プロダクトは、マスマーケットの所得・予算に最適化される
「渋谷で教える起業先生」(毎日新聞出版)の著者 黒石健太郎です。
先日は、自宅がある新宿から、横浜まで、
自転車で移動してみました。
途中、田園調布、二子玉川、武蔵小杉を、
自転車で走っていると、
時代の変遷を実感。
シェアリングエコノミーとよく言われるが、
この時代の変遷を考えると、
当たり前の流れなんだなと腹落ちできました。
「どんな商品も、需要が増え、価格が上がったものは、
様々な形で分割され、
一般消費者が買える価格に戻っていく」
街も、土地が開発される時期に応じて、
一つひとつの敷地面積が狭くなり、
分割されていました。
田園調布の一戸あたり面積は広いが、
二子玉川になると少し狭くなる。
さらに武蔵小杉になると、
土地を縦に伸ばした上で大量に分割販売する。
平均的な個人が払える予算感が変わらないにも関わらず、
住みたい人が増えると地価がどんどんあがり、
分割せざるを得なくなる。
分割が行き過ぎ、
所有に意味がない狭さになると、
所有権を分割し始める。
それが、シェアハウスなり、
Airbnbによる空間シェアになるのだなと。
プロダクトは、マスマーケットの所得・予算とニーズに応じて、
再開発され続けるのだなと。