起業家はインターンするべきか
インターンの募集において「新規事業に取り組むスタッフ」や
「起業志望者限定のインターン」という名目で行われるものが
かなり見られるようになってきた。
起業したいと考えているならばスタートアップでインターンすることが
必要なのだろうか、もしくはインターンする経験が役立つのだろうか。
下記の2つのテーマでいくつかまとめてみた。
1:起業家はインターンをする必要があるのか
2:起業家がインターンで得られないもの
起業家はインターンをする必要があるのか
大学生向けの新規事業立ち上げやエンジニアなどのインターンが
近年かなり増えてきているが、起業家になることを考えているならば
インターンすることは必要なのだろうか。
結論から言ってしまうとインターン経験は必要ない。
その理由をいくつかあげてみた。
①新規事業立ち上げ自体はインターンではできない
新規事業スタッフを募集するというインターンが短期・長期ともに
増えてきているが、起業するのとは違い実際に0から立ち上げることの
できる事業はないし、新規事業立ち上げを売りにしたインターンのほとんどは
学生にビジネスアイデアを考えさせて自己満足させて終わるもしくは
企業のアイデアとして使われるに終わるだけである。
②インターンで学べる技術は他所で学べる
エンジニア技術について学べるインターンというのがあるが
インターン先で自分にじっとついて教えてくれる正社員の方はいないし
インターンで学べるプログラミング技術のほとんどは
外部のプログラミングスクールや独学で学習して
定着させることのできるものである。
起業家がインターンで得られないもの
起業家がインターンする必要ないこととその理由について
いくつかまとめてきたが、今度はインターンで得られないものについて
言及してみた。
①全体の視点と自分で考える力
サイバーエージェントの藤田晋氏は以前我々のスクールで
応援メッセージを頂いた時に次のようなことをおっしゃっていた。
「在学中などに起業して立ち上げると『会社全体の視点』が身につくが
就職して仕事のやり方を教わると一部しか見えなくなってしまう。
その結果『自分で考える力』も身に付かない
商売は安く仕入れて高く売るということが原点という当たり前のことが
就職して会社の一部の仕事しかしないようになると目の前のことにしか
取り組めなくなってしまいがち」
インターンをすることも結局は会社の全体ではなく一部の仕事しかしない
状態なので、実際に自分が全体のことを見なくてはならない起業で身につく
全体を見て自分で考える力が定着しないのである。
詳しくは下記リンク先の記事を参照。
https://willfu.jp/willfulab-1/cyberagent_mr_fujita/
以上、起業家はインターンしなくてはならないのかどうか、
そしてインターンすることが必要でない理由についてまとめてみた。
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