「就活の実績づくりのために受講。自分の事業を創る楽しさに気づき、起業へ」Kwansei Gakuin STARTUP ACADEMY 5期生 佐保 健太郎(経済学部3年)
株式会社Motivate 代表取締役社長
関西学院大学 経済学部 3年(受講時)
Kwansei Gakuin STARTUP ACADEMY(※) 5期生
佐保 健太郎
※関西学院大学と提携し、学内特別講座として、ウィルフがプログラムを提供
<概要>
3年生になった段階で、就活に向けた実績を創るためにSTARTUP ACADEMYを受講開始。
受講中、3つの事業の立ち上げを経験。
自身の事業の営業活動を進める過程で、長期インターンで取り組んだ営業職の時と比べ、仕事に熱中していることを実感。就活か、起業か、悩むように。
WILLFUのOBOG会にて、創業メンバーの守高氏と出会い、会社設立。
現在、関西に特化した長期インターン斡旋メディア「Advans」を運営。
▼動画インタビューはこちら
■3年生になり、就活の実績を創るために受講
受講当初は、正直、起業するつもりなど、ありませんでした。
ただ、3年生になり、これまでバイト経験しかない中で、どう就職活動で戦っていくのか自信が持てませんでした。
そこで、自分でゼロから事業を創ることを通じて、就活に向けた分かりやすい実績を作りたいという思いから、受講を開始しました。
■受講中、3つの事業を立ち上げる中で、起業の面白さを痛感
受講を開始してからは、学生起業から東証一部上場にまで至ったトレジャーファクトリーなど、参入障壁が低いが故に、過去に学生起業の成功事例が多数あるリサイクルビジネスから着手してみました。
「軽自動車を持っていたため、不用品を大量に回収できる強みがある」と思い、取り組んでみましたが、2週間取り組んで、1人2万円ほどの収益しか生まれませんでした。
このままでは厳しいと感じ、途中で事業内容を転換。
次に取り組んだのが、就活ミニ合同説明会事業でした。
自身が就活生でもあるため、学生側のネットワークはある。
また、企業側に営業するに際しても、営業活動を通じて、就職先の発掘や企業研究ができる。
これは、事業上の強みもあり、かつ就活にも役立つ美味しい事業だと考え、立ち上げを始めました。
結果、2回イベントを開催し、合計30万円を超える収益を生み出すことができました。
事業立ち上げの途中、営業の経験値を積むために、長期インターンで営業職も経験していたのですが、その過程で、他人の商品を売るよりも、自身の事業の営業活動をする方が、圧倒的な熱量で取り組めていることに気づいたのです。
その時から、就職ではない、起業という選択肢を真剣に考えるようになりました。
■事業立ち上げを通じて感じた課題感から、「はたらくを再定義する」という志を言語化
ただ、営業の過程で、クライアント企業の経営者の方から、「事業をやるなら、何のためにこの事業をやるのか、ビジョンを深ぼった方がいい」とアドバイスを頂いたこともあり、そこから、真剣に自身のビジョンを考え始めました。
就活ミニ合同説明会事業に取り組む中で、感じていたことがありました。
大企業で安定志向を持ち、決められた仕事をこなす方よりも、中小ベンチャーで当事者意識高く、裁量権も大きく仕事している方の方が、生き生きと輝いて見えたこと。
一方で、そんな選択肢を本当の意味で知らない大学生は、何も考えずにとりあえず大手ばかり受けている現実。
「はたらく」ことの本当の楽しさ、意味を、もっと多くの大学生に知ってもらいたい。
そんな思いを込めて、「はたらくを再定義する」というビジョンを言語化しました。
■OBOG会で創業メンバーと出会い、起業へ
ビジョンを言語化してからは、新しいメディアを立ち上げてみるなど、事業内容の試行錯誤は継続していましたが、メディア事業では競合も強くて競争に勝てないなど色んな壁にぶつかりながら試行錯誤していました。
そんな中、2022年3月に開かれた、起業の学校 WILLFUのOBOG会に参加したときに出会ったのが、創業メンバーである守高でした。
守高も同じく就職支援事業を立ち上げていたこともあり、共通した課題認識を持っていました。
そこで意気投合して生まれたのが、株式会社Motivateであり、長期インターン斡旋メディア「Advans」でした。
■大学生に成長機会となる長期インターンを、関西に増やす
現在、成長意欲が高い大学生は、長期インターンの機会を求め、大学を休学して上京し、東京でインターンを経験している実態があります。
しかし、そこまでしないとインターンすら経験できないからこそ、関西の大学生は、東京の学生と比べて経験値で劣ってしまっています。
その地域間格差を埋めていきたい。
一方で、関西の企業様には、インターン受け入れのノウハウがないからこそ、なかなか募集が増えていきません。
私たちは、長期インターンの受け入れ体制構築からサポートさせて頂くことで、これまでインターンの受け入れをしたことがない新規求人まで発掘していっています。
結果、現時点で、求人数が関西だけで24社まで増えてきました。
この求人数が増えることこそが、関西の大学生に成長機会を増やすことにつながると確信しています。
これからも社数を増やし続け、関西の大学生に、長期インターンという選択肢を根付かせられるよう、頑張っていきたいと思います。
ぜひ、興味がある方は、長期インターン斡旋メディア「Advans」を見てみてください。