社会起業の定義と、目指す際に気をつけるべきこと
WILLFUインターンの中井です。
今回は、社会起業という言葉の定義と、社会起業したい人が気をつけるべきことをいくつかまとめました。
起業して事業を立ち上げる方の中には、「社会起業」と呼ばれる形態での起業を目指している方がいらっしゃるのではないだろうか。
学生ながらに社会問題を考える人が立ち上げていく社会起業、そもそも社会起業とは何だろうか。
そして、社会起業を考えた際に注意すべきこととしてはどのようなものがあるのだろうか。
以下の内容でいくつかまとめてみた。
そもそも社会起業とは?
社会起業といきなり言われてもその意味を知らないという人は少なくないだろう。
なので、ここでは社会起業の意味を説明していく。
起業して事業を立ち上げるとなると、その指標として最も重要になってくるのは「収益を稼ぐことができているかどうか」である。
これは、VCや投資家から資金調達して一時的に赤字になりがちなスタートアップでも、成長して大きくなった会社でも、長期的には重要な指標である。
しかし、社会起業の場合は、「収益を稼いでいるか」という指標よりも「社会に貢献できているか」という指標を重要視した起業になる。
社会起業も、起業しているという点では従来の起業に変わりないが、重要視する指標が「利益額」よりも「社会貢献度」にあるという点が異なっているのである。
社会起業を考える際の注意点
社会起業の定義を説明してきたが、社会起業を目指す学生は確かに増えてきている。
しかし、社会起業を考える際に幾つか注意してもらいたい点がある。
最低限の利益はもらうのが、義務
社会起業を考える学生さんにありがちな意見として「金儲けのビジネスはしたくない」、「あくまでも社会に貢献するためにやりたい」というものがある。
気持ちとしては「社会に貢献するためにやっているのに、お金をもらうのは違う」という気持ちがあるのかもしれない。
その気持ちは決して全てが間違っているとは思わないが、冷静に考えてもらいたい。
あなたが社会起業家として立ち上げる事業は、困っている人に相当の価値をもたらすだろうものである。
そして、それ相応に責任あるものである。
そんな価値ある仕事を、最低限のお金もなく無償でやるのは、言い換えると「自分の仕事には価値がない」、「お金をもらうまでの責任を負わない」と言っているのと変わりない。
事業の対価にお金をもらう、というと「お金を得るという権利」にばかり目がいくが、「お金をもらうだけの責任を負う」という意味もあるのだ。
だからこそ、相手に対して責任を負うためにも、最低限の利益は受け取らなくてはならない。
永続させなければ、意味がない
前述した「利益をもらわない」という行動の持つ危険な点は、「事業の永続性を損なう」というところにもある。
起業して事業を立ち上げる場合、特に社会起業の場合、事業の顧客は「長期的な救いを求める人」の可能性が高い。
そして、利益を受け取らなければ起業家自身が事業継続できないし、会社としての売り上げを出さなければ会社が潰れる。
このどちらかの場合も、起業家のサービスは終了してしまうことを意味し、顧客はあなたの会社という頼れるものを失う。
そうならないためにも、永続させる必要があり、そのために最低限の売上と利益が必要なのだ。
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