起業するとほとんどは潰れるのか?
ネットで起業について検索してみると
「起業した会社の9割は10年で倒産している」
という文章や説明のある記事などが散見される。
しかし、果たして本当に起業した会社の倒産率は10年以内に
9割もなくなってしまうのだろうか。
起業して最終的に潰れる会社のパーセンテージと
潰れる会社の特徴について以下の2テーマでまとめてみた。
1:起業で潰れる会社の割合
2:起業で潰れる会社の特徴
起業で潰れる会社の割合
起業して10 年後の会社の倒産率は果たして本当に
9割にも達するのだろうか。
実際にデータをもとに調べてみた。
10年で倒産率9割はウソ!
下記リンク先の記事によると起業した後の企業の生存率は
5年後で82%、10年後で70%であった。
よって、起業した後10年で9割が倒産するというデータはウソである。
→https://willfu.jp/gakuseikigyou/gakuseikigyou_tousan/
にもかかわらずなぜ起業は10年で9割が倒産すると言われるのか。
その原因として考えられるのは、ネット上において起業で失敗する方の
体験談が多いことや起業の倒産率というデータが表面上に上がりづらい
こともあって結果として10年で9割が倒産するというデータが先走って
しまっているのではないかということが考えられる。
起業で潰れる会社の特徴
前項では起業した会社の10年後の倒産率が9割ということが
ウソであり実際は3割程度であることとウソが広まってしまっている
理由について説明してきた。
では、起業して倒産する会社にはどのような
特徴があるのだろうか。
数点ほどにまとめてみた。
①代金回収ができていなかった
意外な落とし穴なのだが会社がどれだけ利益を上げていたとしても
実際にその売り上げを回収できなければその会社は黒字であるにもかかわらず
実質的に赤字となってしまい結果として黒字倒産してしまうのである。
②取引先の倒産
BtoBの法人向けにサービスを行う会社は
頻繁に取引を行う会社が倒産してしまった場合その影響を受けやすい。
特定の会社やそのサービスに依存しての起業はその会社が倒産してしまうと
一気に収入源を失い経営が悪化する危険性があるので
BtoBの会社は様々な会社と取引をすることが重要である。
③収益化できていない
IT系なのにエンジニア経験のあるメンバーが全くいなかったり
仕事にやる気のないメンバーがいるなどして成果をあげる姿勢になっていない、
マネタイズ方法や顧客やそのニーズを事業計画作成時に明確化できていない、
そもそも仕事する時間が少ないなどの様々な理由から
事業が収益化できなかったケース。
起業前の事業計画とマネタイズ方法策定、起業後の顧客獲得と収益化は
フルコミットして行うことが会社の潰れない条件である。
④ブームで起業して人気がなくなった
ブームになり一時的に人気が出て当時は収益化していたものの、
その後人気が廃れて売れなくなってしまい最終的に倒産してしまうパターン。
起業する前には今人気があるかどうかではなく顧客ニーズや市場調査などを
してから起業することが必須である。
以上、起業して10年で潰れる会社の割合と
その原因をいくつかまとめてみた。
意外と倒産率は高くないので起業を志す方はぜひ
早いうちから挑戦してみることをお勧めしたい。
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