結果を出す人の3つの共通点 〜利益額Top5%の受講生の共通項を探ってみた〜
「渋谷で教える起業先生」(毎日新聞出版)の著者 黒石健太郎です。
起業を考える学生を対象にビジネススクールを運営しています。
先日、ある受講生から、
「結果を出している人の共通点って何ですか?」
という質問を受けた。
そこで、700人を超える受講生の中で、
受講期間中に立ち上げた事業の利益額が
Top5%の人を抽出し、
共通点を整理してみた。
※他メンバーのリーダーシップによって、
結果が出ていただけのメンバーは除外して分析
結果を出す人の3つの共通点
見えてきた共通点は、以下の3点だった。
1:考えるべき論点を愚直に丁寧に考え抜いている
思いつきだけで考え、動くのではなく、
ビジネススクールで学んだフレームワークなどを丁寧に活用し、
最低限考えることが必要な論点について、
愚直に考え抜いている。
思考能力が高い天才的な起業家が、
「直感を大事に」などと言っていることを真に受けて、
何も考えずにやろうとする人がたまにいる。
しかし、ほとんどうまくいかない。
天才的な起業家が言う「直感」という言葉の中に、
深い思考・洞察が含まれていることに気づくことが大事で、
それを形式知化したフレームワークで、
できる限り真似していくことが、
成功確度を高める第一歩なのであろう。
2:泥臭いこともコミットしてやりきっている
実際に事業を立ち上げていくには、
泥臭いことばかり。
断られ続けることもあれば、
やったことがないことも、
恥ずかしいことも、大変なこともある。
しかし、それを愚直にやりきった人が結果を出している。
途中、「やりたいことじゃなかった」
「好きなことなら頑張れる」
「就活が忙しい」「勉強が忙しい」
など、あらゆる言い訳を考えながら、
結果を出した人はいない。
結果を出している人は、
就活も、勉強も、事業も、
同時並行で泥臭く本気でやりきっている。
途中、いくらつらくても、
一度、やりきってみて、事業が成功し、
お客さまに喜んでいただけると、
多くの人が、「楽しい」「面白い」と感じる。
結果、徐々に楽しみながら、
やりきれるようになっていく。
3:成功事例を研究し、パクリ、横展開できる
過去の成功事例を分析し、ヒアリングし、
堂々と成功事例をパクれる人、
もしくは成功事例を横展開できる人が、
結果を出していた。
新規性・独自性などのうわっつらのカッコよさにとらわれ、
過去の事例を分析することもなく、
思いつきのアイデアで取り組んでいて、
結果が出た人はいない。
新しい事業仮説を考えるにしても、
過去の成功事例の成功要因を分析・ヒアリングし、
その要因を押さえて取り組んだ人こそが、
結果を出している。
結果を出すための「3つの行動」がとれる人とは?
では、上記の3つの行動をとれる人というのは、
どんな人なのか?
地頭がいい人か?偏差値が高い人か?
授業中に声が大きく、発言量が多い人か?
そんな共通項はなかった。
逆に、どちらかというと、
授業中もおしゃべりなわけではない。
しかし、周囲の考えと自分の考えが違った時には、
明確に自分の考えを発信している傾向がある。
想定されるのは、「自己肯定感の高さ」
という共通項であろう。
「自分に自信がある」人だということだ。
声が大きく、発言量がいやに多い人は、
自分に自信がないが故に、
それを覆い隠そうとしているのであろう。
自分に自信がある人は、
周囲に流されることなく、
自分の意見を明確に述べることができる。
表面的なかっこよさに流されず、
周囲の目を気にすることなく、
愚直に泥臭い勉強や努力、愚直な行動も、
やりきることができる。
また、プライドに邪魔されて偉ぶることもなく、謙虚に、
成功事例や先輩から学ぶことができる。
結果を出せる人になるための一歩とは?
では、どんな人が、自分に自信を持ち、
3つの行動をできるようになっているのか。
共通項としてあったのは、
家庭環境の良さ、受験での成功体験、
部活での成功体験など、何らかの成功体験を持っていることであった。
我々のビジネススクールでは、
卒業生のうち7割は、
受講期間中の事業で、黒字化を実現している。
Top5%にならずとも、
まずは、事業を立ち上げて黒字化する、
そんな成功体験から、始めてみるのは、
大きな一歩となるのではないか。
先日、受講生・卒業生と話しをしていて、
感じたことをまとめてみた。
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