成功事例を、自身の事業につなげるポイント
「渋谷で教える起業先生」(毎日新聞出版)の著者 黒石健太郎です。
我々のビジネススクールは、
初めての起業において、
「成功体験を積む」ことに注力している。
そのため、現役の受講生に、
過去受講生の事業成功事例を共有している。
すると、しばしば発生するのは、
過去受講生とまったく同じ事業を立ち上げること。
そこで、
1:成功事例をパクる意味
2:成功事例のパクリから脱却し、次のステップに移る方法
の2点について、整理したい。
成功事例をパクる意味
前職のリクルート時代、「TTP」という言葉が多用されていた。
「TTP」=「徹底的に、パクる」の略語である。
自分たちは新しい価値のみを生み出すんだと、
プライド高くせず、お客様が認めている競合のいい点は、
とにかく徹底的にパクるべきだ。
ということである。
この視点も含めると、
過去の成功事例事業をとにかくパクリ、
立ち上げてみることは、
成長の第一ステップとしては完全に正しいと思う。
まったく同じ事業を立ち上げようとしても、
うまくいく組織もあれば、
うまくいかない組織もある。
事業立ち上げは、各論の差で決まる部分も大きいため、
その各論の大事さを学び、体感できる部分では、
特に、大歓迎である。
ただ、そこで終わってしまっては、成長が止まってしまう。
ぜひ、我々の受講生には、受講中の間に、次のステップまで、
進んで欲しい。
成功事例のパクリから脱却し、次のステップに移る方法
では、どうすれば、次のステップに進めるのだろうか。
その次のステップに行くためには、
その事業がなぜ勝てているのかの構造を整理し、
その構造を基に発想を広げることが大事なのではないか。
構造というのは、
「誰の、どんな課題を、どう解決できているのか」
「なぜ、それが、既存の人・会社で解決されていなかったのか」
「何が新しい価値なのか」
ということ。
この構造が整理できたら、その構造を基に発想を広げていく。
この構造を、もう一段拡張性ある仕組みに変えるには、
何を変えたらいいのか。
何が、拡張性のボトルネックとなっているのか。
この構造を、もう一段、大きな市場に立脚して展開するには、
どの市場へ横展開するといいのか。
など。
このステップ自体は考えている受講生も一定比率存在しているが、
おそらく、難所となっているのは、
「うまくっている構造整理」の部分であろう。
ここの言語化がうまくなればなるほど、
思考を明確化できるように思う。
ぜひ、成功事例の事業構造整理に、
頭をひねって考え続けて欲しい。
明日のブログは、
ではどうすれば、事業構造整理がうまくなるのか
「成功事例の構造化がうまくなる、具体的アクション」
について考察したい。
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