起業家の出身大学は、どこが多いのか?
WILLFUインターンの中井です。
今回は、起業家の出身大学はどこが多いのかまとめてみました。
大学生のうちに起業して事業を立ち上げたいと考えている方であれば、「自分の大学が起業するのに適している環境なのか」、「自分の所属する大学は、ちゃんと起業家を輩出しているのか」と言ったことが気になるかもしれない。
そこで、今回は、起業家の出身大学としてはどの大学が多いのかといったことを、データとして調べてみた。
起業家の出身大学は、どこが多かった?
起業家の出身大学として、多かった大学は一体どこなのだろうか。
起業家の正確な定義(事業を立ち上げている人)という意味での人数を示すデータは見つからなかった。
そこで代わりに、社長の輩出数ランキングを調べてみた結果、以下のようになった。
社長の出身大学人数ランキング
1位 日本大学:24136人
2位 慶應義塾大学:13072人
3位 早稲田大学:12201人
4位 明治大学:9893人
5位 中央大学:9128人
6位 法政大学:7242人
7位 近畿大学:6247人
8位 東海大学:5835人
9位 同志社大学:5807人
10位 関西大学:4316人
(東京商工リサーチ調べ)
といった結果になった。
ランキングとしては、あながち学歴順でもない結果となった。
ランキング上位大学の起業家出身数が多い理由は?
社長ランキング上位の大学は、なぜ上位たり得るのか。
その理由をいくつか推測してみました。
やはり学生在籍数が多い
上位10位の大学はいずれも私立大学である。
私立大学というのは、大学運営(以外にも事業はあるが、主に大学運営)で収益を得るために学生を募集するので、国立大や公立大と比較しても学生数が多い傾向にある。
日本大学は、このことが特に言える状態で、慶應や早稲田をはじめとした大学の学生数の2倍以上を誇る7万以上の学生を抱えている。
なので、社長輩出数も必然的に高くなるのではないだろうか。
親が社長なら、子供も社長になりやすい
親が会社員として働いている子供にとって、自分で起業して会社経営するという選択肢は、あまり現実味がないかもしれない。
一方で親が社長として仕事をしている場合には、「自分で事業を立ち上げて仕事をする」というスタンスはあまり気にならないのではないだろうか。
日本大学は、この5年間の社長数ランキングで常に1位。
このことを踏まえると、もともと親に社長として働いている人が多く、それゆえに、起業することにも違和感がないという仮説も考えられる。
起業家の出身大学を気にするのは、不毛
起業家の出身大学というデータを見てきたわけだが、こうしたデータを気にするのは、正直言って不毛ではないだろうか。
というのも、いくら起業家の輩出数が多い大学でも、卒業生に「起業できずに終わった学生」はいくらでもいるだろうし、逆に、ランキング外の大学から起業している学生だっている。
結局のところ、「どこの大学出身かどうか」ではなく、「起業したい人がそれに向けて行動できているかどうか」ということの方が圧倒的に重要ではないだろうか。
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