「起業に失敗し、受講。事業を考える視点が明確に変わった」馬場 悠史さん(30歳 神奈川県在住)
ROUJEWEL COFFEE 代表
WILLFU 社会人講座 19期 馬場 悠史さん(30歳・神奈川県在住)
<概要>
・過去、退職して1年間、起業に挑戦した経験有り
・しかし収益化できずに挫折。会社員へ出戻っていた
・そこから2年が経ち、再挑戦するため、経営を学び直すべくWILLFU 社会人講座を受講
・サービスを検討する際、差別化を追い求め過ぎる結果、顧客視点からズレがちな傾向を受講を通じて痛感
・顧客視点に立ち戻り、サービスの改善を実施
・スペシャリティコーヒーの覆面定期購入/学習サービスを立ち上げ、収益化に成功
▼インタビュー動画はこちら
■起業への挫折。再挑戦に向けた学び
20歳で母を亡くしたこともあり、教育への思いが強かった母の志を引き継ぎ、新卒では教育系へ就職しました。
しかし、大きな組織で、やりたいことができない働き方に違和感を感じ、一度、退職して起業。
1年間挑戦し続けたものの、結果、生活できるレベルに到達せず、会社員に戻ることになりました。
そんな挫折経験が過去にあったため、起業へ再挑戦をする際にはきちんと学び直して挑戦しようと、起業を学ぶ場を探していました。
■切磋琢磨できる仲間を求め、WILLFU社会人講座へ
最初は、料金を気にしながら探していたため、無料で使える自治体の創業支援施設に通っていました。
しかし、無料の場に集まるのは、所詮その程度の人たちだけ。
高い成長を求めている人はいませんでした。
そこで、本気の仲間が集まる場を探し、至ったのがWILLFU 社会人講座でした。
インターネットで、口コミを端から端まで読み込みました。
その中で、もっとも印象に残ったのが、「厳しい」という言葉でした。
会社で働きながら受講するにも関わらず、受講中に事業を立ち上げて売上まで作っていくため、本当に大変なプログラムだと感じました。
しかし、本当に起業するのであれば、それくらい乗り切れないとダメだと自覚していたこともあり、自分に課題を課して成長しようと考え、受講を決断しました。
■「差別化を突き詰めると、顧客視点からズレる」の繰り返し
前の起業では、「好きなこと」ではなく「できること」からアイデアを選んだ結果、熱中しきれずに苦しんだことがありました。
そのため、受講中は、昔からずっとハマってきた大好きなコーヒーを基軸に起業アイデアを考えていきました。
過去、「差別化が重要だ」と学んでいたこともあり、受講前から、「ブティックで使ってもらう瓶詰め小分けコーヒー」の起業アイデアを考えていました。
しかし、受講後、個別面談や授業を開始して気づいたのは、自身は、差別化を突き詰め過ぎる結果、顧客視点が抜け落ちがちになるということでした。
それ以来、顧客インタビューを繰り返しながら、起業アイデア自体を変え続けていきました。
■初月無料から、86%が課金して継続して頂けるサービスに
その試行錯誤で至ったのが、コーヒーの覆面定期購入&学習サービスでした。
私がオススメする豆を、豆の名前も産地も伝えずにお送りし、飲んだ後に解説動画をお送りするサービスです。
仮説検証するため、1ヶ月1万円程度の少額から、広告配信の検証を始めていきました。
「初月利用料ゼロ円」で告知をしたため、一定数のお客さまが集まり、ドキドキしながらサービス提供を始めました。
すると、翌月から課金が始まるにもかかわらず、86%の方が課金継続をくださったのです。
ようやく、お客さまに必要とされるサービスが立ち上がったと嬉しい気持ちを持ちながら、さらに継続くださったお客さまへのインタビューを続け、今でもサービスを磨き続けています。
■事業を考える際の視点が、明確に変わった
受講前と比べて、もっとも大きく変わったのは、事業を考える際の視点でした。
受講前は、「自分が起業したい」という個人的な思いがあり、「自分が成功していくために、コーヒーをこうしていかなければならない」という視点で考えていました。
しかし、3ヶ月間、事業を磨き続ける中で、目の前にいる一人のお客さまの課題を解決すらできない状況で、事業の未来はないということを痛感しました。
毎回の個別面談、そして授業での学習とフィードバックを通じ、ついつい自分視点になってしまう思考から、一人のお客さまの視点に立ちきるように変化することができました。
■事業開発の力には、再現性がある
受講中は、コーヒーの定期購入&学習サービスを立ち上げました。
これからは、好きな豆を見つけたお客さまを対象にしたECの立ち上げも、予定しています。
3ヶ月間、経営スキルを机上で学ぶだけではなく、実践を通じて体感として理解してきたため、新サービスを作る際にも再現できる力が身についたと痛感しています。
経営スキルというのは、「知っているつもり/できているつもり」でも、できていないことがたくさんあります。
その現実を、講師や仲間からのフィードバックで痛感できました。
思考と行動が変われば、成果が出る。
成果がでれば、自身の成功体験になり、スキルが定着する。
そう感じた3ヶ月でした。
これからも、コーヒーを通じて、お客さまが人生を楽しんで頂けるように、サービスを磨き続けていきたいと思います。
ぜひ、コーヒーに興味がある方は、私のサービスも、体験してみてください。