「フリマ運営で、月収100万円超!3,000人超が集うイベントを生み出す女子大生とは?」KINDAI STARTUP ACADEMY 4期生 岡本 萌花 / 山本 あかり(株式会社HAGI 代表取締役)卒業生インタビュー
「フリマ運営で、月収100万円超!3,000人超が集うイベントを生み出す女子大生とは?」
株式会社HAGI 代表取締役
岡本 萌花(近畿大学 経営学部 2年)
山本 あかり(近畿大学 経済学部 2年)
KINDAI STARTUP ACADEMY 4期生
高校時代、アルバイトに嫌気がさし、自由な生き方を目指し、起業を志す。
近畿大学入学と同時に、KINDAI STARTUP ACADEMYに参加。
受講中、3回の事業立ち上げの中で、フリマ事業に行き着き、規模拡大した結果、月利益100万円超に!
女子大生コンビが、約1年で事業を拡大させた流れを聞いた。
▼インタビュー動画はこちら
■アルバイトで拘束される日々。自由な生き方を目指し、起業を決意
高校時代は、アルバイトに多くの時間を割いていました。
ただ、その中で感じたのは、「つまらない」ということ。
言われたことをやるだけだし、時間を無駄にしている感覚があり、正直苦痛だったと思います。
自分の時間を作り、自由な生き方を実現したいと考え、起業を目指すことにしました。
■近畿大学入学後、すぐにKINDAI STARTUP ACADEMYに参加
ただ、起業や経営の勉強をしたことはなかったので、自分たちだけで進めるよりも、フィードバックをもらいながら進めた方が成功確率が高いだろうと考えていました。
そんな時見つけたのが、学内で募集があった、KINDAI STARTUP ACADEMY。
入学して2ヶ月程度しか経っていませんでしたが、在学中に起業したかったので、すぐに受講を決めました。
■市場を分析し、古着特化のリサイクル事業をスタート
プログラムは、ビジコンのように、アイデアを考えるだけでなく、経営スキルを学びながら、実際に事業を立ち上げる内容。
まだ大学入学して2ヶ月程度ということもあり、最初に立ち上げる事業は、できる限りコストをかけずに済む、リスクの低い事業を探しました。
そこで立ち上げようと考えたのが、リサイクル領域。
さらに、デザインや状態による差はあれど、ユニクロなどのブランドの服は、メルカリで高確率で購入されていることに気づき、回収品目は「中古のブランドの服」のみにして、古着特化のリサイクル事業を立ち上げることにしました。
■事業構造から、成功への鍵を見つけ、2週間で10万円以上の収益!
事業構造から、この事業の鍵は、メルカリで購入されるレベルの商品の出品数だと考え、古着屋さんにアポを取り、余っている服を譲ってもらえないか交渉しました。
4.5リットル程度のゴミ袋いっぱいに入った服が何袋もあり、すべて持って行っていいと言われました。
当然売れ残りなので、すべてメルカリで売れるわけではありません。
なので、「中古のブランドの服」の中でも、メルカリ上で、売れているものと売れていないものの特徴を分析。
結果、2週間で10万円以上の収益を生むことができました!
短期間で収益化したことで、「自分たちでもできる!」と自信がついたことは、起業を続けていこうと思えた大きなきっかけになったと思います。
■より単価が高い事業仮説にチャレンジ。価値を創出することができず失敗
ただ、メルカリに、1点1点出品して、発送作業までやり続けることは、かなりの労力が必要でした。
大きい収益を出そうと思うと、人を巻き込んだり、仕組み化をしていけばいいのですが、サービス単価が低く、継続性を維持しにくいことに気づき、1.5ヶ月経過した時点でやめました。
2回目の事業立ち上げの時は、もっと価値があり、単価も高くなるような事業にしようと考え、SNSマーケティング代行やアフィリエイト関係の事業を検証することに。
しかし、自分たちの強みをうまく活かせているわけでもなく、ただ単に単価を高く設定しただけだったので、1回目のようにはうまくいかず。
この時に、ただ単に単価が高くなるような領域で安易に立ち上げても意味がなく、自分たちにしかできないような価値を創出し、お客様の課題を解決するようなサービスでないと、高い収益は生まれないのだと気づきました。
■自分たちの強みを活かすため、フリマ事業の立ち上げへ
2回目の立ち上げの反省を生かし、本格的に継続性・拡張性がありそうな事業を考え始めることに。
これまでの経験から、「自分たちの強み」を活かすことと「顧客課題への立脚」こそが鍵だと考えていました。
そんな時、幼少期、両親とフリマによく出店していたことを思い出しました。
フリマに出店する人の気持ちや来場者の気持ちは、何回も出店してきたからこそ、肌感覚でわかります。
そこで、地元周辺の公園でのフリマ開催事業を立ち上げることに決めました。
■徹底した行動起点と顧客視点。最初の開催で1日3000人以上の来場者!
さっそく開催してみようと、地元の兵庫や大阪の公園に電話でかけあったものの、「実績がないから無理」と、断られ続け、なかなか開催に至らず。
それでもあきらめず、どんなにうまくいかなくても、周辺地域の公園をリストアップして、ひたすら電話かけを継続。
さらに、2回目の事業立ち上げで、「顧客課題への立脚」こそ、継続性・拡張性がある事業を創るために必要だと学んだので、「フリマ開催で課題がある地域はどこだろう?」と、リサーチも同時に実行しました。
すると、リサーチする中で、和歌山県はフリマの開催が年に1回程度しかなく、やっていたとしても、お爺さんが個人で開催しているレベルだと知りました。
これはチャンスだと、すぐに和歌山県の公園へ電話し、開催許可を獲得。
自分の経験上、他の地域では、フリマの出店枠は一瞬で埋まることを知っていたので、和歌山県の出店者の需要は、他の地域よりも高いと思ったんです。
思惑通り、出店者は一瞬で集まりましたが、問題は「フリマに来る来場者」。
人がそれなりにいる公園を選びましたが、最寄りから車で1時間もかかるような立地で、出店してくださった方々のためにも、必ず多くの来場者を自分たちで集客しておく必要がありました。
やれることは全てやろうと考え、インスタのアカウントを開設し、ひたすらDMで営業。
加えてスーパーでの置きチラシやポスティング、出店者さんにも協力を仰ぐなど、泥臭いことも全てやりきりました。
不安な気持ちもありながら、当日を迎えてみると、普段ガラガラの駐車場が満杯で、止めるところがないレベルに!
1日で3000人以上の方にお越しいただくことができました。
「顧客課題に立脚」し、顧客目線で事業を設計することで、来場者・出店者ともに満足いただくことができたのだと思います。
■コラボ企画で差別化。月収益100万円越!
その後も、より多くの方に、満足度高く、自分たちのフリマを利用してもらうため、顧客目線で改善を続けています。
その中で、現状他の多くのフリマが抱えている課題として、「顧客の滞在時間の短さ」に注目しました。
多くのフリマは、朝にお客さんが大量に来て、一気にいい商品が購入され、お昼にはガラガラになってしまうことが普通です。
つまり、フリマにかなり興味があり、購入しようとしている商品もあらかじめ決まっているような方々しか来場しない傾向が強いんです。
これでは、出店者の方の満足度は下がってしまいますし、多くの来場者を呼ぶことは難しいと思います。
そこで、「開催する公園の特徴」「公園にいる方の特徴」を捉えつつ、様々なコラボ企画を各フリマで実施することにしました。
例えば、ドッグランがあり、家族連れが多い公園では、ワンちゃんのイベントを開催し、ペットを飼っている家族連れのお客さんを大量に集客。
加えて、キッチンカーに来てもらうことで、1日中いても飽きない空間を創り上げました。
こうした顧客目線での細かい改善を徹底的に継続した結果、企画力が向上し、リピート率・満足度共に急激に上昇。
平均して月に6回のフリマ開催が可能になり、月の収益は100万円を超えました!
■近畿大学のビジネスコンテストでも優勝!「実績」と「社会性」が大きな差に
先日、フリマ事業を全国に広めるべく、近畿大学主催のビジネスコンテストにも出場しました。
結果は、優勝。
というのも、ほとんどの出場者は、机上の空論で、アイデアベースのものばかり。
すでに顧客を獲得し、継続的に売上を作っているチームは自分たちのみでした。
さらに、優勝したあと、結婚式場を運営している会社さんなどから、「駐車場を利用して、フリマを開催してくれないか?」と、多数オファーもいただきました。
いままでガムシャラにお客様のために事業を磨いてきましたが、それが評価されて本当に嬉しかったですし、この事業を拡大することで、持続可能な社会を実現できるのではないかという期待も持てるようになりました。
■持続可能な社会の実現に向け、新しくクラウドファンディングにもチャレンジ
本当の意味で社会課題を解決するためにも、まずは、このフリマ事業を全国展開したいと考えています。
そのためにも、開催場所を効率的に見つけることが必要不可欠です。
というのも、全国展開するためには、開催する場所が必要で、それは公園だけとは限りません。
先ほどお話した、結婚式場を運営している会社さんのように、空きスペースを保有していれば、基本的に開催可能です。
なので、より多くのフリマを開催できるように、開催希望者とのマッチングサイトのようなものを作りたいと考えています。
自分たちで作ってもいいのですが、いち早く目標を達成するために、クラウドファンディングを始めました。
より多くの人に価値を届け、持続可能な社会の実現に向け、これからもフリマの新しい形を探していきたいです!
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