体験談から学ぶ起業に関する詐欺の特徴!!起業に関する詐欺にご注意を
WILLFU Labとは、延べ10,000人を超える学生起業志望者と会い、2,000人を超える学生の起業・ビジネス支援をしてきた起業を学ぶための実践型スクールのWILLFUが運営する起業やビジネスに関するWebメディアです。
大学生をターゲットにする起業詐欺が急増中?
こんにちは。
WILLFU Lab編集部です。
「起業して成功したいけど、何から始めたらわからない」という大学生をターゲットに、高額な金銭を要求し、中身のない教材やサービスを売りつけるという、詐欺紛いの行為を行う自称起業家の方が急増しています。
この記事に辿り着いた方は、
・大学生をターゲットにした起業に関する詐欺とはどういうものなのか?
・どうしたら詐欺に合わないですむのか?
など様々な疑問をお持ちなのではないでしょうか。
そこでこの記事では、大学生をターゲットにした詐欺のケースや詐欺に合わないために気をつけるべき方法、見極めるためのポイント、更にはWILLFUの受講生で詐欺紛いのビジネスにあったことのある方の体験談をご紹介します。
目次
1:大学生をターゲットにした起業詐欺の具体例と特徴
2:大学生が起業詐欺の標的になる4つの理由
3:起業詐欺に合わないで!大学生がチェックすべきこと
4:体験談:怪しい起業話を聞いてきた
5:起業に関わる詐欺に合わないように注意しよう
大学生をターゲットにした起業詐欺の具体例と特徴
大学生をターゲットにした起業関連の詐欺紛いのビジネスの代表例は下記の通りです。
①情報商材ビジネス
②起業セミナー
③仮想通貨やFXなどの投機話
詳細をそれぞれご紹介します。
大学生をターゲットにした起業詐欺の具体例と特徴①情報商材ビジネス
そもそも情報商材とは、情報の内容自体に価値があり、それを販売するビジネス形態のこと。
オンラインサロンなどで、会員のためになる良質な情報を届けている方もいるので、情報商材ビジネス全てが詐欺紛いというわけにはいきません。
しかし大学生をターゲットにする詐欺紛いのビジネスとして、情報商材が活用されている事実もあります。
そして詐欺紛いの情報商材ビジネスの特徴として挙げられるのは、下記の4点です。
【詐欺紛いの情報商材ビジネスの特徴】
①「稼ぎ方教えます」などの謳い文句
②〇〇をしたことで、稼ぐことができましたという謳い文句
③お金の束を見せるが、通帳や源泉徴収票などの証明を載せない
④最初に無料で色々提供する
最近ではSNSやオンラインサロンなどの広がりにより、起業を志す大学生を標的とした、情報商材の販売が増えてきています。
大学生をターゲットにした起業詐欺の具体例と特徴②起業セミナー・スクール
詐欺紛いのビジネスの一例として、起業セミナーも挙げられます。
実は筆者は元WILLFUの受講生なのですが、WILLFUに入る前に別の起業セミナーの説明会にも参加していました。
中にはしっかりしてそうなスクールもありましたが、詐欺っぽいなあと感じるスクールもあり、下記のような特徴がありました。
【詐欺紛いの起業セミナー・スクールの特徴】
①生徒のインタビューが存在しない
②不安や共感を誘うエピソードトークをする
→例)老後2000万円必要といわれているが、今の生活に不安はありませんか?
③起業していない人を下に見た発言をする
④講師の経歴が抽象的
→例)外資系の大手企業から独立し、現在は数億円規模の企業まで成長させた。
これらのことに加え、セミナーの講師が自分の月収は高いと言っていたり、インプットの場だけ提供しアウトプットは勝手にやってというようなスタイルのセミナーも、詐欺紛いの起業セミナーの特徴といえます。
大学生をターゲットにした起業詐欺の具体例と特徴③投機話
詐欺紛いのビジネスの一例として、仮想通貨やFXなどの投機話も挙げられます。
仮想通貨やFXなどの投機で、実際に稼いでいる方もいるのですが、大学生をターゲットにする詐欺紛いのビジネスとして、活用されています。
【詐欺紛いの投機話の特徴】
①絶対に儲かるからという謳い文句を使う
②「〇〇人限定・今回限り」と伝え、その場で入金を促す
③年利数百%を達成
そもそも、投機などの性質上全員が儲かるわけはなく、必ず儲かるというのはありえません。
これらの発言をする方の投機話には充分注意するようにしてください。
大学生が起業詐欺の標的になる4つの理由
大学生が起業関連の詐欺の標的にされてしまう理由として考えられるのは下記の4点です。
①20歳を迎えると金融機関からの借入ができるようになるから
②知識がないから
③就職など将来に不安を感じる学生が多いから
④親から離れる学生が多いから
⑤バイトなどを始め、自分で使えるお金が増えるから
つまり、「大学生になり自分で使えるお金が増えたこと」「怪しいかどうか判断するための知識がないこと」「将来に不安を感じていること」が、大学生が起業に関する詐欺の標的になってしまう理由ということです。
起業詐欺に合わないで!大学生がチェックすべきこと
今まで紹介した、3つの起業に関する話を持ちかけられた場合、それぞれ下記の点を確認するようにしてください。
【情報商材ビジネスの場合】
①起業家の経歴
→「数億円のM&Aを行う」、「某大手企業出身」など具体的な金額や社名がなく抽象度の高いモノでしたら注意した方が良いでしょう。
②TwitterやGoogleでの口コミ
※口コミを見るのも一つの手ですが、セミナーの関係者が良い口コミを書いている場合もあるので注意してください。(「サイトに口コミのページしかない」などの情報には注意してください。)
【起業セミナー・スクールの場合】
①セミナー講師の経歴
→情報商材ビジネス同様「大手企業への事業売却」、「某大手企業出身」など具体的な情報がなく抽象度の高い経歴でしたら注意した方が良いでしょう。
②口コミ
③セミナー出身の生徒のインタビュー
【仮想通貨やFXなどの投機話の場合】
①実際に稼いでいる証拠となるモノ
→トレードの結果のみ見るのは注意しいてください。本物のトレードではなく、デモトレードで良い成果を偽装できるからです。証券口座の金額や源泉徴収票などを公開してもらうのが良いでしょう。
②今すぐの入会・入金を促すかどうか
大学生の皆様は、詐欺に合わないために最低でも今あげたポイントは必ず確認するようにしましょう。
体験談:怪しい起業話を聞いてきた
今回は元WILLFU生のSさんと東京理科大学大学院生のIさんに、詐欺っぽい起業話を持ちかけられた体験に関して話を聞きました。
元WILLFU生のSさんの体験談
■なぜ情報商材ビジネスを購入してしまったのか。
完全に自分の責任です(笑)。
当時19歳の大学1年生だったんですが、漠然と「金持ちになりたい」「社長になりたい」と思っていました。
でも何から始めたら良いかわからなかったので、とりあえずTwitterで所謂「金持ち」アピールをしている人に手当たり次第「会ってください!」ってメッセージを送ったんですよね。
そこで出会った人が僕の2つ年上の人で、「タワマンに住んでる」「月数百万円稼いでいる」という、キラキラした言葉が魅力的に思え、この人にならお金を払ってみようと思いました。
■どういった情報商材だったのか
その人から教えてもらった、革靴の売り方や革靴の仕入れの方法を、「誰でもできるお金の稼ぎ方」と称して別の人に、高値で売るというモノでした。
■実際情報は売ったの?
売ってないですよ(笑)
稼ぎ方に再現性のある情報ではなかったですし、そもそも「革靴を売ることで収益化できる」ビジネスモデルではなく、「革靴を売る方法を相手に教えることで収益化する」ビジネスモデルだったからです。
革靴を売ることで、お金を稼いでいる人はいると思いますが、僕に情報を教えてくれた人はそもそも革靴の転売をほとんどしてない人でした。
そんな情報を他人には売れないですよ…
東京理科大学のIさんの体験談
■誰に話を持ちかけられたの
高校の同級生のO君です。
飲みに行こうと誘われたので、2人で飲みに行っている時に話をされました。
■どういった内容だったの
いきなり、「最近俺良い生活してるんだよね」って話をしてきて「どうして?」って聞いたら、「投資してるから」という返事が来ました。
詳しく聞くと、「1分先の為替価格を予測する方法を先輩が知っていて、それを使って儲けている」ということでした。
■その後どうなったの
話を聞いていると、「初期費用50万円くらいかかるんだけど、絶対に元は取れる」とか、「先輩にあってみない?」とか言われました。
実は、O君が怪しいビジネスをしていることは高校の同級生の間では有名だったんです。
加えて、初期費用を払ってしまった人がいるのですが、「実際は為替を予測する方法はなく、お金を払わせたら、同じ謳い文句で別の人からお金を騙し取る」ということも知っていたので、当然無視しました。
SさんとIさんの話を聞いて、「中身のない情報を高く売りつける」詐欺紛いのビジネスが存在することがわかります。
加えて、Iさんの話から、友達だから大丈夫!と安心して話に乗ってしまうことは危険ということも学ぶことができます。
起業に関わる詐欺に合わないように注意しよう
以上、起業に関する詐欺まがいのビジネスの具体例とその対策についてご紹介してきました。
まとめると以下の通りです。
起業に関する詐欺まがいのビジネスには、情報商材と起業セミナー、投資話がある
大学生は自由にお金を動かせるが、知識もないので詐欺の標的にされやすい
詐欺に合わないように、その人の経歴や稼ぎを証明できるモノ、口コミはよく調べよう
見ず知らずの人からではなく、友達から詐欺紛いのビジネスの紹介をされることもある。
最近、詐欺紛いのビジネスに騙されたと嘆く大学生は非常に多いです。
しかも親や人に知られるのが嫌だからと、泣き寝入りしてしまう学生もいるみたいです。
この記事をご覧になった読者の皆様が、起業に関する詐欺まがいのビジネスに騙されないよう、WILLFU Lab編集部は祈っております。
ぜひこの記事で学んだ知識を生かし、詐欺に合わないようにしてください。