学生起業におすすめのビジネスアイデアとは?オススメアイデア3選と成功する学生起業家の特徴
WILLFU Labとは、延べ10,000人を超える学生起業志望者と会い、2,000人を超える学生の起業・ビジネス支援をしてきた起業を学ぶための実践型スクールのWILLFUが運営する起業やビジネスに関するWebメディアです。
学生でもビジネスで成功できるのか
こんにちは。
WILLFU Lab編集部です。
最近ニュースやSNSで学生起業家について話題になることが増えてきました。
この記事に辿り着いた方は、
・学生でもビジネスで成功できるの?
・学生にオススメのビジネスとは?
・ビジネスに成功する学生の特徴って何?
など様々な疑問をお持ちなのではないでしょうか。
そこでこの記事では、これからビジネスを行おうと考えている学生の方を対象に、学生におすすめのビジネスアイデアから、WILLFUだからこそ提供できる成功する学生と失敗する学生の違い、学生がビジネスを行う上での注意点などをご紹介します。
学生におすすめのビジネスアイデア3選
この章では、次の4つの軸を元に学生にオススメのアイデアをご紹介します。
①コストがかからない・低コストで始められる
②在庫を抱えるリスクが少ない
③借金をする必要がない
④特別なスキルが必要ない
この4点を考慮した際、学生にオススメのビジネスアイデアは下記の3つです。
①不用品回収
②ネットショップを活用した商品販売
③学生向けのイベント
それぞれの概要やオススメポイントについてご紹介します。
※なおここで紹介するビジネスは、学生起業家支援ビジネススクールのWILLFUの受講生が取り組んでいるもので、全てのビジネスで、1ヶ月で数十万から数百万円の利益を創出しています。
学生にオススメのビジネスアイデア①不用品回収
不用品回収ビジネスとは、「必要なくなった商品を回収し、リサイクルショップやメルカリなどのフリマアプリで販売する」ビジネスのことです。
自分の時間以外にコストがかからないことやまずは知人や紹介経由で回収することができるので、学生にはオススメのビジネスといえます。
実際、起業を学ぶビジネススクールのWILLFUでも不用品回収を行い月に40万円以上の利益を達成している学生もいます。
~~WILLFU Labのワンポイントアドバイス~~
不用品を回収する前に、メルカリやヤフオクなどのフリマアプリでどういった商品が売れているのか確認するのがポイントです。
行き当たりばったりで回収するのも良いですが、それだと売れない商品を回収することになり在庫だけが残ってしまうかも。
フリマアプリで事前に売れる商品に目星をつけることで、効率的に商品を回収することができます。
学生にオススメのビジネスアイデア②ネットショップを活用した商品販売
商売の鉄則は、安く仕入れて高く売る。
不用品回収と同様に、ネットショップを活用した商品販売も商売の鉄則を抑えてビジネスです。
簡単にいうと、海外のサイトや自分のコネクションを活用し、商品を安く仕入れメルカリやアマゾンなどのサイトで販売するというビジネス。
海外のサイトでは、日本での販売価格より安く販売されている商品が多く存在します。
海外のサイトは一般の人でも閲覧することが可能で、比較的簡単に始めることができるのでオススメのビジネスといえます。
~~WILLFU Labのワンポイントアドバイス~~
海外のサイトで購入した時に、実際の到着予定日より商品が遅れたり、偽物の商品であったりすることがあります。
商品の仕入れをするときは、慎重に判断をするのが良いでしょう。
学生にオススメのビジネスアイデア③学生向けのイベント開催
学生は自身の集客力を生かして、学生向けのイベントを開催するのもオススメです。
例えば、就職説明会など。
学生だからこそ、周りにいる学生のニーズを聞き、集客することはやりやすいのでは。
また優秀な学生を採用したい企業も多く存在します。
そんな企業に、数万円の参加料で学生を〇〇名集めたイベントを開催するとアプローチしてみるのも良いでしょう。
実際、我々が運営するWILLFUの受講生でも、就活イベントを開催し30万円ほどの収益化に成功している学生が多数いらっしゃいます。
~~WILLFU Labのワンポイントアドバイス~~
ポイントはお金を持っている、企業向けにビジネスを行うこと。
学生がイベント関連のビジネスを立ち上げる際、どうしても学生から参加料を徴収して収益化しようとする傾向にあります。
しかし、個人より企業の方がお金を持っているケースがほとんどです。
なので、個人向けではなく企業向けのイベントを考えるのも一つも良いでしょう。
ここまで、WILLFU Labがおすすめするビジネスアイデアを紹介していましたが、次に先輩起業家が学生のときどのようなビジネスをしていたのかご紹介します。
先輩学生起業家5名から学ぶビジネスアイデアの具体例
ここでは、有名起業家とWILLFU出身の起業家が学生時代にどのようなビジネスをしていたのかご紹介します。
《有名起業家》
①孫正義氏
②村上太一氏
③堀江貴文氏
《WILLFU出身起業家》
①北森聖士氏
②林 徳真氏
孫正義氏に学ぶ学生ビジネス
孫正義氏はソフトバンクグループの社長で、学生時代には次のビジネスをしていました。
①音声付き電子翻訳機
→孫氏は、大学の教授と共同で音声付き電子翻訳機を開発しシャープに売却しました。
②アメリカでのインベーダーゲーム機の設置ビジネス
→日本でブームの過ぎたインベーダーゲーム機を格安で仕入れ、アメリカに輸入。アメリカの飲食店などにゲーム機を無償で設置してもらい、売上を折半するというビジネスを立ち上げました。
今では日本を代表する大企業である、ソフトバンク。
その代表である、孫正義氏も学生時代にはインベーターゲーム機を活用したビジネスをしていました。
堀江貴文氏に学ぶ学生ビジネス
ホリエモンこと堀江貴文氏は、東京大学在学中に有限会社オン・ザ・エッヂを立ち上げました。
オン・ザ・エッヂでは、ウェブサイトの製作やシステム開発をメインで行っており、その後上場を果たしました。
今でこそ、ロケット開発やWAGYUMAFIAなどのプロジェクトを立ち上げている堀江貴文氏。
しかし、初めはウェブサイトの請負からスタートし、のちにライブドアという大企業へと成長させたのです。
~~WILLFU Labからの豆知識~~
バイトルなどの有名サービスを提供する、ディップ株式会社の調査によると、2019年時点の現役学生起業家が選んだビジネス領域として、受託開発での起業が最も多いそうです。
受託開発での起業が多い理由としては、大学で学んだ専門知識や技術をビジネスに活かせるからと推測されています。
参考:ディップ株式会社「大学別・サービス別「学生起業家カオスマップ2019」を公開! 起業社数、第1位東京大学、第2位慶応大学、第3位早稲田大学」
村上太一氏に学ぶ学生ビジネス
村上太一氏は、株式会社リブセンスを25歳という史上最年少の若さで上場させた起業家です。
村上太一氏は19歳の時にアルバイトの求人情報サイトをリリース。
「成功報酬型」と「祝い金」という業界初の仕組みでスタートさせ注目を集めました。
~~WILLFU Labからの豆知識~~
2019年時点でも学生がビジネスを立ち上げる際、人材領域での起業が多いです。
その理由としては、実際にサービスを利用した際に感じた課題を解決するためと考えられます。
もし自分が活用している、人材のサービスに不便さを感じている学生の方は、この領域でのビジネスを立ち上げるのもオススメです。
参考:ディップ株式会社「大学別・サービス別「学生起業家カオスマップ2019」を公開! 起業社数、第1位東京大学、第2位慶応大学、第3位早稲田大学」
ここまで、有名起業家をご紹介してきましたが、彼らが学生の時に立ち上げたビジネスを理解することはできましたか。
次に読者の学生とも年齢の近いWILLFU出身の学生起業家が在学中に立ち上げたビジネスについてご紹介していきます。
WILLFU出身先輩起業家①北森聖士氏から学ぶ学生ビジネス
北森聖士氏は、株式会社ライズアースを経営する現役の学生起業家。
関西学院大学と提携し、学内特別授業として、ウィルフがプログラムを提供したKwansei Gakuin STARTUP ACADEMY1期生です。
タレント事務所によってタレントが搾取される構造に違和感を覚え、タレントのサポート事業を行っています。
そんな北森さんが仲間と共に、2017年12月に立ち上げた株式会社ライズアースは、2020年3月にはジョブカンやMixChannel等を運営する株式会社Donutsのグループ企業に。
グループ企業入りしてからの更なる成長が期待されます。
参考記事:「創業2年で、大企業の子会社に!事業の『構造化』で、事業規模が変わる」Kwansei Gakuin STARTUP ACADEMY 1期生 北森聖士(商学部3年)
WILLFU出身先輩起業家②林徳真氏から学ぶ学生ビジネス
林徳真さんは、WILLFU受講時は放送大学 教養学部の1年生で、元ホストという異色の経歴の持ち主。
現在は、登録者63万人・月間2000万再生を超える「テイコウペンギン」をプロデュースしています。
そんな林さんは、アイドルの限定グッズの転売事業を最初にスタートさせましたが失敗。
その次に取り組んだ、東京大学の周辺にある飲食店のクーポンを集めたフリーペーパー事業では2週間で30万円の利益を創出することに成功しました。
現在はYoutuberのプロデューサーとして活躍する林さんですが、学生時代には最初はネットショップを活用した商品販売やフリーペーパーなどのビジネスをしているのです。
参考記事:「チャンネル登録45万人超!高卒ホストからYouTubeプロデューサーへ」40期生 林 徳真(株式会社Plott)卒業生起業家インタビュー
学生がビジネスアイデアに取り組む上での注意点
学生がビジネスを始める際、下記の2点に注意しましょう。
①詐欺に騙されない
②いきなり大きく始めない。まずはスモールから
学生ビジネスの注意点①詐欺に騙されない
学生がビジネスを始める上で、一番気をつけなければならないのは詐欺に騙されないこと。
知識のあまりない学生は「すぐに稼げる」「誰でも簡単にできる」といった美味しい話を持ちかけられやすいです。
実際、当時大学1年生だった筆者もこのような話に乗ってしまい、20万円ほどお金を支払ってしまいました…
そんな実際に騙された私だからこそ皆さんに伝えたいのですが、楽して稼げるビジネスは存在しません。
このことを肝に銘じて、詐欺に騙されないようにしてください。
学生ビジネスの注意点②いきなり大きく始めない。まずはスモールから
もちろん最初から資金調達や融資を受けて、ビジネスを立ち上げる方法もありますが、まずは最小限のリソースでビジネスを立ち上げるのがオススメです。
先ほど紹介した先輩起業家も学生の時に立ち上げたビジネスは、少人数でスタートさせ、軌道に乗ってきたタイミングで資金調達などを行っていました。
少人数でスタートさせる方が、マネジメント工数や人件費などのコストを抑えられるといったメリットがあります。
なので最初は個人、あるいは少人数でビジネスをスタートさせ、仮説・検証を行っていくのが良いでしょう。
学生のビジネスアイデアはなぜ失敗しがち?2000人の学生起業家を見てわかった失敗する学生と成功する学生の違い
2000人の学生起業家を支援してわかった、ビジネスで成果を挙げる学生の共通点は下記の3点でした。
①考えるべき論点を愚直に丁寧に考え抜いている
→思いつきだけで動くのではなく、WILLFUで学んだフレーム枠や思考法を活用し、最低限考えるべきことを考えている。
②泥臭いこともコミットしてやりきる
→ 事業を立ち上げる中で、恥ずかしいことや辛いことが出てくるが、その際に「大学が忙しい」「就活が忙しい」などの辞めるための言い訳を探さずに愚直にやり切っている
③成功事例を研究し、横展開できる
→新規性・独自性などの表面上のカッコよさにとらわれるのではなく、過去の成功事例をきちんと分析し横展開している。思いつきのアイデアで取り組んでいて、結果が出た人はいない。
逆に失敗する学生起業家は、上っ面のカッコよさに囚われていたり、泥臭いこと二コミットできない人が多かったです。
また、これらの共通点を持つ学生起業家の特徴として挙げられる点は、偏差値や地頭が良い訳でも、発信量が多い訳でもありません。
唯一、共通すると思った特徴は過去の部活や受験での成功体験からくる、自己肯定感の高さでした。
私たちが運営するビジネススクールでは、卒業生のうち7割以上の学生が、受講期間中の事業で、黒字化を実現しています。
読者の皆さんがビジネスを始めるにしても、まずは小さなビジネスでも良いので立ち上げ黒字化という成功体験を得るところからスタートしても良いかもしれません。
参考記事:社長ブログ「結果を出す人の3つの共通点 〜利益額Top5%の受講生の共通項を探ってみた〜」
学生でもビジネスで成功することはできる
この記事では、これからビジネスを考えている学生の方向けに、WILLFUで黒字化を達成した学生がまず初めに行ったビジネスアイデアや、2000人の学生起業家を支援してわかったビジネスで成果を挙げる学生の特徴などをご紹介してきましたが、まとめると下記の通りです。
◇オススメのビジネスアイデア
①不用品回収
②ネットショップを活用した商品販売
③学生向けのイベント
◇先輩起業家から学ぶこと
スモールビジネスでの成功体験を得ている
◇ビジネスで成果を上げる学生の特徴
①考えるべきことを愚直に考え抜く
②泥臭いことにもコミットできる
③成功事例を研究している
④過去に成功体験をもち自信を持っている
先ほども簡単に記載しましたが、WILLFUの受講生のうち7割り以上の学生がビジネスを立ち上げ黒字化を達成。
中には在学中に1千万円以上の利益を創出した学生もいます。
確かに学生でビジネスを立ち上げて失敗する人もいますが、スモールでの検証やメンターを付けることでビジネスの成功角度を上げることができます。
学生のビジネスは失敗するからやらないという選択ではなく、どうしたら成功確率を上げられるのか、どうしたら失敗したときのリスクを最小にしてビジネスを立ち上げられるのかということを考えるのが良いでしょう。
WILLFU Labは読者の皆様のビジネス立ち上げを応援しています。
ぜひ勇気を出してビジネスを立ち上げてみてください。
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