
顧客を対象に行うことで利益を得るという構造である。
果たして本当に宣伝文句のようなことがあり得るのだろうか。
起業に関して考えている方やこのような商材、セミナーに
関心がある方の疑問を解消するべくいくつかまとめてみた。
1:起業して絶対儲かる方法はない
2:起業して儲かるという宣伝に騙される理由
起業して絶対儲かる方法はない
「楽して儲かるビジネスを教えます」や「絶対稼げる方法がある」という
宣伝文句と共に販売される一定以上の利益額をあげた起業家がプロモーション
をするインターネット商材や動画教材、セミナー講座などがある。
顧客に対して「モノを仕入れて売る」か「モノを作って売る」かしかない
ビジネスにおいてそのような事業は本当に存在するのか。
いくつかまとめてみた。
①そもそも絶対に儲かる事業なんてない
インターネット商材やセミナー講座などで伝授されるとしている
「絶対に稼げるビジネス」であるが、結論から言ってしまうと存在しない。
まず、そのようなものが仮に存在するならば教える人にとってメリットは
ないし(教材費やセミナー料金でもお金は得られるかもしれないがそれ以上に
「稼げるビジネス」で稼いでるはずなので)、
実際に受講や購入した人のネット上での批判や見られる一方で
実際に成功したとされるサービス利用者が全く生まれていないので
結論としてそのような事業は存在しないと言える。
②絶対儲かるビジネスの正体
では、実際にお金を稼いでいる人がするビジネスの正体はいったいなんなのか。
それは「ネズミ講」と呼ばれるものである。
具体的に説明すると、最初に成功したとされる人が
「自分が作った100%儲かるビジネス」を初期サービス利用者に
伝授してその初期受講者にもその「自分が作った100%儲かるビジネス」を
販売する権利を与える。
次にその権利を元に初期受講者が他の受講者にそれを販売する。
これ以降は最初の繰り返しである、するとどのようなことが起きるか。
最初の受講者が購入していた頃は実際に買う人の少なさから口コミや
評判が出回っておらず買いたいと考える人がいるが、購入者が増える
サイクルを繰り返すと「自分が作った100%儲かるビジネス」には
実は価値がないことに気づき、最後の方に購入した人は販売する権利を得ても
誰にも買われずに終わってしまう。 その結果儲かるのは起業家本人と
最初の購入者のみである。 これこそが絶対儲かるビジネスの正体である。
起業して儲かるという宣伝に騙される理由
前項では「絶対儲かるビジネス」を伝授する商材などの正体を
明らかにしてきたが。 ではなぜこのようなビジネスに騙される人がいるのか。
いくつかまとめてみた。
①起業家の裕福な生活に憧れてしまうから
これまで紹介してきたようなビジネスを行う起業家の特徴として
昼には豪華なオフィスや車を乗り回す華やかな仕事をし、
夜にクラブなどでたくさんの女性と遊んで豪華なシャンパンなどを
飲むというこれらの生活とは程遠い一般的な生活をしている人が憧れる
生活をしているということがあげられる。
このような生活をしている人の教えるノウハウを
知ることができれば自分もそんな生活を送れるのではないかという
欲求からこのような高価だが価値のない商材に飛びつくのである。
②今の仕事よりも楽をしたいから
自分が働く職場の労働環境や収入という現状に不満を抱えている中、
ネット上で宣伝文句として言われる「楽して稼げる」という言葉と
それを教える起業家の生活を見て楽できることを本当にできると信じ込み
商材を買ってしまうのである。
以上、起業して絶対儲かる方法などないことと、
そのようなビジネスに騙される人が絶えない理由をいくつかまとめてみた。
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