卒業生起業家インタビュー 株式会社espo 代表取締役 中井健弘(中央大学 2年)
「ウィルフ卒業からの継続的な事業検証。
ベンチャーキャピタルの出資に至るまで!」
中央大学法学部 2年(受講時)
株式会社espo 代表取締役社長 中井 健弘
WILLFU STARTUP ACADEMY 第13期生
—対戦型ゲーム、攻略法の習得の難しさ
成長期の動画サービスで解決したい—
2016年10月に、ベンチャーキャピタルからの出資が決まりました。
11月に、出演したTV番組でも、
サイバーエージェント様からのメンター支援が決定。
多くの方々に支えて頂き、事業運営しています。
対戦型ゲームを中心に、
ゲーム攻略法を動画で学べるプラットフォーム作りに
取り組んでいます。
これまで、いろんな対戦型ゲームに挑戦し、
クリアしたいと思いながらも、
RPGゲームなどとは異なり、
進め方がわかってもなかなかクリアできない
という課題にぶつかっていました。
いろんな攻略法に関する情報を探しても、
テキストベースの情報ばかりで身につけづらい。
そんな課題を解消するプラットフォームを構築しています。
—ウィルフ卒業後、
ひたすらに挑戦と検証を徹底—
ウィルフ卒業後、さっそく、株式会社を設立。
必ず成長すると腹決めし、同時に大学も休学。
出会い系アプリユーザーを支援する
Webサービスの立ち上げを始めました。
出会い系サービスを使っても、
その人自身のコミュニケーション能力に依存し、
簡単には彼氏・彼女ができない。
そんな課題を解決したいと思ったのです。
しかし、この事業はあえなく失敗。
サービス開発が友人に依存してしまい、
彼が忙しくなるにつれて、
全く開発が進まない状態に陥ってしまいました。
事業内容に比例して、
仲間集めの難易度も変わるんだと大きな気づきを得て、
事業内容の変更を決め、次の事業仮説を考えました。
—この事業を心底やりたい
と思える仲間との出会い—
次の事業案が形になってきた6月、新たな転機が訪れました。
ウィルフが、セプテーニと連携して始まった、
新規事業コンテスト「gen-ten」がスタートしたのです。
本気でこの機会を生かそうと参加を決めてから、
ウィルフで得た人脈やスキルをフル活用しました。
講師へのメンタリングもお願いし、何度も事業を磨き込みました。
さらに、ウィルフ受講生コミュニティに、
事業仮説アンケートのお願いを発信したことで、
このゲーム領域に強い情熱を持つ共同創業者の石川と出会うことができ、
強力なチームを構築することができました。
—数百人への膨大なヒアリングで、事業仮説を検証—
その後、石川と2人で、数百人へユーザーヒアリングを実施。
2人で事業プランを磨き込みました。
ウィルフを通じて一番変わったのは、
この行動力だと感じています。
それまでの僕であれば、
数人にヒアリングして自己満足していました。
しかし、3度の事業立ち上げを通じて、
そんな浅い理解では、ユーザーは理解できない、
事業はうまくいかないと肌感覚で深く理解していたので、
危機感を持って準備を進めることができました。
結果、gen-tenでは、3位入賞だったものの、
これを機に、ベンチャーキャピタルとつながりが生まれ、
出資につながりました。
—資金調達に求められる力—
改めて、ウィルフ卒業から資金調達決定までを振り返ると、
起業家に求められるのは、2つの力があると実感しました。
1つは、「やりきる力」、もう1つは「基本の徹底力」です。
この言葉は、聞きなれた当たり前の話でありますが、
できている人が少ないのではと感じています。
「知っている」と「できている」の違い。
ウィルフに通う中で、基本となる経営スキルを、
繰り返し使い続けて学び取れたこと、
実際の事業立ち上げを通じて、
成功・失敗体験を積めていたことで、
本当に起業家に求められるこの2点を腹落ちしていたこと、
これが、資金調達フェーズまでたどり着けた
一番の理由だと思っています。
もし、起業したいけど、踏み出し方がわからないという方は、
是非一度ウィルフの門を叩いてみてはいかがでしょうか。
これからも、起業家仲間が増えることを楽しみに、
引き続き僕も頑張ります!