在学中の商売経験が、学生離れした成長を生む
(サイバーエージェント藤田晋社長)
24歳で起業し、26歳で上場を果たした
株式会社サイバーエージェント 代表取締役社長
藤田晋様から、起業を考える大学生に向け、
以下の応援メッセージを頂きました。
私は、学生が起業を学ぶビジネススクールを
運営する株式会社ウィルフの黒石君の話を聞いて、
すぐに出資を決めました。
その理由は、
在学中の商売経験が、学生離れした成長を生む
と考えているからです。
サイバーエージェントでは、2014年、新卒入社3年目という最年少で、
執行役員に就任した者がいます。
彼は、大学1年生のときから自分で事業を立ち上げていて、
4年生の内定者時代から、学生離れしていました。
それは、彼が、元々優秀だったというのは当然ありますが、
大学1年生からの事業立ち上げ経験も活きていると思っています。
普通に大学生活を過ごして、企業に就職した場合、
まずは、会社から、仕事のやり方を「教わり」つつ仕事を進め、
会社全体のグランドデザインの「ほんの一部分だけ」に取り組むことになります。
その結果、「会社全体の視点」が見えなくなり、
「自分で考える力」が身に付かなくなるのです。
商売の原点は、安く仕入れて、高く売ること。
単純に、自分で買ったものを、ヤフオクなどで販売して利益が上がれば、それが商売になる。
こんな一見当たり前なことが、
会社全体の一部分の仕事しか取り組まないと、見えなくなる。
そして、考えることができなくなる。
目の前の、言われたことだけに取り組むことになりがちなのです。
この、商売の原点を、感覚として理解し、全社視点で考える力を鍛えるには、
在学中に、商売を経験しておくのがよいと思います。
実際に、色々とやってみると、だいたいは儲からない。
考え抜いてやってみても、なかなか儲からない。
その難しさを体感として理解した方がいい。
その失敗経験こそが、考える力を磨き上げ、学生離れした成長を生み出す。
経営スキルを学びながら、事業の立ち上げ経験が積めるビジネススクール
WILLFU STARTUP ACADEMYを、私は、応援しています。
株式会社サイバーエージェント
代表取締役社長 藤田晋