「渋谷で教える起業先生」（毎日新聞出版）の著者 黒石健太郎です。
学生が起業を学ぶビジネススクールを運営しています。
世の中には、
「起業家は、学校からは生まれない」と、言う人がいます。
たしかに、
大学生で起業している学生は、たったの0.03％。
MBAを卒業した人でも、
起業する人は、1％いるかどうかと聞いています。
では、なぜ、学校から起業家が生まれないのか、
逆に、なぜ、我々のビジネススクールからは、
起業家が生まれるのかをまとめてみました。
１：起業家が、学校の先生にはいない実態
２：起業家を先生に招いても、経験談は、真似できない
３：理論と経験談を埋めるのは、自身の体験
４：起業している仲間が、全て学校の先生になる
起業家が、学校の先生にはいない実態
「経営学の授業を、大学で受けていても、
起業につながると思えない」
これは、私たちのビジネススクールにいらっしゃる方が、
しばしばおっしゃる言葉です。
そもそも、経営学とは、
過去に生まれてきた成功企業と失敗企業を分析し、
成功するために必要な行動要素を特定し、体系化したもの。
とすると、本来、経営学で学んでいることは、
実事業にはおおいに使えるはずなのです。
実際に、下記書籍をご覧頂くとわかる通り、
経営学は、経営実務におおいに役に立ちます。
にも関わらず、なぜ、
経営学の授業が、起業につながらないのか。
それは、単純に、
経営学を、起業活動に接続して学ぶことができていないから。
経営学を、どう起業・経営実務に使うのか、
実際に使ったことがある人であれば、
両者を接続して語ることができるでしょうが、
学校の先生に、起業経験がある人がいない。
そのため、両者を接続して語ることができないのです。
起業家を先生に招いても、経験談は、真似できない
では、逆に、起業家が大学に教えにきたら、
それで担保できるかというと、
それそれで、難しいのです。
なぜか。
一般的に、活躍している有名起業家は、
天才肌の起業家が多く、
天才肌の起業家の話を聞いても、
真似ができないのです。
大事なのは、経営学を使いこなし、
型通りの起業・経営に取り組み、
ある程度成功している人の話。
その話は、体系化されているからこそ、
真似ができる。
しかし、そういう人は、
知名度が高くないため、大学が招かないのです。
大学が招くのは、学生が集まる
知名度が高い起業家。
両者に大きな溝があるのです。
だからこそ、
WILLFU STARTUP ACADEMYは、
経営学を使い、型に沿って事業を運営して、
一定の成果を上げている方が、
ファシリテーターを務めているのです。
理論と経験談を埋めるのは、自身の体験
では、経営学と起業家の経験談が接続されて、
学べるようになれば、
それだけで学びが担保できるかというと、
そんな簡単な話でもありません。
それは、学ぶ側にも、
学びを理解できる素地がないと、
学びを腹落ちさせることができないからです。
つまり、学ぶ側の学生自身が、
自ら事業を立ち上げていない限り、
経営学を身につけることが難しいのです。
では、大学で、
元々、事業を立ち上げている学生がどれだけ
いるかというと、たったの0.03％しかいない。
そのため、学ぶ素地がある学生が、
いないのです。
だからこそ、
WILLFU STARTUP ACADEMYでは、
受講を開始した段階から、
全員が、事業立ち上げを始めます。
「事業立ち上げ」というと、
一見難しそうですが、
過去にも何千万という人々が、
世界全体では、起業してきているのです。
そのため、起業に必要な行動は、
型化されています。
型があるからこそ、踏み出すことができる。
踏み出すことができるからこそ、
学ぶ素地ができる。
学ぶ素地ができるからこそ、
経営スキルが身についていくのです。
起業している仲間が、全て学校の先生になる
ただ、経営学として型化されているものは、
過去を分析したもの。
一方で、実際の起業で必要になるのは、
最新のトレンドです。
それを一番知っているのは、
現在進行形で起業している起業家です。
WILLFU STARTUP ACADEMYでは、
同じクラスの仲間が、
全員、現在進行形で、事業に取り組んでいるため、
起業に取り組む仲間が、
全て情報共有できる先生になります。
しかし、大学では、
現在進行形で起業している学生なんて、
ほとんどいない。
その違いが大きいのです。
これが、普通の大学やビジネススクールから、
起業家が生まれない理由と、
逆に、我々のビジネススクールから、
起業家が生まれる理由です。
この記事を読んで学生起業へ興味を持ち、
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