起業する理由が、重要でないことの2つの理由
WILLFUインターンの中井です。
今回は、起業する理由について、重要なのかどうかまとめてみました。
学生や社会人担って間もない頃に、「起業したい」と言っていると、「起業なんてしない方が良い」と言われることがあるのではないだろうか。
起業することに対しての反対の理由は様々であるが、その中のひとつとして「起業して何かを実現したいというビジョンがない」と言ったような、起業家本人の持つ夢や志を指摘するものがある。
確かに、起業家として活躍する人の中には「こうしたことを実現したい」といったことを考えている人々が見かけられる。
だが、そのような志やビジョンがない人は起業すべきではないのだろうか。
起業する理由を過度に意識する必要はない
起業しようとした時の理由に、志やビジョンがあまりないことを理由に起業を諦めなくてはならないかというと、そんなことはない。
起業する上で何よりも重要なのは、顧客というマーケットが自分のサービスを受け入れてくれるかどうか、それに尽きるのである。
起業する理由が、重要でないことの2つの理由。
前章では、起業する上で、その理由を過度に意識する必要がないことを説明してきたが、具体的な理由としては一体どのようなものが挙げられるだろうか。
行動なしに、志やビジョンは生まれない
起業しようとして最初から志やビジョンを持っている人のほとんどは、自分の好きなことにおいてなんらかの課題を感じていた場合が多い。 そうした志やビジョンがあるのを否定するつもりはないし、むしろそのようなことを考えていることは素晴らしい。
しかし、そのビジョンや志が共感が得られるものかと言われると、話は別なのである。
というのも、自分自身の感じる課題感が、他の人にとっては微々たるものであるかもしれないし、そこから思いつく課題解決方法も相手にとっては押し付けかもしれない。
それよりむしろ、「自分の目の前にいる顧客の思いに耳を傾ける」ことの方が重要なのである。
そして、起業していく中でそうした課題感に耳を傾け、志が生まれていくといった流れの方が自然ではないだろうか。
会社の事業内容を変えられなくなる
起業する時に志やビジョンを設けることには、実はある一つの危険性がある。
それは「ビジョンに反する、もしくは関係ない事業を立ち上げた瞬間に、矛盾が生じる」ということだ。
例えば、「恋愛経験の乏しい人を応援する社会を実現する」といったビジョンを社内で掲げているとする。
しかし、そんなビジョンに基づいたサービスでは会社が黒字化できず、むしろ「恋愛経験豊富な男女向けのサービス」を立ち上げた方が儲かることが自明である時、サービスを転換できるかと言われれば、厳しいのではないだろうか。
なぜなら、掲げているビジョンと正反対の方向であるからだ。
そんなサービスを立ち上げてしまえば、ビジョンは崩れ去るのである。
それ以外にも、もし、「民泊のサービス」の方が儲かると分かった場合にも、ビジョンを放棄して別業界に走っているので、はたから見れば、ビジョンが矛盾しているのである。
とはいえ、会社が赤字の場合、より儲かる事業を選ぶのが普通である。
そんな手段が取れなくなってしまうので、ビジョンや志は過度に重視すべきではないのである。
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