「つまらない物販を辞め、『趣味』で起業へ」社会人講座 10期生 馬島友さん(29歳 東京都在住)
「つまらない物販を辞め、『趣味』で起業へ」
WILLFU 社会人講座 10期生 馬島友さん(29歳 東京都在住)
<概要>
就職活動をきっかけに起業を考え始め、まずは副業で物販を開始。
物販スクールのマニュアルに沿った単純作業に嫌気がさし、好きなことでの起業を志す。
受講後、趣味の釣りを活かした釣りスクールを立ち上げ、1ヶ月30万円ほどの収益に成長。
会社で働きながらの起業で忙しいものの、好きだから続けられる事業に。
▼インタビュー動画はこちらから
■「会社の仕事」と「やりたいこと」が一致しない現実
学生時代は研究にハマり、生物学博士号まで取得して就職しました。
しかし、就職が決まった先は、IT企業。
就職活動を経て、「やりたいこと」と「働くこと」はなかなか一致しないと痛感しました。
父親も、会社員時代に体調を崩し、自営業をしていたこともあり、
どうせ会社で働いてもやりたいことができないのであれば、
就職ではなく、できれば独立して生きたいと、考えるようになりました。
■物販の単純作業に疲弊
そんな起業への思いから、最初に取り組んでみたのが、転売物販でした。
「安く仕入れて高く売る」というシンプルな構造から、始めやすそうと感じたこと、
また、「こうすれば稼げる」というマニュアルが整備されていた物販スクールを見つけたこともあり、早速、受講開始し、始めてみました。
しかし、いざやってみると、時間を割いても割いても稼げる金額は月に数万円前半程度。
加えて、ひたすら仕入れて出品して発送しての単純作業が多く、こんなつまらないことをずっと続けていくのかと考えてしまい、疲弊しつつありました。
■好きなことで起業したい。しかし、事業の作り方が分からない
物販経験を経て、もっと好きなことで起業できないかと考えるようになりました。
一応、物販という、事業を回す経験を積んではいましたが、あくまでマニュアルに沿ったルーティンをこなしているだけ。
どれだけそんな経験を積み重ねても、ゼロから事業を作り出す方法は分かりませんでした。
そんな課題感を感じていた時にWILLFU 社会人講座を知り、受講を開始しました。
■受講生同士の議論で生まれた「釣りスクール」
受講開始してすぐに、起業アイデア100本ノックがありました。
自分自身が好きなことや、やりたいこと含め、他受講生に共有した上で、皆さんから起業アイデアを出してもらったときに出てきていたのが「釣りスクール」のアイデアでした。
しかし、その段階では、どのアイデアが成功するか判断もつかないため、3つの起業アイデアを同時並行で、検証を進めていきました。
検証と試行錯誤をへて、実際に売上がついてきたのが「釣りスクール」だったのです。
■気づくと、月30万円の売上に
海釣りか川釣りか、船で出るか堤防で釣るかなど、釣りスクールと言っても色々ある中で、様々な釣りスクールをリサーチし、講師とも議論しながら検証を進めた結果、今の形に至りました。
結果、卒業翌月には1ヶ月で30万円までの売上に成長しました。
小さい頃からの趣味であり、かつ生物学博士の知識まで生きる事業。
3ヶ月の受講を経て、好きなことが仕事になっていました。
■会社で働きながらでも、続けられる楽しさ
今はまだ、会社で働きながら副業として運営しているため、かなり忙しい日々となっています。
しかし、物販をやっていた時と違い、趣味と仕事が一緒になる日々に変わりました。
だからこそ、毎日が楽しくなっています。
これからは、せっかく経験してきた物販の力も掛け合わせて、初心者向けの釣りセットを開発して、自社商品の販売もスタートするよう準備を進めています。
「釣り」という、興味がある人は多いのに、始めるハードルが高い趣味を、1人でも多くの人に届けていきたいと思います。