「チャンネル登録100万人超!高卒ホストからYouTubeプロデューサーへ」40期生 林 徳真(株式会社Plott)卒業生起業家インタビュー
「チャンネル登録100万人超!高卒ホストからYouTubeプロデューサーへ」
放送大学 教養学部1年(受講時)
株式会社Plott 執行役員/プロデューサー
林 徳真(はやしとくま)
WILLFU STARTUP ACADEMY 40期生
かわいい見た目でちょっとブラックなネタを展開する独特のキャラクター「テイコウペンギン」。YouTubeでチャンネル登録者100万人、月間2000万再生を超える人気コンテンツを生み出したのは、裸一貫で大阪から上京して来た学生起業家だった。
■「お金がほしい」「働きたくない」が最初の起業の目的
出身は大阪で、母子家庭で育ちました。3人兄弟で、お金がないためにできないことも多かったんです。また、母が仕事で苦労しているのを見て、働くことに対してマイナスなイメージを持っていました。「家族が働かなくてもいいくらいにお金持ちになりたい!」というのが、当時の起業の目的です。
■ホストで元手を作り、上京してWILLFUへ
高校生の時に起業しようと思い立ち、卒業してからは、元手を作るために大阪でホストをやっていました。1年間で貯金を作って上京しました。
上京したのは、「情報が集まるのは東京だろう」という単純な理由です。でも何をすればいいかわからず、ネット検索で見つけたのがWILLFU STARTUP ACADEMYです。起業のきっかけと、仲間を作りたいという気持ちで飛び込んでみることにしました。
■クーポン事業で2週間30万円の利益
WILLFU受講中の事業としては、最初はアイドルの限定グッズの転売事業から始めました。朝5時に、渋谷109に並んでグッズを仕入れたりしていましたね(笑)
ただ、途中でそのアイドルのネットショップができてどこでも買えるようになってしまい、在庫が残って失敗に終わりました。
反省を踏まえて次に手掛けたのが、東京大学の周辺にある飲食店のクーポンを集めたフリーペーパーです。2週間で30万の利益を出しました。この経験はとても学びが多かったです。在庫を抱えないビジネスの強さ(赤字にならない)を身を持って感じましたし、お客様と一緒にクーポンの企画を考える過程で、プロダクトの価値を磨いていくことの楽しさを実感しました。また、実際に利益を出せたことで、起業していく上での自信を持つことができました。
■失敗の理由は、自分の「起業の目的」
次に、女性の話し相手を提供する「オンラインホスト」の事業を立ち上げて、WILLFU卒業後も継続していました。女性にとっては低価格で話し相手を見つけることができて、ホストにとってはお店での待ち時間を有効に活用できるというビジネスモデルでした。
ただ、これはうまくいきませんでした。いま振り返ると、原因は自身の「起業の目的」だったと思います。目的がお金を稼ぐことだったので、ちょっとうまくいかないと「この事業は稼げない」と思って方向性を変えたくなってしまっていたのです。
■同志との出会いと、資金ショートの危機
その頃に参加していたサイバーエージェントのビジネスコンテストで、現在の会社の代表(株式会社Plottの奥野氏)と知り合い、意気投合。そこにジョインして、当時マーケットが拡大すると言われていたVTuber(バーチャルYouTuber)事業に取り組むことにしました。自分の貯金はすでに使い切っていて、オフィスに寝泊まりしながら週7日働いていましたが、思い描いたようにはVTuber事業は伸びませんでした。会社の資金も尽きる寸前になりました。
そんなギリギリの状況で立ち上げたのが、現在もプロデューサーを務めている「テイコウペンギン」のYouTubeチャンネルです。
■徹底的な事例分析から、戦略を生み出す
社内でYouTubeの人気コンテンツを徹底的に研究する中で、
・美少女系のVTuberは飽和状態だったので、それ以外の領域で戦う
・キャラクター系のコンテンツは少ないので、チャンスがある
・閲覧数を増やすには、一目見てクリックしたくなる内容であることが必要
といったことが見えてきました。
このような分析から、「シンプルなキャラクターに、気になるタイトルのネタのアニメーションを付ける」という発想が生まれ、Twitterマンガで人気のテイコウペンギンというキャラクターに提携のオファーをすることになりました。作家の方にも快諾いただき、テイコウペンギンのYouTubeチャンネルがスタートしました。
■月間2000万再生の有力コンテンツへ成長
テイコウペンギンは「ブラック企業で働いている」という設定のキャラクターで、ちょっと気になるブラックなネタを提供するには最適でした。
戦略を考え抜いた自信はあったものの、収益化までには時間がかかると感じていましたが、週5本ペースで動画を作り続けたところ、予想以上のペースでチャンネル登録数が増えていきました。1ヶ月目で一気にブレイクして、チャンネル登録者数が爆増しました。現在はチャンネル登録者100万人、最も見られた動画の再生回数504万回。LINEスタンプや書籍への展開もスタートしていて、月間の再生回数としては2000万再生を超える規模になっています。
■仕事を楽しむことが先。お金は後から
成功の要因のひとつは、失敗してもあきらめずに続ける中で、自分の「起業の目的」が変化したこと。「お金を稼いで、働かなくていいようにしたい」のではなく、「まず楽しんで、お金がついてきたらいい」に変わりました。その結果、目の前の事業に前向きかつ真剣にコミットすることができるようになりました。
また、現在の事業を通じて、「クリエイターの雇用を生み出したい」という気持ちも大きくなりました。自分のように、楽しめる仕事に打ち込むことでお金を得られる人を増やしていきたいと思っています。
■WILLFUをきっかけに、行動できる人へ
あらためて自分にとってWILLFUでの経験は、価値あるものだったと感じています。自ら実際に事業を立ち上げて成功体験を積むことで、行動することに対する抵抗感がまったくなくなりました。知識だけを学ぶような普通のビジネススクールに行ったとしても、行動できるようにはならなかったと思います。
また、現在のプロジェクトにも、WILLFUをきっかけに仲間になったメンバーがいます。人のつながりができたことは、今も生きている大きな財産です。
受講生が2,000人を突破!
実践的な事業立ち上げを通じて
学生が起業スキルを学ぶビジネススクールに
ご興味をお持ちいただいた方は、
↓下記のボタンをクリック!↓
※現在、弊社では絶賛、人材採用中!
→詳しくはこちら(採用ページ)をご覧下さい!
※Willfu Labの更新をチェックする方は、フォロー!
@WILLFU_ACADEMYさんをフォロー