「35歳を期限に、起業準備へ週40時間確保。食品製造業で起業し、受講中に300個を販売」森本翔さん(34歳・茨城県)
オーツプロ 代表
起業の学校 WILLFU 社会人講座 32期生
森本 翔 さん(34歳 茨城県在住)
<概要>
・年齢的に転職しづらくなる35歳を期限と置き、それまでに人生の方針を決めようと検討
・起業も選択肢に入れ、アフィリエイトや仮想通貨など副業へ複数挑戦したが、いずれも停滞
・行き詰まり感を乗り越えるべく、起業の学校 WILLFUの受講を開始
・受講中、自身のダイエット経験を基にしたオートミールバー「オーツプロ」を開発
・先行予約販売を開始した結果、300本を販売。小売店や卸への展開もスタートし、拡大へ
▼インタビューはこちら<前編:事業について>
▼インタビューはこちら<後編:個人について>
■35歳までに、キャリアの方向性を決めたい
幼少期、父親が働きづめで、救急車で運ばれたことがありました。
ほぼ毎日、家にいない働き方をする父の姿を見ながら、「会社員」という選択肢だけでは身体がもたないと、昔から漠然と思っていました。
そのため、社会に出てからは、「ストレスと隣り合わせの『人から与えられる仕事』だけでなく、自分で考えて自分で決めた仕事を経験してみたい。また、転職ができる限界年齢でもある35歳までに人生の方針を決めたい」と考えていました。
そういった思いの発露として、最初に副業として始めたのが、アフィリエイト収入を目的としたブログの立ち上げでした。
■起業を本気で議論できる仲間を求め、起業の学校 WILLFUへ
複数のブログを立ち上げ、試行錯誤を続けてきましたが、しばらくすると、どこか行き詰まり感を感じ始めたのです。
自分がやりたいことに対して、アフィリエイトやブログしか選択肢がないのかと、悩んでいました。
選択肢は他にもありそうなのに、思いつかない。
しかし、ビジネスについて、本気で議論できる仲間がいませんでした。
そんなことを考えていた時に知ったのが、起業の学校 WILLFUでした。
体験授業に参加し、ここなら何か行き詰まりを乗り越えるヒントがあるかもしれない、本気で議論できる仲間がいるかもしれないと考え、受講を決めました。
■他受講生との議論でオートミールバーのアイデアが誕生
受講を始めてからは、起業準備に週40時間をあてようと決めました。
会社員として週40時間働いていても、3ヶ月でできることなんて限られています。なのに、これから起業しようと考える自分が、それ以下の時間しか割かないのであれば大したことはできないと感じたからです。
昼間は勤務先の仕事をしながらも、朝は4時に起きて出社時間まで仕事をし、夜も帰社後寝るまで仕事をする日々を受講中は過ごしていました。
それだけの時間を確保した上で、受講中は、事業立ち上げや起業アイデア100本ノックに取り組んでいきました。
結果、授業を通じた他受講生との議論や情報共有の中で発想が一気に広がっていきました。
その中で出てきたのが、オートミールバー「オーツプロ」の起業アイデアでした。
最初は、アフィリエイト事業の延長線上に、Webサイトの建売事業に取り組むなど、他にも複数の起業アイデアを仮説検証していました。
しかし、複数の起業アイデアを検証していくと、気づくと自分の時間がオーツプロの立ち上げにどんどん向いてしまうことに気づいたのです。
食品を企画し、製造し、販売する事業なんて経験したこともなかったため、わからないことだらけでしたが、ついつい楽しくて熱中してしまったのです。
■進捗の情報発信&周囲からのフィードバックで事業が前進
他受講生が、授業中に自身の事業進捗を積極的に共有し、周囲からフィードバックを多数受け続ける姿を見て、途中から私も積極的に進捗共有をするようになりました。
すると、自身ができていないこと、もっとやるべきことに関するインプットがどんどん増え、小売店や卸への法人営業をスタートしたり、先行予約販売での仮説検証を始めるなど、事業の成長スピードがグッと引き上がっていきました。
結果、オンライン販売を中心に売上本数が伸び、300本を販売。
卒業後には小売店や数十店舗を展開するヨガスクールでの取り扱いも検討頂けるまでになりました。
■受講中の3ヶ月間、シンプルに楽しかった
受講を振り返ってみて感じたことは、シンプルに「楽しかった」ということです。
講義を受けながら学ぶもので、こんなに毎回毎回楽しいと思えるものはなかったと感じています。
毎回の授業で、常に新しい視点と刺激があり、同じ方向を向いている仲間と意見交換をしながら前進し続けられる3ヶ月でした。
事業を実際に立ち上げる「実践」を通じて、常に壁にぶつかり、課題認識を持ちながら授業に参加。そのような課題認識があるからこそ学びにも貪欲になり、他受講生から吸収できる情報も多かったのかなと感じています。
「迷うなら受講した方がいい」と、最終回の授業アンケートで、これから受講を検討される方へ向けて書きましたが、心底そう感じています。
これから受講される皆さんと、どこかでビジネスをご一緒できることを楽しみにしています。
ぜひ、私が作ったオートミールバー「オーツプロ」についても見て頂けると嬉しいです。