米山茶道華道日本文化教室 代表
起業の学校 WILLFU 社会人講座 29期生
米山良明さん（36歳 東京都在住）
＜概要＞
・お茶の卸業に取り組む父親の影響もあり、働きながら茶道を学び、師範へ
・友人からの依頼で、茶道華道教室として友人3名を教えるように
・勤務先の仕事を楽しみつつも、より裁量権がある働き方を求め、起業の学校 WILLFUを受講
・受講中、複数アイデアの検証を始めたところ、外国人向けオンライン茶道教室が収益化。サービスを磨き、提携先開拓の営業も開始
・結果、旅館やホテルとの提携も20社超で決まり、生徒数も外国人含め2桁に成長。3ヶ月でグローバル事業へと成長
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■すべてを自ら設計する働き方を体験すべく、起業の学校 WILLFUへ
お茶の卸業に取り組む父親の影響もあり、会社員として働きながら茶道を学び、趣味の延長で師範の資格を取得していました。
すると、友人から茶道を教えてくれと依頼されたこともあり、趣味で茶道華道教室を開き、友人3名に教えるようになりました。
教室立ち上げのように自分で生み出す経験をプライベートで積み重ねていると、会社員としての仕事を楽しいとは感じつつも、組織で働く上では、どこか人に判断を任せるマインドが出てしまっている点に気づくことがありました。
そこで、すべてを自ら設計して判断する働き方を経験するべく、起業を実践する場として、起業の学校 WILLFUを受講しました。
■大量の仮説検証を繰り返す中で、外国人の方から依頼が発生
受講開始してからは、自身の経験の棚卸しから始め、その棚卸しした内容を基に他受講生も含めて、起業アイデア出しを進めていきました。
当初は、何で事業を立ち上げるかも決まっていなかったため、現職経験を活かしたデザインコンサルティングサービスや趣味の和事関連で金継ぎ関連の事業など含め、幅広いアイデアを出していました。
ただ、どのアイデアもやってみないと分からないということで、とにかく各アイデアが成り立つのかどうかの種まきを始めていきました。
その中で、X（旧Twitter）で英語で投稿した茶道教室の募集投稿に、外国人の方から早速1件問い合わせがあったのです。
■つかんだ兆しを、授業＆講師との議論を通じて拡大
その事実を、授業や講師との面談で共有した時に、「それはすごい兆しだ」と言われたことを受け、もしかしたら可能性があるのかもと考え、知人の旅館女将へ何か連携できることはないか相談に行ってみたのです。
すると、女将さんも、外国人観光客に体験型のサービスを提供したいということで教室をご紹介くださることになったのです。
結果、旅館からの紹介で続々と体験レッスンに外国人の方が参加する流れが生まれました。
ただすぐに、日本にいる間だけのスポット的な体験レッスンでは単発的な事業にしかならないと言う壁にぶつかりました。
そこで、どうすれば外国人が母国に戻ってからも続けて頂けるサービスに昇華できるか、授業や面談で議論している中ででてきたのが、安価に郵送できる茶道グッズの開発でした。
持ち運びや郵送も安価にでき、母国でも茶道ができるグッズを開発し、その販売も始めました。
すると、そのグッズの売上も増え、国内で体験レッスンをくださった外国人のほとんどが、母国に帰ってからもオンラインレッスンを継続頂けるようになったのです。
気づくと、外国人の生徒が増え、茶道教室の生徒数が二桁になっていました。
日本人の友人3人を対象に始めた茶道華道教室が、気づくとグローバルサービスになっていたのです。
■成長スピードがグッと高まった、あっという間の3ヶ月
受講中の3ヶ月を振り返ると、本当にあっという間だったと感じます。
正直、受講中には1度だけ体調を崩したことすらありました。
おそらく、一人では、そこまで追い込んではやりきれなかったと感じています。
毎回毎回、事業をここまで進めていこうという宿題があり、また他受講生の進捗も可視化される中で、何としても遅れてはならないという気持ちが強く、全力で取り組んでいました。
結果、大量の仮説検証から、海外市場の兆しを捉え、そこから旅館との提携を始めて海外顧客が2桁まで増えました。さらには他のホテル旅館への提携営業も進めたことで、20超のホテル旅館と提携ができました。
たった3ヶ月でこれほどのことが実現できるなど、当初は全く想像もしていませんでした。
とにかく動き続け、全力で取り組めば、ハードルって意外とないのかもしれないと気づいた3ヶ月でした。
これからも、外国人の方へ日本文化をもっともっと広めていけると楽しいなと考えています。
ぜひ、周りに、日本文化へ興味がある外国人のお知り合いがいらっしゃいましたら、ぜひHPからお問合せ頂けると嬉しいです。
