卒業生起業家インタビュー西坂怜(東京学芸大学教育学部4年)
「コンサル内定の辞退。学生起業へ。」
東京学芸大学 教育学部 4年(受講時)
西坂 怜
WILLFU STARTUP ACADEMY 第9期生
ーコンサルからの内定。
4年生の空き時間でウィルフへー
父親が経営者ということもあり、
いつかは起業したいという思いは
昔からありました。
ただ、昔から人とのコミュニケーションが苦手。
そこで、苦手克服のため、2年生で大学を休学し、
1年間ひたすら飛び込み営業に明け暮れました。
起業への道のりを考えての行動でした。
しかし、いざ4年生を迎えると、
すぐに起業というイメージが湧かず、
普通に就職活動をして、某コンサルティング
会社からの内定を獲得。
4年生の時間をどうしようかと考えていた時に、
見つけたのがウィルフでした。
3年間、起業に向けて色々やってみたものの、
結果的に起業するイメージが湧かず、
「卒業までに少しでも具体的な力を身につけたい」と考え、
4年生の残りの時間を投資する事に決めました。
ー起業家仲間との議論で気づいた、視点の低さー
実際にウィルフに通い始めると、
理論を学ぶだけでなく、
実際に事業を立ち上げる経験を積む事になりました。
事業立ち上げの活動を通じ、
同世代や年下で事業を立ち上げている人など、
様々な会社の代表とばかり会うようになり、
自然と起業家コミュニティが増えていきました。
この、起業家仲間との出会いが転機となりました。
それまでの自分は、
正直、「社長になる事」がゴールでした。
しかし、既に社長をやってる方々は
皆、「何をやっているか」を大事にしていると
気付いたんです。
「起業はゴールでない。何をやるかが大事」
という考え方に気付いた後、
内定者同期や、内定先社員の方々と話すと、
今度は逆の意味でショックを受けました。
起業家の方々と大きく意識が異なり、
「内定貰えたからOK」「入社がゴール」
のように考えている人がほとんどだったんです。
その時に、こういう人と一緒に新卒で会社に
入って働くより、最初から起業家のコミュニティで
働きたい、と思うようになりました。
ー内定辞退。ウィルフ卒業後は起業へー
とはいえ、最初から起業に踏み切るには勇気がいります。
そんな時に背中を押してくれたのも、
ウィルフで学んだ内容と、代表の黒石さんの一言でした。
まず授業の中で、
「成功している会社の多くは、
最初に考えたプランが良かった訳ではなく、
何度も実行と改善を繰り返すスピードが圧倒的に早かった」
という事を学びました。
これは、卒業時に良い事業プランがなかった自分にとって、
大きなプラス要素でした。
加えて、何となく一度「社会人」を経験しないと力不足なのでは、
と不安に駆られていたんです。
そんな時に、黒石さんから言われたのが、
「起業家も職種が違うだけで、社会人だよ」という一言でした。
この言葉を聞いた時、
「最初から就職せずに起業しても、
社会人にもなれるし、
事業プランは今から改善して行けば良い」と、
考え方が変わり、
起業に踏み出さない理由が無くなったんです。
気付いたら、内定を辞退して、起業家への道を歩き始めていました。
ー事業も、私も成長。楽しい日々。ー
ウィルフ卒業後は、
美大生が自分のアート作品を発信・販売出来るメディアを作るべく、
3人のチームでWebサービスの運営を始めました。
同時に、ウィルフ受講中に始めて、
自分に向いていると思った
イベントの企画運営事業も立ち上げました。
ウィルフ卒業後1年が経ち、
アート販売のサイトは
1500名ほどのクリエイター登録を集め、
「男祭り」という主催イベントも
3回目の開催を終え、
数百名規模のイベントに育ちました。
現在は、立ち上げたアート販売事業と理念の近い
企業へのジョインが決まっています。
「いつか起業したいけど、何をしていいか分からない」と
漠然と考えている方は、是非一度ウィルフに遊びにいってみてください。
4年生の今からでも、遅い事はありません。
今から受講される方の漠然とした夢が、
ウィルフを通じて具体化され、
実現されて行く事を楽しみに、
私も引き続き事業に取り組んで行きたいと思います。