起業において、裏切りが起こった時、起業家はどうすれば良い??
WILLFUインターンの中井です。
今回は、起業とその際に起こりうる裏切りとについてまとめてみました。
起業して事業を立ち上げていく中で、一緒に事業を立ち上げている仲間とうまくいかなくなることがある。
このことは、創業メンバーが2人以上いる、共同創業という状態において特に起こりがちなのだが、仲間と事業について衝突を繰り返すだけならまだいい。
しかし、ひどい場合だと、共同創業者が株を持ち逃げしてしまったり、仲間を引き連れての独立起業や引き抜き交渉を行うなどしてしまう場合がある。
そうなってしまうと、創業者としてはかなり苦しい状況になるのだが、こんな時に起業家はどう対処すれば良いのか。
事例を踏まえてまとめてみた。
起業の際の裏切りに、どう対処すべきか
起業においておこる裏切りに、起業家はどう対処していけば良いのだろうか。
これが正解というわけではないが、いくつか参考までに方法などを挙げていく。
裏切りが起こる前の対処
裏切りが起こる原因として最も多いだろうは、起業家自身と裏切りをする人物との間で、それぞれの期待値や意思にミスマッチが発生してしまっている場合である。
例えば、起業家自身が相手に対して「2番手」的な姿勢を要求しているのに対し相手が「自分は起業家自身と対等」と考えている場合は、当然ながら相手としては不満に思う。
その結果、相手は「だったら別の環境で1人でやってやろう」と考え、メンバーを引き連れていなくなったりしてしまう。
このように、自分と相手とで期待値・求めるものにズレが生じると、どちらかもしくは双方に不満が生じて続かなくなるのである。
裏切りが起こった際の対処
すでに裏切りが起こってしまった際にできることはなかなかに少ないと思うが、対処法としては、とにかく相手と腹を割って話すこと。(当然、裏切りが発生する時点で、相手との関係性は失われたに近いのであまり期待できない)
それでも駄目であれば、起業家としてできるのは、そんな状況からいかに事業を進めていくかを意思決定することである。
起業において裏切りが起こった事例
起業において、実際に裏切りが起こった事例としてはどのようなものがあるのだろうか。
Uber創業者 Travis Kalanick
タクシーのシェアリングエコノミーサービスとして、世界的に急成長を遂げるUber。
Uber創業者のTravisだが、彼は共同創業者の裏切りに2度もあっている。
彼がSONY Venturesから自分の会社への出資を考えていた時のことだった。
共同創業者がSONY Venturesに、秘密に衝撃的なメッセージを送っていたのだった。
その内容はなんと「どうせこの起業はうまくいかないので、俺とエンジニアを雇って欲しい」というものだった。
それだけならまだしも、彼は会社の税金までごまかしていた。
これが、Travisの共同創業者による最初の裏切りである。
そして、彼は、この共同創業者にもう一度裏切られる。
この共同創業者は先の一件でクビとなったのだが、そんな彼の会社が資金難に陥った時、エンジニアが去って行った時のこと。
唯一エンジニアが1人だけ残ってくれていたのだが、このエンジニアがtwitterで「googleに転職します」というメッセージを送ってきたのだという。
しかも、このエンジニアを引き抜いたのが、なんと例の元共同創業者だったのだ。
こうして、共同創業者に2度も裏切られている彼だが(他にもいろいろな苦労エピソードはあるが)、最終的には2300万ドルでのバイアウトに成功している。 今や世界的ユニコーン企業のCEOだ。
どんなに裏切られても、最終的に結果を出すことはできるのである。
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