「想定と現実とのズレを痛感。思考中心から、行動起点へ、変わった」八嶋 可奈子さん(39歳 兵庫県在住)
起業の学校 WILLFU 社会人講座 27期生
SAKURA yomikaki 研究所 代表
八嶋 可奈子さん(39歳 兵庫在住)
<概要>
・高校教員・塾勤務を経て、主婦に。教育業界の課題へ一石を投じるべく、起業を志す
・MBA取得も考えたものの、理論より実践の場を求め、起業の学校 WILLFUへ
・受講中、宿題をやり切ろうと、顧客インタビュー、営業を重ねる中で、事業が収益化
・事業立ち上げの過程で、「物事の見方の甘さ」を痛感し、顧客接点を主軸に置いた「行動起点」へ、思考の起点が変わった
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■教育の現場で感じた課題へ一石を投じるべく、起業を志す
大学卒業後、県立高校へ勤務。
10年で3校回ったものの、全校、共通してマネジメントが機能不全になっている現実を見てきました。
その経験から、自分主体で、経営責任を負って仕事をしたいという思いが、ふつふつと沸き起こっていました。
その後、妊娠出産で職場を離れましたが、子どもが3歳になり手が離れたタイミングで、自分が考えてきた国語教育を、独立して形にしたいと思い、起業という選択肢を考え始めました。
■完全に実践型で、ズルできない環境を求め、起業の学校 WILLFUへ
経営を学ぼうと、MBAを検討したものの、MBA出身で起業している人は意外といないことに気づきました。
しかし、私は、とにかく起業へ一歩踏み出したい思いが強かったのです。
即席でもいいから、会社を作りたいとすら思っていました。
そこまでしないと、いつまでも起業しないという自分の行動特性を分かっていたからです。
そこで、MBA以外の選択肢がないか探していたときに見つけたのが、起業の学校 WILLFUだったのです。
起業の学校 WILLFUは完全に実践型で、実践を進めないと脱落するのではという雰囲気すら感じ、その実践への本気さがいいなと魅力を感じたのです。
■顧客接点を通じ、自分の可能性に気付いた
受講開始してからは、ヒヤヒヤしながらの日々でした。
毎週の授業で、宿題があり、やるべきことの納期があるんです。
「いつまでにここまで事業を進めていかねばならない」というラインが絶妙で、ちょっとヒヤヒヤしながらも、頑張れば何とかクリアできるライン。
これくらいのペースでできないと起業なんてできないと納得しながら進めていました。
その宿題の一つで、「ターゲットとなるお客さまに話を聞きに行く」ことがあったのです。
元々は、「営業=押し売り」だと思っていたのですが、いざお客さまに話を聞いてみると、お客さまの課題がものすごく深く分かったのです。
結果、購入までいただけました。
ここで起業の面白さに改めて気付いたのです。
お客さまと会話しただけで、発想が広がるし、自分にもできることがあるかもしれないと感じたのです。
■メンターからのフィードバックで、やりたい事業に立ち返る
途中、色んな方から色んな声を頂く中で、事業アイデアがブレる時もありました。
しかし、8回目の授業、事業計画発表会で、メンターからそのブレを指摘され、原点回帰できました。
私自身がやりたかったことにも立ち返り、お客さまのニーズにも立ち返った結果、国語力の基礎をつける講座を提供することに行きつき、SNSで発信を始めたのです。
すると、すぐにお申し込みを頂くことができたのです。
次から次への色んなアイデアへ挑戦していくと、たまにヒットが生まれる。
その繰り返しで、気づくと事業が立ち上がっていました。
■受講を通じて、顧客接点を主軸に置いた「行動起点」へ、思考の起点が変わった
受講を通じて大きく変わったのは、「行動起点」になったことです。
元々は、思いばかりが先走り、行動力があるタイプではありませんでした。
しかし、お客さまとの初めての接点で、発想が一気に広がった経験により、顧客接点の大事さを痛感できたのです。
また、自分が事前に思い描いていることと、行動して気づくことの違いも痛感しました。
「こんなもの必要とされていないだろうな」と思っていても、マーケットにぶつけてみると、強い課題を抱えている方に出会うこともあったのです。
いかに自分が先入観で物事を見ているのかを感じ、知っている情報でしか判断していなかったかに気づきました。
■自己表現ができる子どもたちを増やしたい
私は、日本の国語教育に、自己表現力のトレーニングが足りていないと感じています。
しかし、過去の延長線上の社会が崩れ去っていく中で、自ら新しい価値を生み出し、自己表現する力がますます求められるようになっていると感じています。
自己表現に必須なのは、「言葉」の力。
その言葉の力を鍛えられる場を、一人でも多くの子どもたちに届けていきたいと思っています。
ご興味がありましたら、ぜひHPよりお問い合わせください。