卒業生インタビュー

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「創業2年で、大企業の子会社に!事業の『構造化』で、事業規模が変わる」Kwansei Gakuin STARTUP ACADEMY 1期生 北森聖士(商学部3年)

「創業2年で、大企業の子会社に!
事業の『構造化』で、事業規模が変わる」

関西学院大学 商学部 3年
北森聖士(きたもりさとし)
Kwansei Gakuin STARTUP ACADEMY(※) 1期生
株式会社ライズアース 代表取締役社長
※関西学院大学と提携し、学内特別授業として、ウィルフがプログラムを提供

売れるまで地道な努力が求められるタレント業。
その影の努力と裏腹に、タレント事務所による搾取が行われ、
膨大な借金を抱えるタレント予備軍が生まれてきた。

そんな闇を解決するべく、今までの収益システムを変え、
かつWEBを活用したタレントの動画生配信メディアを通じた
短期タレント収益化事業に取り組む北森氏。

2017年12月に事業を開始し、既に2020年3月には
ジョブカンやMixChannel等を運営する株式会社Donuts
(本社:東京都渋谷区、代表取締役:西村啓成、以下Donuts)
のグループ企業に。
起業に興味を持ち始めてから現在までの成長プロセスを聞いた。

北森聖士

■高校時代の『居酒屋再建』を通じて得た自信

父が飲食店などの経営をしていたので、
「商売をすること」はいつも身近に感じていました。

高校3年生の時、父が経営する店舗の一つが経営不振になり、
撤退しようとしていると聞きました。

閉店するくらいなら手伝ってみたいと父に言ったところ、
「じゃあ任せる」と言われ、いきなり店長を任されることになりました。

小さい頃に店の皿洗いをしたことはあったものの、
店長が担う経営の業務のことは全く知りませんでした。

それでもまずは行動すると決めて、
店の広告を3回見たら覚えてくれるだろうということで、
チラシを2000~3000枚配ることを毎日続けました。

他にもメルマガのマーケティングやキャンペーンなど
考えつくことはすべてやりきった結果、
月の売上が3ヶ月で180万円から280万円にアップ。
一気に繁盛店にすることができました。

この店舗経営を、大学に入る直前まで続けていたのですが、
必死に考えて、できることをやりきると結果につながるということは、
このときに学びました。

☆DSC00903a

■短期目線の「金稼ぎ」では、人に誇れる仕事は作れない

大学に入って、お金がなかったのでアルバイトをしようかと思ったのですが、
ただ時間を費やすのも嫌だなあと思い、
何か自分でできるビジネスはないかと探し始めました。

効率良く稼ぐためにはすでに稼いでいる人に聞くのが早いと思って、
TwitterなどSNSでおもしろそうな人に声をかけまくりました。

そのつながりで、いくつかのことを誘われて試してみました。
・アフィリエイトなどのインターネットビジネス
・確実に儲かるビジネスのセミナー
・ネットショップの立ち上げセミナー

結果はどれも散々でした。
中身がまったくないものから、詐欺まがいのものまでありました。
「お金を払っても、その分稼げばいいじゃん」という根拠のない自信が
あったのですが、最終的には借金を作ってしまうような有様でした。

この時期の数々の失敗から学んだのは、
いくら利益が出るといっても、
人を不幸にするようなビジネスをしても意味がないということ。
高い授業料を払ったのですが、いまとなっては良い経験でした(笑)

■「金稼ぎ」から脱皮し、「事業の構造化」に挑戦するため、STARTUP ACADEMYへ参加

人の考えた仕組みを利用しようとしても利用されるだけだとわかったので、
自分でこつこつネット販売などで試行錯誤をした結果、
少しずつ利益ができるようになってきました。

その頃、久しぶりに会った大学の友人から、
STARTUP ACADEMYのことを耳にしました。

まだ、就活するという選択肢もありましたが、
自分で起業にチャレンジをしてみたいという気持ちも強くなっていたので、
「関学から上場企業の社長を生み出す」というコンセプトに心が動きました。
まずここで学んでみよう、と決めて、受講することにしました。

実際に受講してみて、STARTUP ACADEMYのプログラムの良かったところは、
走りながら学べるということ。

起業体験で実際に事業を動かしながら、
自分に必要だと感じていた、
「戦略的に考えること」「事業構造を作ること」を意識していました。

1000万円とか、がんばって1億円とかなら売上を作ることができるイメージは
あったのですが、100億円規模を目指すとなると、ロジカルに考えて、
戦略を立てて、組織で大きくしていくことを考えていかないといけない。
自分にとっては、得るものが大きかったですね。

fb

■ タレント潜在層へのアプローチで、売上の桁が変わった

2017年の夏ごろ、ライブ配信というものを知りました。

まずは、自分がやってみよう、と思い、
ライブ配信を定期的にしている中で、
純粋に応援をしてくれるファンがついてくれるようになりました。

そこで考えたのは、
「配信をして、ファンを作る」ということを、
より多くの人に体験してもらえないか、ということです。

自分が配信をする中で得たコツは、
「写真にこだわる」「キャッチコピーを工夫する」など、
いわば当たり前のこと。
でも、その当たり前のことをやり続けられる人は少なくて、
そのノウハウを他の人にも提供したところ、大きくファンが増えたのです。

地方在住で思ったように活動できてなかった人や
周りの環境で一歩踏み出すことができないような人を対象に、
ライブ配信活動を通じて、プロデュースをする事業を始めました。
STARTUP ACADEMYでは2回目の起業体験の時期だったので、
タレント候補にひたすら会うことを必死に続けました。

これがどんどん広がっていき、現在では数百人のタレントを支援していて、
事業としての売上は3ヶ月で桁が変わるほどに成長しました。

朝から夜までずっと休みなく、さらに家に帰ってからも仕事をしていましたが、
日々の変化がとにかく楽しくて、夢中でやっていました。

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■上場起業家や投資家との接点を通じて、目線を引き上げ続ける

この事業を更に伸ばしていくにはどうしたらいいのか悩んでいたときに、
STARTUP ACADEMYのファシリテーター黒石さんに、
上場経験がある起業家や、事業売却経験がある学生起業家、
他にもエンジェル投資家など、大きな事業を見てきた先輩起業家を
多数紹介頂きました。

結果、さらに高い目線で考えねばならないことに気づくことができて、
ただ事業をやって結果が良かった、という場当たり的な経営ではなく、
「なぜ利益が出そうなのか」「自社の強みは活かせるのか」といったことを考え、
勝つべくして勝つための道筋を描くことができるようになりつつあります。

かつてはとにかく利益を出すことしか考えていませんでしたが、
今は、どこに出しても恥ずかしくない、胸を張って誇れるサービスを提供して、
世の中に価値を発揮していきたいと思っています。

■これから受講される方には、ぜひ、事業結果にこだわってほしい

自分の学びに関してはいろいろと投資をしてきましたが、
STARTUP ACADEMYのプログラムはどこよりも学べた半年だったと感じます。

特にこれまでノリと勢いでやってきた人にとっては、
戦略思考を学ぶいい機会です(笑)

自分で事業をやっていきたい人にはもちろんいい成長機会ですし、
どこかの会社に入ったとしても、事業を立ち上げた経験は重宝されると思います。

ただ、事業で結果を出すことは実際には本当に大変なので、
ほとんどの人が途中で挫折してしまう。
だからこそ、やるからには、まずは結果にはこだわってほしいです。
まず利益を出さないと、継続的に価値を提供することはできないですから。

ぜひ、結果を出している起業家として、一緒に仲良くなれることを
楽しみにしています。

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