起業家の労働時間って、長いの?短いの?
「渋谷で教える起業先生」(毎日新聞出版)の著者 黒石健太郎です。
起業を考える学生を対象にビジネススクールを運営しています。
「会社に拘束されて働き続けるのはいやだ」
そんな理由で、起業を相談される方がいます。
そこで、起業家の労働時間って、会社員と比べて長いの?短いの?その実態を探ってみました。
1:起業家の労働時間の実態とは?
2:逆に、拘束時間が短縮する要因とは?
起業家の労働時間の実態とは?
起業家の労働時間の実態を調べてみると、このようになっていた。
起業する前と比べても、起業後の方が、労働時間はなんと増えているのである。
特に、1週間の労働時間が49時間以上の方が、会社員では52.8%だったところから、起業した後では63.7%にまで増加。10.9ポイントも増えているのである。
平均の労働時間でみても、1週間49.4時間から、53.5時間になり、+4.1時間も増えているのである。
なんということであろうか。会社に縛られて働き続けたくないという思いで起業したとしても、実態で見ると、今度はお客さまに拘束され、働き続けなければならない時間は増えているのである。
そんな実態にも関わらず、では、なぜ起業する人が絶えないのであろうか。
逆に、拘束時間が短縮する要因とは?
おそらく、労働時間以上にプラスの要素があるからではないか。
そう考え、会社員の拘束時間で会社に直接的に拘束される「労働時間」以外の時間を探ってみた。
代表的な拘束時間は通勤時間ではないだろうか。
通勤時間の実態を、起業前後で比較して整理をしてみた。
その結果は、以下の通りである。
起業前の通勤時間で見ると、15分未満の比率が21.9%しかなかったところから、起業後の通勤時間は57.4%となり、半分以上の人が15分未満の通勤時間となっているのだ。
特記すべき事項としては、通勤時間1分未満の比率である。会社員時代は1.7%しかないにも関わらず、起業後は4人に1人が、通勤時間1分未満となっている。自宅業務も可能になるため、出勤時間を0にすることができるのであろう。
以上の2つの要素を組み合わせてみると、トータルで見ると、会社に拘束される時間は、減っているのである。
なおかつ、業務量が増えてお客さまに拘束されると言っても、自分自身のお客さまであれば、直接相談ができ、交渉もできるため、会社の労働規則で決められる定時の就労時間とは、感覚が異なってくるのであろう。
私自身も、働く時間は、会社員時代よりも増えた気はするものの、自分でコントロールできる時間が飛躍的に拡充されているため、拘束されている感覚がまったくない。そのため、一度、起業を経験して、会社に縛られる「会社員」に戻るのは本当に大変そうだなと感じている。
労働時間以外の観点で、
「起業家って、ぶっちゃけプラスなのかマイナスなのか」
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