WILLFUインターンの中井です。
今回は近年、学生・社会人を問わず、注目と人気を
集めつつある社会起業家という職業について
まとめてみました。
起業家と聞くと、皆さんはどんなイメージを抱えていらっしゃるだろうか。
革命的なアイデアを一気に形にすることで会社を急成長させ、
上場もしくは会社を売却して利益を得る集団、と捉える方もいらっしゃれば、
インターネットなどを使って多額の利益を獲得、その利益額で
豪遊している社長がいる、などなど人によってそのイメージは
変わってくるのではないだろうか。
そんな中でも上記の起業家に共通して言えるのは
「成功して多額の利益、キャピタルゲインを手に入れている」
ということに思われるが、
そんな従来の起業家のイメージを覆している働き方で
注目を集めている起業家がいる。
彼らは社会起業家と呼ばれることが多い。
ところで、社会起業家とは一体どのような仕事を
しているのだろうか。
下記の内容でいくつかまとめてみた。
１：社会起業家とはどんな人なのか？
２：社会起業家になりたい人が、気をつけるべきこと
社会起業家とはどんな人なのか？
近年、社会起業家と呼ばれる人々が
注目を集めているが、社会起業家とは
一体どのような仕事をしている人々なのだろうか。
一言で言うならば、
仕事における基準を、利益よりも社会的意義に置いている
起業家であると言える。
従来の起業家であれば、一番に考えるのは
会社の成長と成功であり、そのために
立ち上げていく事業も市場の規模の
大きさ、技術的に最新のものを取り入れた
事業が多かったりする。
一方で、社会起業家が立ち上げる事業はというと、
市場規模だったり、市場の成長性といったものよりも
社会的意義があるかどうかが中心となっているのである。
例えば、国内外の貧困問題や衛生状況、
ニッチな分野での医療といった
すぐに利益にならない、大した利益にならない領域で
課題解決を行うNPOや株式会社、合同会社などの
社長、事業立ち上げを行う人物はみんな
社会起業家と言えるだろう。
社会起業家たちのこうした取り組みは、
社会において有意義なことを行っているという点で
評価を集めている。
社会起業家になりたい人が、気をつけるべきこと
事業の社会的意義から一定の評価と人気を集めている
社会起業家ではあるが、実際に社会起業家として
働く際には気をつけるべきことがある。
それは、自分たちの組織や事業が存続できなければ、顧客を悲しませることにもなる
ということである。
社会起業家になりたい人の中には、
「お金が手元に集まる前から社会に貢献したい」
「事業を通して金儲けしたくない」
といった考えの方がいるかもしれない。
しかし、冷静に考えて欲しいのだが、
事業を運営、特に食料、貧困、医療など
社会的な課題を解決するには、少なからず、
コストとしての金銭が必要になる。
つまり、お金が手元にないことには事業ができない
のである。
例えば、社会起業家として事業を立ち上げる人がいたとして
どれだけ社会的意義のある事業を立ち上げていたとしても
そこでの収益がゼロに等しいとしたら何が起こるか？
まず、社会起業家本人とそこで働く人の
生計費はほとんどゼロである。
なので、生活費用は手元の財産から出さなくてはならない。
加えて、収益のない会社からは資本金がどんどん減っていく。
この状態が続くと、社会起業家やそのメンバーの
生活費がなくなるか、事業に使えるお金がゼロになるかのどちらかなのである。
そんな状態になれば、当然自分たちが生きていくために
事業をやめるか、使える資金がないので事業を諦めるか、
いずれにせよ事業存続ができなくなるのである。
何が言いたいかというと、社会起業家であっても
最低限の利益を上げることは必要
ということである。
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