「渋谷で教える起業先生」(毎日新聞出版)の著者 黒石健太郎です。
弊社は、起業支援という事業の特性上、
起業に関わる各領域のトップクラスの方々の力を借りるべく、
ベンチャーキャピタル、エンジェル投資家、オーナー経営者、CVCなど、
色んな方に株主として参画頂いてきました。
それから、5年が経過。
振り返ると、
少なくとも、シード期の会社は、
CVCからは、調達をすべきではないのではと、
思い至りました。
理由は3点。
1:担当者がコロコロ変わる
大企業は必ず人事異動があります。
そのため、エンジェル投資家やオーナー経営者からの直接投資では起こり得ない、「担当者の変更」が多々発生します。
すると、投資時の担当者は、「すごく優秀だ」「ぜひ、株主として参画頂き、アドバイス頂きたい」と思ったとしても、その人はすぐに変更になってしまう。
結果として、投資背景も理解していない人と仕事をせざるを得ない環境になりうるのです。
2:投資方針がコロコロ変わる
ある時は、オープンイノベーションと称して投資を開始しても、経営陣の交代とともに、コロッと方針が変わる可能性がある。
結果、投資を引き上げたいと言い始めることもある。
顕著な例が、クッカパッドの経営体制変更。
3:上場企業であれば、契約書を盾に、細かいことを主張する
個人的な思考と意思決定で動けるエンジェル投資家やオーナー経営者と異なり、上場企業であれば株主から色んな制約を受ける。
結果、投資先への要望も、契約書の細かいポイントに従って要望をするようになってくる。
少人数の体制で運営しているベンチャーにとっては、時間がもっとも貴重な経営資源。
にも関わらず、上記のような方針変更や特性に対して、ベンチャー側が対応しなければならないのは苦痛でしかありません。
そのため、少なくともシード期については、できるだけ自己資本、もしくは日本政策金融公庫、それがダメでもエンジェル投資家・オーナー経営者・シードアクセラレーター・親会社に左右されないCVCからの調達に限るのが良いのではと感じました。
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