学生起業家インタビュー 石川聡彦さん(Goods株式会社代表取締役CEO)
「まずはとにかくやってみる。できない理由は考えない。」
学生起業家インタビュー
Goods株式会社 代表取締役CEO 石川聡彦さん
(東京大学工学部)
活躍する学生起業家へのインタビュー!
今回は、東京大学工学部Goods株式会社 代表取締役CEOの石川さんに起業に至るまでの経緯や、展開中のサービスについて伺ってきました。
—これまで、どのようなサービスを立ち上げられましたか?
最初に立ち上げたのは、「商品のレコメンド」サービスです。
毎日1つ、自分にあった商品をレコメンドするWEBサービスを開発し、2014年11月にローンチしました。
その後事業を切り替えて「ご飯のデリバリー」サービス(ラビデリー)を今年の6月までやっており、この10月からは「予約注文」サービス(RapidPass)に注力しています。
私たちの新サービス「RapidPass」は、現在東大でテストリリース中で、アプリの改善を行っているところですね。
評判も良い感じなので、今後は早稲田や渋谷等のエリアへ拡大していく予定です。
—何故、起業という選択肢を持つようになったのですか?
小さい時に経験した歌舞伎の世界で得た世界観と、中学・高校時代に取り組んでいた小さなビジネス経験がキッカケでした。
年中〜小5の間、劇団に所属しており、スカウトされて歌舞伎の道に進みました。
別に梨園出身ではありませんが、一般家庭から歌舞伎の世界に入るというケースも、意外とあるんですよ。
この時は業界の重鎮に目をかけられて地方にも良く行き、可愛がって頂きました。
今振り返ると、凄く良い経験をしたと思います。一方で、いわゆる”封建的”な社会に身を置く事で、色々な疑問も感じました。
その経験から、「折角この開けた21世紀にいるんだから、世界で戦いたい」という思いを持つようになりました。
また、子供の頃から負けず嫌いな一面が強かったため、サレジオ(学院中学校・高等学校)等を経る中で、友達にヤフオクで買ったメモリースティックを転売したりしていました。
この経験がキッカケとなり、自分でビジネスをやることにも興味が湧いていき“起業”に興味を持つようになったと思います。
—大学に入ってから、学生起業に踏み出せた理由は何ですか?
大きく2つあります。
先程の子供時代の経験等から「いつか起業したい」という思いが強かった事と、実際に小さくビジネスに関わってみた事で
「自分でもやれそうだ」という感覚が生まれた事です。
大学に入った段階では、すぐ起業するかどうかはさておき少なくとも早く「ビジネスをやりたい」という思いは持っていました。
そんな思いからまずはビジコンの運営等に関わる事になり、1年半はその代表としても活動していました。
実際にビジネスを立ち上げる事については元々、「凄く難しい事」だという印象があったのですが、中高時代の転売ビジネス経験や、このビジコンの運営など、1つずつステップを踏んで来た事で、何となく自分でもやれそうだという感覚を持てるようになっていました。
丁度友人に優秀なエンジニアがいたという巡り合わせもあったのですが、そんな感覚を持てていた事から、実際に起業する時には「お客様のニーズを的確に捉えれば自分でもできそうだ。」と、
比較的シンプルに決断した気がします。
—起業後、現在の事業に到るまでの経緯や大変だった点について
お聞かせ頂けますか?
はい、この10月から「お弁当の予約注文」サービス(RapidPass)に注力していますが、現在のサービスに至るまでには、多くの紆余曲折がありました。
最初に立ち上げたレコメンドサービスは、サービスを詰めていく過程で、その後注力したとしても良いものにできるイメージが湧かず、成功可能性が低いと判断して撤退しました。
2番目のデリバリーサービスは、キャッシュが先に出て行くモデルだったのですが、プロモーションが足りずにユーザーが付かず、続きませんでした。
良いサービスを作れば、勝手に伸びるだろうと思っていましたが、実際にはもっと大変で、マーケティングの重要性について痛感しました。
これらを経て、現在のサービスに辿り着く訳ですが、現在のチームは主にインターン5−6名の仲間で構成されていて、チーム作りという点においても、まさに“試行錯誤”しながら進めています。
チームにジョインしてもらう際は、お互いのベクトルや成長し合えるかという観点を重視していますね。当然、中には途中でズレが生じ、辞めてしまうメンバーも出てきますが、それでも、弊社での成長経験を感じて頂いた結果、新たな方をご紹介して頂きつつ、頑張っています。今でもなお、弊社はエンジニアを絶賛募集中です!
—最後に、起業を考える学生に一言お願いいたします。
2回事業内容をピボットしながらもサービスを続けられている自分からは、この2点、まずは「とりあえず、やってみる事」と、「一次データを取りにいく事」です。
特に一次データはプレゼンに盛り込めば、自分だけのユニークな情報となりますし、情報を把握する過程でアイデアが膨らみます。
また、事業アイデア自体は、考えれば考える程「できない理由とやらない理由」を思いつくと思いますが、「とりあえず、やってみた」上でできない事を解決する方法を見つけに行く、というスタンスが重要だと考えています。
<Goods株式会社の運営するサービス>
◆Rapid Pass
「待ち時間をなくす、テイクアウト商品の事前予約サービス」
リンク:https://rapidpass.jp/
石川さんよりご紹介:
「RapidPassは、テイクアウト商品の事前予約サービスです!
このアプリを使えば、全く待たずに出来たてのお弁当を食べられます。
2015年12月に東大・早稲田で正式リリースし、2016年2月より渋谷で展開予定。
アプリの概要とインストールは上記リンクよりどうぞ。
* 本ページをご覧になった方限定特典:
招待コード「will」を入力しインストール・会員登録して頂くと、
初回のお弁当が無料になります。是非ご活用ください。」
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