TAo一級建築士事務所 代表
起業の学校 WILLFU 社会人講座 23期生
谷本周平さん（31歳 広島県）

＜概要＞
・業務内製化方針により、前勤務先からの下請け案件が縮小
・新規顧客の獲得施策を模索するも、1年取り組んで新規受注はゼロ
・新規獲得策の検討のため受講。面談を通じて、規格住宅の案に到達
・観葉植物が大好きな方を対象にした、グリーンライフハウスの発売をスタート

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■取引先の内製化方針で、下請け案件が縮小。しかし、新規案件が獲得できない現実

ハウスメーカー、設計事務所、ゼネコン等を経て、1年前に設計事務所として独立。
最初は、前勤務先からの下請け案件で生活していました。

しかし、徐々に案件が減少。
前職の同僚に聞いてみると、「内製化の方針が出た」とのことでした。

仕事がなくなることへの不安から、自社での顧客獲得ルートを確立するべく、SNSマーケティングやフランチャイズ、アフィリエイトなど色んな選択肢を検討しました。

しかし、1年取り組んだ結果、新規受注はゼロ。

そんな中、知人からの紹介でWILLFU 社会人講座を知り、受講を決めました。

■思考の目的が整理されたことで、アイデアが生まれた

受講を始めてからは、自社の新規事業を立ち上げようと、DIY家具事業や建築家版スーモカウンターなど、幅広い新規事業アイデアを考え検証を進めていきました。
ただ、実際に検証を始めてみると、どのアイデアも壁にぶつかってしまいました。

行き詰まる中、講師との個別面談の中で、「設計事務所としての事業成長・新規顧客獲得ルートの確立」というそもそもの目的に立ち返る機会がありました。
そこで、設計事務所の事業と紐づく形でアイデアを出し直した結果、「規格住宅の開発」というアイデアに辿り着いたのです。

規格住宅について改めて考え始めてみると、前職の会社で、ブルックリンテイストの規格住宅に対し、問い合わせが多数入っていたことを思い出しました。
しかし、値段が高いが故に、全く売れていなかったのです。
であれば、ブルックリンテイストの規格住宅を、安価に作れる構造を開発できれば売れるのではないかと辿り着き、規格住宅案を具体化していきました。

■営業を開始すると、早速の好感触

私自身、植物が好きなため、観葉植物と共に住めるブルックリンテイストの規格住宅「グリーンライフハウス」として落とし込みました。

早速、工務店さんや販売代理をしてくださる保険会社さんへ案内を開始すると好感触で、お客さまのご紹介まで頂くことができました。

結局、そのお客さまに関しては、土地が狭く、規格住宅は検討できなかったのですが、そこから注文住宅のご提案機会を頂くことができました。

新規案件を拡大する取組として、大きな一歩を踏み出すことができました。

■経営者の視点で考えられるように

受講を通じた大きな変化は、「経営者視点」が身についたことだと感じています。

正直、受講前は、「ただ、売上を上げたい」くらいの気持ちで受講しましたが、受講を通じて、「会社として自分は何を実現していきたいのか」を考えて言語化するようになり、また、一つ一つの仕事についても、案件ごとの収支計算を当たり前にするようになりました。

ミッションビジョンの言語化やお金の管理など、経営者なら当たり前だと、今なら感じることを、以前の私は、できていなかったのです。

受講中、授業で出てくる言葉一つ一つが知らない言葉ばかりで、ネットで調べながらようやくついていける状況でしたが、学びの中で経営者の考え方を身につけることができました。

■植物愛を、お客さまと語り合いたい

今回の規格住宅「グリーンライフハウス」は、植物をメインに置き、そこに人間が入っていく家として設計しています。

一般的には、植物好きな方に向けた住宅についても、お客さまの要望に合わせてプランを描いていくと、現実には人の生活があった上で植物は二の次になることがほとんどです。

今回は、それを逆転させているのです。
だからこそ、植物好きの私は、そこで生活することを想像すると、ものすごく楽しいだろうとワクワクしています。

それくらい植物が大好きな方に、ぜひこの規格住宅をご購入いただき、お客さまと植物愛を語り合えるようになりたいと考えています。

まだ見積もりは1850万円となっておりコスト削減中ですが、税別1700万円で売り出せるように準備を進めていますので、ぜひ、ご興味がある方はHPよりお気軽にお問い合わせください。