2016/12/2にウィルフで開催した、「資金調達に成功した学生起業家による特別イベント」の書き起こしです。全6回に分けて配信する最終回は、学生起業家から見た、投資家の選び方についてです！
登壇者：
洞 汐音氏
10期生 (株)Baycare社長・East Venturesから調達
『介護現場の疲弊を、ITを通じたイノベーションで解決する』
中井 健弘氏
13期生 (株)espo社長・サムライインキュベートから調達
『対戦型ゲームの攻略法学習。
学習の難しさを、成長市場の『動画』サービスで解決する』
石川 稜真氏
30期生 (株)shinonome取締役 （株式会社espo共同創業者）
モデレーター：
株式会社ウィルフ 代表取締役 黒石 健太郎氏
黒石 健太郎氏（以下、黒石）
それでは、次のご質問に移りたいと思います。
来場者4
複数の投資家からオファーを受けた方に伺いたいです。
資金調達をする際に、
だれから投資を受けるかという、
投資家を選ぶ際のポイントはありますか？
洞 汐音氏（以下、洞）
投資家は、一度入ってもらうと、切ることも難しい、
ずっと一緒にやっていく人なので、
どれくらい自分と体質があっているかが大事だと思う。
自分自身の事業の進め方として、
「スピーディーに動きたい」ということであれば、
色々言われない投資家から出資を受けるとか。
投資家に相談しながら進めたいのであれば、
そういう投資家から出資を受けるとか。
相談できる投資家の場合も、
投資家によって専門としている領域が違ったりするので、
事前によく調べるといいと思う。
石川 稜真氏（以下、石川）
（今回、出資してもらった）東京理科大学インベストメントマネジメント
から出資してもらう前に、
エウレカの赤坂さんからも出資してくれるという話があった。
なぜ、理科大からの出資を選んだかというと、
理科大の担当者と比べ、
赤坂さんはメールの返事が遅かった。
相談事項に対して、3日くらい返事がなかったりすることもあった。
起業家だからこそ、忙しいという状況はわかるが、
動きたいときにスピーディーに話ができないのは
まずいと思っていて、
すぐに連絡が取れる理科大を選んだ。
中井 健弘氏（以下、中井）
僕も、いろんな投資家さんとお会いして感じたのは、
直感的に多くのVC（ベンチャーキャピタル）さんとは
気を使わないと話せないということだった。
なんでも相談できる方がありがたいと思ったので、
いろんな投資家さんの中で、
全部を隠さずに話せたのが今の投資家さんだった。
そのため、選んだ。
黒石 健太郎氏（以下、黒石）
（投資家さんとは）一緒に事業を作っていくことになるから、
単純に一緒に働きたいと思えるような人が大事だということですね。
洞さんのEast Venturesさんは、どんな感じなんですか？
洞
完全に自由にやらせてもらえている。
こちらから相談すると乗ってくれるが、
特に向こうから何か言ってくることはない。
黒石
ウィルフの株主でもあるんですが、
こちらから相談をすると、相談にのってくれるが、
向こうから何かを言ってくることは何もない。
本当に任せてくれるいい投資家だと思う。
では、そろそろお時間になりましたので、本日の会はここまでにしたいと思います。
登壇者の皆さんどうもありがとうございました。
本連載は今回で終了となります。最後までお読みになって頂きありがとうございました！！
（1/6）「資金調達済み学生起業家が語る！起業アイデアの出し方と磨き方！」
（2/6）「学生が『資金調達』に成功できた、５つのポイントとは？」
（3/6）「成功している学生起業家が、起業前にウィルフに入った理由とは？」
（4/6）「起業アイデアに至るまでの、具体策とは？」
（5/6）「資金調達まで至る、本気の起業仲間の見つけ方とは？」
（6/6）「学生起業家から見た、投資家の選び方とは？」
次の配信をお楽しみに。
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