起業するにはなぜ学生時代から始めるべきなのか?
前回の記事(「起業するには、学生時代から始めるのがいいの?」)では、
マザーズ上場企業の創業者の38%が30歳までに起業していたこと、
その中でも時価総額Top30社の創業者は、3人に1人が学生起業家出身だったこと、
を見てきた。
今回は、では、なぜ、起業するには、
学生時代から始めるのが良いのか、
その理由を探ってみたいと思う。
起業して成功するには、学生から始めても25.8年かかる
その理由は、ひとえに、
どんな起業家も、成功するまでには時間がかかるからのようだ。
今回は、
東証1部、2部、マザーズ、JASDAQに上場している企業について、
創業〜上場までの平均期間(2013年度版)を調査してみた。
結論としては、
【平均期間 : 25.8年】
もかかるということがわかった。
つまり、上場規模まで成長するには、想像以上に、時間がかかるのだ。
20歳で起業しても、上場時年齢45歳。
35歳で起業したら、上場時年齢60歳。
45歳で起業したら、上場時年齢70歳。
時間がかかるが故に、
社会的インパクトを生み出す事業を創り上げるには、
「経験を積んで、35歳で起業する」というペースでは、
遅いのかもしれません。
起業するには、学生時代の起業経験がないと踏み出せない
さらに、以下のようなことも分かった。
最終的に起業している方々の過去のプロフィールを調べると、
3人に1人は、在学中に起業経験があった。
しかし、ビジネスプランコンテストなどに出場しているだけの方は、
ほとんど起業していなかったのだ。
マサチューセッツ工科大学のエドガーシャイン教授の
キャリア理論によると、
人は、CAN/WILL/SHOULDを感じる領域に、
自分自身の適性を感じ、キャリアを積むようになっていくという。
実際に、起業した経験があれば、
できるという実感(CAN)を持つことができ、
本当にやりたい(WILL)かどうか判断ができ、
自分自身への期待(SHOULD)も感じることができる。
しかし、起業したこともない状態で、
会社員になると、
現状と「起業している状態」とのギャップが大きすぎて、
CAN/WILL/SHOULDのいずれも感じられなくなるからであろう。
事業規模は問わず、まずは、学生時代の小さな一歩から、
始めてみてはいかがだろうか。
学生時代に起業するには、どんな領域がいいのか?
では、次の記事では、
どんな領域で起業するのが良いのか、
見ていきたいと思う。
若くして挑戦すべき事業領域については、
以下の記事をご覧頂きたい。
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