学生起業するには?学生のための起業マニュアル
WILLFU Labとは、延べ10,000人を超える学生起業志望者と会い、2,000人を超える学生の起業・ビジネス支援をしてきた、起業を学ぶための実践型スクールのWILLFUが運営する起業やビジネスに関するWebメディアです。
こんにちは。
WILLFU Lab編集部です。
堀江貴文氏(元ライブドア社長)やマークザッカーバーグ氏(facebook社長)のように、学生起業から成功した社長を見て、「自分も学生起業したい!」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、学生起業してみたいという大学生は全国に16万人程度いるにも関わらず、実際に学生起業している大学生は500人程度しかいません。
これはロールモデルとなる先輩学生起業家が存在しないことや、書籍やTwitterで「知った」知識と、実際に「できる」ということのギャップが大きく、真似ができないことが原因と考えられています。
この記事に辿り着いた方も、
・学生起業したいけど起業する方法がわからない
・学生起業する方法を調べたけど、行動に落とし込める情報が知れなかった
という方が多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、学生起業するための方法や結果を出すためのコツなど、学生起業するには必要な情報をご紹介したいと思います。
ただ学生起業を志す方向けに、起業するには必要な情報を届けようとしたらかなり長い文章になってしまいました…。
目次を設置しているので、気になる内容から読むことをオススメします。
目次
学生起業することのメリット・デメリット
学生起業することのメリットとデメリットはそれぞれ、次の通りです。
【学生起業のメリット】
①リスクが少ない
②若くて体力がある
③社会人より自由な時間が多い
④失敗しても、いくらでもやり直せる
⑤就職する場合にもプラスの影響を及ぼすこともある
【学生起業のデメリット】
①知識や経験の少なさが原因の失敗をすることがある
②学業との両立が困難
③遊ぶ時間が減る
ではそれぞれのメリット・デメリットについてそれぞれご紹介します。
学生起業のメリット①リスクが少ない
学生起業のメリットとして「リスクが低い」ことを挙げる理由は次の通りです。
①固定費が少ない
②社会人と異なり捨てるべき「給料」が少ない
学生の多くの方は、保護者から学費の援助や実家に住んでいる方も多いのではないでしょうか。
仮に一人暮らしをしていても、仕送りをもらっている方も多いのでは。
つまり、家賃などの固定費が社会人と比べると圧倒的に少なく、最悪給料が0でも生活していけるのです。
社会人の場合、会社を辞める、つまり数百万円の給料を捨てて起業に挑戦するというのは、正直なかなか難しいでしょう。
家族を支えなければならない立場にいる方なら、尚更給料は捨てづらいです。
つまり社会人起業と比較すると、学生起業は「お金」の面でリスクが少ないということです。
学生起業のメリット②若くて体力がある
若くて体力があることも学生起業のメリットです。
創業期は技術面でも人材面でも資金面でも、圧倒的に大企業や他の企業に対して不利です。
そんな学生起業家が他の会社に負けず負けず劣らず成長していくには、彼ら以上に質も量も高い仕事をする、これに限ります。
すごくシンプルな話ですが、多くの学生起業家の方がハードワークをしています。
もちろん必ずしもハードワークが必要というわけではありませんが、例えば、最年少上場社長のリブセンスの村上太一氏は週120時間、元ライブドアの堀江貴文氏も、起業してから最初の3年間は寝る以外のあらゆる時間を削っていたそうです。
加えて、日本でも有名なホンダの経営者、本田宗一郎さんも正月含めて年に5500時間、京セラの経営者の稲盛和夫さんも年に5000時間働いていたそうです。
起業にハードワークはつきもの。
そのため、若くて体力があることはハードワークをする上で、非常にメリットといえるのです。
学生起業のメリット③社会人より自由な時間が多い
ほとんどの学生は社会人の偏り自由な時間が多く、起業に費やせる時間が多いです。
社会人ですと、平日9:00~18:00は仕事に追われているので、起業に費やせるとしたら平日の3~4時間と土日だけなのではないでしょうか。
しかし、学生には、授業がない時間や夏休みなどの長期休暇があるので、社会人より起業に時間を費やすことができます。
加えて休学という手段を取ることも可能です。
実際、筆者は大学を休学し、学生起業にフルコミットしました。
時間があれば、試行錯誤の回数を増やすことができるので、やはり自由な時間が多いことは学生起業のメリットといえるでしょう。
学生起業のメリット④失敗しても、いくらでもやり直せる
失敗してもいくらでもやり直すことができるのが学生起業の良いところです。
学生起業に失敗はつきもので、先輩起業家も多くの失敗や困難を乗り越え、今の成功を掴み取っています。
学生起業で失敗して、落胆することもあるでしょうが、若いうちは気力や体力もあるので、もう一度チャレンジする機会が残っています。
投資家の方や相談に乗ってくれた先輩起業家のかたも、再チャレンジをきっと応援してくれるでしょう。
また最終的に学生起業を諦めたとしても、「新卒」としてサラリーマンになる選択肢も残っています。
学生起業のメリット⑤就職する場合にもプラスの影響を及ぼすこともある
学生起業の経験が就職に有利になることがあります。
理由としては、企業が起業家人材、つまり「自ら創り、前例のないことを遂行できる」人材を求めているからです。
学生起業を経験している学生は、通常のサークルやバイトなどに時間を費やしてきた学生と比較して、営業や自分で行動して結果を出すなどの仕事における実力が就活の段階で身についています。
自分で新しい価値を生み出す経験をしているので、就活市場において要求される人材とマッチしているのです。
加えて、現在は競争環境の変化により新規事業なしでの生存が困難になっています。
そのため、新規事業を作った経験がある起業家人材は会社を支え、成長させていくにあたって必要不可欠な存在となっているのです。
次に、デメリットについてご紹介します。
学生起業のデメリット①知識や経験の少なさが原因の失敗をすることがある
学生は知識や経験の少なさが原因の失敗をしてしまうことがあります。
具体的にいうと、
・不利な契約書に気づかずに判子を押してしまう
・言葉遣いや名刺の渡し方を知らず、商談がうまくいかない
などです。
以前Twitterなどで話題になりましたが、資金調達や会社立ち上げの際に、違法性の高い契約書を締結してしまうことがあります。
学生としては優秀ですが、社会を知らない学生がターゲットにされてしまっていたようです。
加えて筆者も学生起業時代に経験があるのですが、ビジネスマナーを知らずに商談がうまくいかないということです。
学生起業時代は良くも悪くも「尖っている」ことが多く、無意識のうちに相手に失礼なことをしてしまうことがあります。
自分も相手に悪い印象を持てば、なかなか協力しようとは思えませんよね。
尖っていることは決して悪くはありませんが、常に謙虚な姿勢と感謝の気持ちを忘れず行動するようにしてください。
学生起業のデメリット②学校との両立が困難
学業との両立が難しいのも学生起業のデメリットといえます。
学校の授業やテストを受けなければ、単位が足りず卒業が難しいですよね。
実際、学生起業家の中には単位を落とし留年してしまう人や、両立は難しいと判断し休学や中退をしている人も多いです。
学生起業のデメリット③遊ぶ時間が減る
起業を志す学生は「遊ぶ時間が減ること」を覚悟しているかもしれませんが、人によってはデメリットといえるのではないでしょうか。
起業をすると、週100時間ほど働く可能性もあり、長期休暇に海外や国内に旅行に行ったりというのは難しいです。
大学生活はサークルの仲間や部活の仲間と飲み会や旅行など遊びに費やしたいと考えている人には、学生起業は厳しいと言えるでしょう。
学生起業で成果をあげている先輩起業家
学生起業で成果をあげた先輩起業家について、有名な先輩起業家とWILLFU出身の起業家にわけてご紹介します。
《有名起業家》
①孫正義氏
②堀江貴文氏
③福島良典氏
《WILLFU出身起業家》
①北森聖士氏
②林 徳真氏
③河東 誠氏
それぞれ、学生時どのようなビジネスで起業していたのか、また現在どのようなビジネスを行っているのか簡単にご紹介したいと思います。
孫正義氏に学ぶ学生起業
孫正義氏はソフトバンクグループの社長で、学生時代には次のビジネスをしていました。
①学生食堂の運営
→大反響だったが、友人に売上をごまかされ、半年あまりで廃業。金がからむと、友人でも問題が起きる。「パートナー選びは、慎重でなければならない」と学んだそうです。
②音声付き電子翻訳機
→孫氏は、大学の教授と共同で音声付き電子翻訳機を開発しシャープに売却しました。
③アメリカでのインベーダーゲーム機の設置ビジネス
→日本でブームの過ぎたインベーダーゲーム機を格安で仕入れ、アメリカに輸入。アメリカの飲食店などにゲーム機を無償で設置してもらい、売上を折半するというビジネスを立ち上げました。
今では日本を代表する大企業である、ソフトバンク。
その代表である、孫正義氏も学生時代には学生食堂の運営やインベーターゲーム機を活用したビジネスをしていました。
堀江貴文氏に学ぶ学生起業
堀江貴文氏は、東京大学在学中に有限会社オン・ザ・エッヂを立ち上げました。
オン・ザ・エッヂでは、ウェブサイトの製作やシステム開発をメインで行っており、その後上場を果たしました。
今でこそ、ロケット開発やWAGYUMAFIAなどのプロジェクトを立ち上げている堀江貴文氏。
しかし、初めはウェブサイトの請負からスタートし、のちにライブドアという大企業へと成長させたのです。
~~WILLFU Labからの豆知識~~
バイトルなどの有名サービスを提供する、ディップ株式会社の調査によると、2019年時点の現役学生起業家が選んだビジネス領域として、受託開発での起業が最も多いそうです。
受託開発での起業が多い理由としては、大学で学んだ専門知識や技術をビジネスに活かせるからと推測されています。
参考:ディップ株式会社「大学別・サービス別「学生起業家カオスマップ2019」を公開! 起業社数、第1位東京大学、第2位慶応大学、第3位早稲田大学」
福島良典氏に学ぶ学生起業
福島良典氏は大学3年時に、デジタルサイネージを主軸にした事業を立ち上げ、株式会社MYTHTEMを創業。
福島氏のブログによると、株式会社MYTHTEMでの事業は失敗してしまったようですが、東京大学の大学院在学中にGunosyを創業しました。
今や東証一部に上場しているGunosy、そしてブロックチェーンテクノロジー関連事業を展開するLayerXの代表を務める福島氏ですが、そんな方も学生起業をして失敗を経験しているのです。
参考記事:福島良典氏のブログ
WILLFU出身の北森聖士氏から学ぶ学生起業
北森聖士氏は、株式会社ライズアースを経営する現役の学生起業家。
関西学院大学と提携し、学内特別授業として、ウィルフがプログラムを提供したKwansei Gakuin STARTUP ACADEMY1期生です。
北森氏は父が飲食店を経営しており、高校生の時には経営不振に陥った居酒屋の再建を行っていました。
そして現在、タレント事務所によってタレントが搾取される構造に違和感を覚え、タレントのサポート事業を行っています。
そんな北森さんが仲間と共に、2017年12月に立ち上げた株式会社ライズアースは、2020年3月にはジョブカンやMixChannel等を運営する株式会社Donutsのグループ企業に。
グループ企業入りしてからの更なる成長が期待されます。
参考記事:「創業2年で、大企業の子会社に!事業の『構造化』で、事業規模が変わる」Kwansei Gakuin STARTUP ACADEMY 1期生 北森聖士(商学部3年)
WILLFU出身の林 徳真氏から学ぶ学生起業
林徳真氏は、WILLFU受講時は放送大学 教養学部の1年生で、元ホストという異色の経歴の持ち主。
現在は、登録者63万人・月間2000万再生を超える「テイコウペンギン」をプロデュースしています。
そんな林さんは、アイドルの限定グッズの転売事業を最初にスタートさせましたが失敗。
その次に取り組んだ、東京大学の周辺にある飲食店のクーポンを集めたフリーペーパー事業では2週間で30万円の利益を創出することに成功しました。
現在はYoutuberのプロデューサーとして活躍する林さんですが、学生時代には最初はネットショップを活用した商品販売やフリーペーパーなどのビジネスをしているのです。
参考記事:「チャンネル登録45万人超!高卒ホストからYouTubeプロデューサーへ」40期生 林 徳真(株式会社Plott)卒業生起業家インタビュー
WILLFU出身の河東 誠氏から学ぶ学生起業
河東 誠氏は、WILLFU受講時に不用品回収事業を行い、2週間で二桁万円の利益を創出。
卒業後はREEAST ROOMという、「モノを好きなだけ壊せる空間」を浅草に提供しています。
現在は新型コロナウィルスの中で、厳しい状況にあると思いますが、コロナが落ち着いてからさらなる活躍に期待が高まります。
参考記事:「TVで話題沸騰!日本初上陸の爽快エンターテイメント」39期生 河東誠(中京大学4年・BrickWall社長)卒業生起業家インタビュー
学生起業するならこの2つの業界を押さえておこう
WILLFU Labの見解として、学生起業にオススメの業界は下記の2つと考えています。
①小売業
②人材業界
この2つの業界を押さえておくべき理由についてそれぞれご紹介します。
学生起業するには、なぜ、小売業がよいのか?
下記のデータは2016年時点の東証マザーズ上場企業の創業者が、創業した年齢を、業界別に分けてみた図です。
このデータから、「小売業」では、27%もの起業家が、25歳以下で起業しているということがわかります。
意外だったのは、情報・通信等のIT系の若手起業家が多いというわけではないということでした。
そしてWILLFU Labが考える小売業がオススメの理由は下記の通りです。
①EC事業は、小さく誰でもスタートできる
②ユーザー視点に立ちやすい
③先輩学生起業家のロールモデルが多い
現在、ネットショップを簡単に作成できるBASEやSTORESなどのサービスがあるので、誰でも簡単に事業の検証ができます。
また読者の方のほとんどが、商品を購入した経験があるのではないでしょうか。
商品の購入や利用経験があるので、ユーザー視点に立ちやすく、事業の成功の肝である、お客さまの気持ちを理解しきれることは、起業する上では良いといえます。
学生起業するには、なぜ、人材業界がよいのか?
学生起業するには人材業界に注目しておくのも良いでしょう。
学生のうちに、バイトやインターン、就活イベントなど実際に人材業界のサービスを利用する機会は意外と多いのではないでしょうか。
実際のサービス利用の経験を通して、課題や改善点に気づき起業してみるのもオススメです。
人材業界で起業した先輩学生起業家としては、空いた時間に働きたい人と、すぐに人手が欲しい店舗・企業をつなぐスキマバイトアプリのタイミーを提供している立教大学の小川嶺氏が有名です。
学生起業が失敗する3つの原因
WILLFUで2000人以上の学生志望家を支援してきた中で気づいた、学生起業が失敗してしまう3つの原因は以下の通りです。
【学生起業が失敗する3つの原因】
①口先だけの目標を掲げ、途中で諦めてしまう
②仲の良い友達と「ノリ」で起業してしまう
③起業の表面上の華やかさしか見ていない
学生起業が失敗する要因①口先だけの目標を掲げ、途中で諦めてしまう
口先だけの目標を掲げ、目標と自分の本心が結びついていないために、途中で諦めてしまう人は非常に多いです。
「〇〇業界を変える」
「〇〇を超えるサービスを作る」
「最年少上場する」
といった目標の設定が悪いということではありません。
目標を本気で達成したいと「思い込めているのか」、「思っているのか」が重要ということです。
目標と本心が結びついていないと、困難なことや泥臭いことがあったら、すぐに諦めてしまいます。
学生起業をする際は、目標と本心を結びつけるのが良いでしょう。
学生起業が失敗する要因②仲の良い友達と「ノリ」で起業してしまう
気が合った友達と「なんとなく」学生起業してしまうことも、失敗の要因の一つです。
学生起業し、継続的に事業を推進するには「目標」と「熱量(モチベーション)」が必要。
自分はモチベーションがあるが、友人は「なんとなく一緒に起業しただけ」、「モテると思って起業しただけ」など、自分の目標とモチベーションとは異なることが多いです。
実際、仲の良い友人と目標やモチベーションの不一致があり、仲違いを起こして解散してしまった学生起業家を数多く見てきました。
学生起業するには、同じ目標を共有しあえる人や自分の弱みを補ってくれ人と起業するようにしましょう。
学生起業が失敗する要因③起業の表面上の華やかさしか見ていない
泥臭く地道試行錯誤の積み重ねを継続して行えた方が、起業で成果を上げると考えています。
しかし学生起業志望家の中には、先輩起業家の輝かしい私生活や言動ばかりに目がむき、実際起業してみたら泥臭いことばかりで途中でやめてしまうという人が多いです。
現在では新R25の編集長の、渡辺将基氏が以前WILLFUにメンターとして来ていただいたのですが、その際以下のようにおっしゃっていました。
「大きなサービスも泥臭い仕事から始まる」
今や、バイラルメディアでトップクラスのSpotlightも、
最初は、自分たちでひたすら記事を書き続け、
地道な、泥臭いことを続けていた。それは、どんなトップクラスの企業・サービスも同じ。
みんなが経験しているビジネスも同じ。
愚直なビジネスだけど、物を仕入れて、売るということを泥臭くやる。
先輩起業家も地道で泥臭い仕事をやり続けたからこそ、成功を手にしたのです。
読者の皆様も、成果を上げた先輩起業家の輝かしい部分だけを見るだけではなく、起業には泥臭い仕事も多いということを忘れないでください。
今「起業の表面上の華やかさしか見ていない」という、学生起業の失敗要因について紹介しました。
実際、事業売却を経験した方のニュースや資金調達をした人の輝かしい経歴が取り上げられる一方、「起業の大変さ」について取り上げられることは少ないように感じます。
そこで、次に起業するには知っておいて欲しい、起業の大変な側面についても紹介したいと思います。
学生起業するには起業の大変な側面も知っておくべき!
起業するには、起業に関する下記3つの側面についても理解しておくのが良いでしょう。
①労働時間が増える
②しばらく報酬がないこともある
③今まで感じたことのないストレスを感じる
学生起業するには知っておきたいこと①労働時間が増える
学生起業をしたら労働時間は増えることになるでしょう。
「楽して稼ぎたい」と、そんな思いで起業される方もいますが、日本政策金融公庫が発表している2017年度の新規開業実態調査を見てみると、週に49時間以上労働している起業家が全体の半分以上いることがわかります。
これは学生起業家ではなく、起業家全体の労働時間ですが、おそらく学生起業家の方は最低でも週50~80時間は働いていると思います。
サイバーエージェントの藤田晋氏は週110時間、最年少上場社長として知られるリブセンスの村上太一氏は週120時間、創業期に働いていたそうです。
学生起業するには知っておきたいこと②しばらく報酬がないこともある
学生起業をした最初は、報酬が出ないこともあります。
学生の頃に経験するバイトは時間に対して報酬が払われますが、起業家は成果に対して報酬が払われます。
つまり、「Time is Money」ではなく、「Result is Money」ということです。
そのため、いくら労働時間を増やしても成果、つまり売上がなければ報酬はありません。
私の知り合いの学生起業家の人は、創業期は毎週100時間働いて報酬が5万円だったこともあるみたいです。
学生起業するには知っておきたいこと③今まで感じたことのないストレスを感じる
学生起業におけるストレスとは、例えば下記のようなものです。
①投資家や銀行からのプレッシャーから生じるストレス
②高い売上目標を起因とする緊張からくるストレス
③意見の食違いや期待していたことが実現されないなどの仲間へのストレス
資金調達をしていれば、投資家や銀行から良い意味でプレッシャーをかけられることがあるのですが、それらのプレッシャーからストレスを感じてしまうことがあります。
筆者も起業経験者です。
実際、親会社からの経営会議でのプレッシャーや高い売上目標からのプレッシャーが原因でストレスを感じ、寝れなくなったり、食事が取れなることも。
倒れては元も子もないので、栄養を補うために点滴をうちに行ったりしていました。
学生が初めての起業の場合、初めてのプレッシャーに耐性ができておらず、様々なストレスを感じてしまうことがあるのです。
学生起業の成功率を上げるための3つのコツ
【学生起業の成功率を高めるための3つのコツ】
①まずは小さく始める
②事業仮説を出し続け、スピーディーに挑戦し続ける
③マネタイズしやすい事業から始める
学生起業の成功率を高めるためのコツ①まずは小さく始める
まずは「小さく始める」ようにしましょう。
多くの起業に踏み出せない学生が、陥りがちな思考は、「既に大きくなっている起業家だけを想像し、そこに至ろうとすると膨大なハードルを乗り越える必要性を感じてしまう」ことです。
例えば、起業というと、ソフトバンクの孫正義氏を想像し、「うーん難しい…」と感じてしまう方が多いのではないでしょうか。
しかし、シンプルに考えてください。
ソフトバンクの事業も、突き詰めると、iphoneをアメリカから1000万台程度仕入れ、日本で販売しているというシンプルなものです。
その事業をどうやったら始められるか考えてみると、すべては1台売るところからのスタートですよね。
iphoneを1台売った先に10台があり、その先に100台、1000万台がある。
では、iphone1台をどうすれば売れるか。
普通に考えれば、ヤフオクに出品してみれば売れそうではないでしょうか。
最初の一歩を考え、「小さく始めて」みようとすれば、自分でも「できる」簡単なことなのです。
そして、1台売れば、机上で事業計画を考え続けているだけではイメージがわかなかった顧客ニーズをよりリアルにイメージできるようになります。
その情報に従って商品戦略やマーケティング戦略を磨けるが故に、10台売れる戦略を作れるようになり、そうするとまた10人分の顧客情報が入ってくるためさらに戦略を磨き上げられるのです。
まとめると、「小さく始める」ことは起業に踏み出すためにも重要なこと。
加えて机上で考えた事業計画だけではなく、商品を提供して得られた事実をもとに、商品戦略やマーケティング戦略を磨き上げられるのです。
小さく始めることをイメージするために、次に紹介する関連記事を読むこともオススメします。
創業3年で、全国50店舗に展開した、「世界で2番めにおいしいやきたてメロンパンアイス」の創業ストーリーを見ていただくと、より具体的なイメージが湧くでしょう。
↓メロンパンアイス、3年で50店舗に至るまでの流れ↓
https://willfu.jp/willfulab-1/melonpan_ice_hitprocess/
学生起業の成功率を高めるためのコツ②事業仮説を出し続け、スピーディーに挑戦し続ける
以下は、孫正義氏の弟で、パズドラなどの大ヒットサービスを生み出した孫泰造氏にインタビューしたときの言葉です。
「僕は学生時代から起業していたため、今、42歳になるまでに100以上の事業を立ち上げてきた。結果、ヒットしたのはパズドラを入れて3つくらい。数、立ち上げてきたから、ヒット作が生まれたんだ。だからこそ、早くから挑戦することが大事だ」
この言葉からわかる重要なことは、一つうまくいかないからと言って行動を止めず、事業仮説を出し続け、スピーディーに挑戦し続けることである。
ほとんどの人が、一つ、事業がうまくいかないと、すぐに挫折感を感じ、踏み出すことがやめてしまう。
正直な話、事業はヒットすることの方が少ないです。
失敗のつらさを乗り越え、続けられるかどうかが学生起業で成功するための第一の分岐点といえます。
学生起業の成功率を高めるためのコツ③マネタイズしやすい事業から始める
学生起業家の弱みは、社会経験・情報量の圧倒的な少なさです。
そのため、最初に立ち上げる事業で、拡張性・継続性がある事業アイディアに思い至ることは極めてまれです。
マネタイズしやすい事業から始めて事業を軌道にのせる。
その後、マネタイズした事業の資金をもとに、新規事業を模索し続けるというやり方が良いでしょう。
技術革新や経済の変化なども影響し、拡張性・継続性がある事業アイディアに至るまでには時間がかかるからこそ、お金が尽きないように、最初に立ち上げる事業では、着実にお金が稼ぎやすい事業から始めることも成功率を高めるためのコツといえます。
WILLFUで利益をあげた学生起業家の特徴
2000人の学生起業家を支援してきたWILLFUですが、受講期間中に立ち上げた事業の利益額がTop5%の人を抽出し、
共通点を整理してみると、以下の3つの共通点がありました。
①考えるべき論点を愚直に丁寧に考え抜いている
②泥臭いこともコミットしてやりきる
③成功事例を研究し、横展開できる
利益をあげた学生起業家の特徴①考えるべき論点を愚直に丁寧に考え抜いている
思いつきだけで考え、動くことも時には悪くありません。
しかしWILLFUでで学んだフレームワークを活用し、最低限考えることが必要な論点について、愚直に考え抜いている人が1.5ヶ月で年間数千万円規模の利益を創出していました。
思考能力が高い天才的な起業家が、「直感を大事に」と言っていることを真に受けて、何も考えずにやろうとする人がたまにいます。
しかし、ほとんどうまくいきません。
天才的な起業家がいう「直感」という言葉の中には、経験に基づく深い思考や洞察が含まれているのです。
利益をあげた学生起業家の特徴②泥臭いこともコミットしてやりきる
実際に事業を立ち上げていくには、泥臭いことばかり。
営業で断られ続けることもあれば、やったことがないことも、恥ずかしいことも、大変なこともあります。
しかし、それを愚直にやりきった人が結果を出しています。
途中、
「やりたいことじゃなかった」
「好きなことなら頑張れる」
「就活が忙しい」
「勉強が忙しい」
など、結果が出ないことを諦めるための言い訳を考えながら、結果を出した人はいません。
結果を出している人は、就活や勉強を言い訳にせず、泥臭く事業に取り組んでいます。
利益をあげた学生起業家の特徴③成功事例を研究し、横展開できる
過去の成功事例や類似サービスをきちんと分析し横展開している人が結果を出しています。
逆に、新規性・独自性などの表面上のカッコよさにとらわれ、思いつきのアイデアに取組んでいて、結果が出た人はいませんでした。
新しい事業仮説を考えるにしても、過去の成功事例の成功要因を分析・ヒアリングし、その成功要因やサービス価値を押さえて愚直に取組んだ人が、結果を出しているのです。
参考記事:社長ブログ「結果を出す人の3つの共通点 〜利益額Top5%の受講生の共通項を探ってみた〜」
学生起業から事業売却に成功した先輩起業家の特徴
学生起業からスタートし事業売却に成功した、2007年~2016年9月の事例を調べたところ、以下の傾向がありました。
①事業の方向転換を経験している
②複数事業の立上げに取り組んでいる
以前WILLFUにメンターとしていらっしゃった、株式会社アラン・プロダクツの花房弘也氏も、創業事業の「10代女子向けEC」から、「ヘアケアメディア」に事業転換して成長し売却。
ミチシルベ株式会社も、創業事業「アイドル応援事業」から、「自動車情報メディア」に、株式会社U-NOTEも創業事業「大学講義ノート共有事業」から、「ビジネス情報メディア」に展開して成長し売却に至っています。
また元メルペイのCPOで、株式会社コミュニティファクトリーを立ちあげた松本龍祐氏は、「みんなでケンテイ」をはじめとするmixi向けアプリを数多く提供し、2011年には女性向けの写真加工スマホアプリ「DECOPIC」がヒット。
2012年9月にヤフー株式会社への事業売却に成功しています。
雲行きが怪しくなった事業をたたみ、可能性のある領域への大胆な意思決定力や、一つのサービスに囚われずに挑戦し続ける、挑戦の数が成功のためには必要な条件なのかも知れません。
起業志望の学生からよくある質問にお答えします
よくある質問①起業するには大学の学部や偏差値は重要?
WILLFU Labの見解として、学部や偏差値は起業においてそれほど重要ではないと考えています。
起業するには大学の学部や偏差値は重要という質問をよくされるので、WILLFUの過去の受講生1500人分のデータを収集し分析してみました。
(学生起業スクールWILLFU STARTUP ACADEMYでは、全員が受講中に実際に事業を立ち上げて、収益化に取り組みます)
具体的には、彼らが生み出した利益額の平均値を100と置き、受講生の所属大学ごとに平均値を比較してみると、下記のデータが出てきました。
※学部の分類表現が大学によって大きく異なるため、ここでは大きく経済経営系学部とそれ以外の文系、そして理系の3つに学生を分類しました。
100よりも右にグラフが出ている大学に所属する受講生は、平均よりも、多くの利益を創出していることになり、左側は利益が少ないことを示しています。
利益額上位には、関西学院大学や慶應義塾大学などがある一方で、日本大学や近畿大学もあります。
反対に、利益額下位には、早稲田大学や東京大学があります。
WILLFU受講生のこれらのデータを見る限り、学歴や偏差値的頭の良さと起業の成功確率は、相関しないといえるのではないでしょうか。
よくある質問②経営資源(ヒト・モノ・カネ)がないのに起業は可能?
可能です。
起業に必要なものは事業内容によって変わってきますが、基本的に「商品・サービス」と「お金25万円」さえあれば、起業はできます。
なおお金25万円というのは、株式会社を設立するのに必要な費用で、個人事業主として起業する場合はお金は0円からでも問題ないです。
それ以外に必要なものはありません。
よくある質問③起業するにはどういった知識やスキルが必要?
「数値化する力」と「各種指標の理解」の2つが必要と考えています。
これらは施策の反応を検証したり、データ分析をしたりするために必要な知識・スキルです。
施策を考える際や施策の効果的な検証をするには、データという事実を見て意思決定をする機会を多くするのが良いでしょう。
数値化することで、例えばAという施策はどこの数値の改善に有効なのかを判断したり、どこの数値が著しく低いのかといった課題を発見することもできます。
加えて、KGIやKPIなどの指標を理解することで、日々の進捗モニタリングすることで現在の進捗や施策を実施した際の効果を測定することができます。
KGIとは、Key Goal Indicatorの略称で、事業の最終目標を定量的に評価するための指標のこと。
KPIとは、Key Performance Indicatorの略称で、事業において重要な業績を定量的に評価するための指標です。
いざ実践!学生起業するための5ステップ
①起業の目標や期限を決める
②事業アイデアを洗い出す
③アイデアのニーズ・収益性の検証
④法人にするか個人事業主として起業するか決める
⑤資金調達や採用による規模の拡大
学生起業のステップ①起業の目標と期限を決める
目標は、「1年後に月商1000万円」や「2030年までに国内の殺処分数を2020年の数値の半分にする」など皆さんの成し遂げたいことです。
目標と期限を設定することで、方針を決めることができ、進捗を追うことができます。
学生起業のステップ②事業アイデアを洗い出す
目標を設定したら、アイデアを出しましょう。
例えば「1年後に月商1000万円を達成するためのアイデア」は、複数あるはずです。
目標を達成するために考えられるアイデアを全て洗い出しましょう。
学生起業のステップ③アイデアのニーズ・収益性の検証
洗い出したアイデアに自分の中で優先順位をつけ、優先順位の高い順にニーズ・収益性の検証をしましょう。
ニーズ・収益性の検証方法は様々で、実際に商品を持って営業をしたり、事前予約ページを簡単に作成し、FacebookやGoogle広告で配信し反響をモニタリングするなどがあります。
自分の中では絶対に売れるという商品でも、マーケットに出してみたら売れないということはよくあります。
まずは最小限のコストで、実際にマーケットでニーズや収益性の検証をするようにしましょう。
学生起業のステップ④法人起業か個人事業主か決める
ニーズや収益性の検証がうまく行ったタイミングで、個人事業主として事業を推進するか法人として事業を推進するか判断しても良いでしょう。
個人事業主として起業するには、事業をスタートしてから1ヵ月以内に、税務署へ「個人事業の開業・廃業等届出書」を提出します。
なお手数料などはかかりません。
株式会社化の手続きは、自分自身ですべて行おうとすると、複雑な手続きが必要となります。
しかし、「会社設立 freee」や「マネーフォワード 会社設立」といった、会社設立のサポートサービスを活用することで、簡単に手続きを行うことができます。
おもな必要項目は下記のとおりです。
・社名(商号)
・住所(本店所在地)
・事業内容(会社の目的)
・資本金額
・発行可能株式総数
・代表取締役
・取締役の任期
・決算日
これさえ決めておけば、必要項目を記入するだけで、会社設立の手続きがラクに進められます。
学生起業のステップ⑤資金調達や採用による規模の拡大
個人か法人に関わらず、人の採用や資金調達などを行い、規模の拡大をするのが良いでしょう。
調達したお金や人で、検証してきたアイデアを拡大させていく。
人やお金が増えれば増えるほど、起業家の仕事から、人がモチベーションを高く働き続ける仕組みを構築する、経営者の仕事に切り替わります。
起業資金がない学生にオススメの資金調達方法
学生起業をするための資金がないという読者の方は下記の3つの資金調達方法を検討してみてはいかがでしょうか。
①起業業界でのアルバイトやインターンで資金を貯める
②ベンチャーキャピタルやエンジェル投資家から出資を受ける
③クラウドファンディングの利用
学生にオススメの資金調達方法①起業業界でのアルバイトやインターンで資金を貯める
要するに自己資金で必要な費用を賄う方法です。
しかし、ただバイトを行うより、自分が起業する業界で半年から1年を目処にアルバイトやインターンをするのが良いでしょう。
アルバイトやインターンで資金を賄う方法のメリット・デメリットは以下の通りです。
【メリット】
1.1 業界の知識やスキルを身につけながらお金を貯められる
1.2返済義務がない
【デメリット】
1.1 数百万円ためるのに時間がかかる
1.2 小規模の費用しか賄えない
事業を検証するために数十万円から百万円前後の資金を賄うためなら、業界の知識をつけながら資金を貯められるのでおすすめです。
しかし、お金を貯めるのに時間がかかることや数千万円規模の資金を賄うことが難しいことがデメリットといえます。
学生にオススメの資金調達方法②ベンチャーキャピタルやエンジェル投資家から出資を受ける
出資とは、ベンチャーキャピタルや個人投資家から事業の成長性に共感してもらい、文字通りお金を出してもらうことで、以下のメリット・デメリットが存在します。
【メリット】
1.1金利負担がない
1.2返済義務がない
1.3担保が必要ない
1.4出資者からのアドバイスなど、援助が受けられる
【デメリット】
1.1経営権の一部譲渡が必要
1.2柔軟な経営が困難が困難になる可能性も
出資には「金利負担がない」ことや「出資者からの援助がある」というメリットがある一方、経営権を一部譲渡するため、出資者の反発から「事業の方向転換などが困難になる可能性」があります。
学生にオススメの資金調達方法③クラウドファンディングの利用
先ほど紹介したWILLFU出身の学生起業家の河東さんも、クラウドファンディングによって100万円の資金調達を実施しています。
メリット・デメリットは以下の通りです。
【メリット】
1.1金利負担がない
1.2返済義務がない
1.3担保が必要ない
【デメリット】
1.1 金銭や商品のリターンを用意する必要がある場合も
1.2 目標金額の資金調達ができない可能性がある
1.3 プラットフォームへ手数料を支払う必要がある
近年話題となっているクラウドファンディング。
メリットとデメリット、自分の必要な金額などをよく考慮した上で、利用するか否かを判断するようにしてください。
参考:学生起業するには読んでおきたい起業本
WILLFU Lab編集部としては、学生起業を志す方には、P.F.ドラッカー氏の著書、「経営者の条件」を読むとをオススメします。
「経営者の条件」は、「成果を上げるための習慣や重要な考え方」を体系的にまとめている一冊で、マネジメントの父と称されるドラッカー氏が執筆しました。
WILLFU Labの編集者もこの本がすごく好きで、半年に一度必ず読み返すようにしています。
私はこの本を読む前、「自分の時間について知ること」、「人の強みを生かす」、「最も重要なことに集中せよ」など、言われてみれば重要だが、なぜ重要なのか理解していないことが数多くありました。
しかし、この本を読んだことで、なぜこれらのことが重要なのか理解し、実際のアクションへと落とし込むことができました。
~~WILLFU Labのおすすめポイント~~
この本では良質なインプットに加え、実際の現場へのアウトプットのヒントやすぐに実践できることが数多く記載されています。
インプットで終わるのではなく、しっかりアウトプットへのヒントも提供しているのがおすすめです。
【P.Fドラッカー氏のプロフィール】
1909年11月19日~2005年11月11日
ピーター・ファーディナンド・ドラッカー。1909年、オーストリア・ウィーン生まれ。フランクフルト大学卒業後、経済記者、論説委員をつとめる。33年ナチス・ドイツの不興を買うことを承知の論文を発表して、ロンドンへ移住。マーチャントバンクでアナリストをつとめた後、37年渡米。ニューヨーク大学教授などを経て、71年、ロサンゼルス近郊のクレアモント大学院大学教授に就任、以降この地で執筆と教育、コンサルティング活動を続けた。
ドラッカー日本公式サイトより引用
Amazon公式:経営者の条件の購入ページ
楽天公式:経営者の条件の購入ページ
学生起業するには「熱意」も大切
この記事では、学生起業するには知っておきたい情報をご紹介してきました。
いかがでしたでしょうか。
皆さんが知りたい情報を知ることはできましたでしょうか。
もし知れなかったという方は、是非WILLFUまでお問い合わせください。
では最後に、起業するには必要な「熱意(モチベーション)」について話をして締めたいと思います。
筆者は起業するのに一番必要なのは、「熱意」だと考えています。
熱意があれば、様々な困難を乗り越え目標達成のために継続して行動することができるからです。
学生起業することは、正直誰でもできます。
しかし、熱意を持ち継続して事業を推進できる人の数は限られています。
・自分が本当にしたい事は何なのか
・自分の死後、どう覚えられていたいのか
これらのことを真剣に考える時間を、学生起業する前に考えてみるのも良いと思います。
これらのことを考えることで、学生起業をするには必要な自分の熱意の源泉に気づくことができるでしょう。
繰り返しになりますが、起業をするには熱意が重要です。
読者の皆さんも、一度自分の本当にやりたいことは何か考え、どんな困難も乗り越えられる、「熱意の源泉」を見つけてください。