「学生起業vs就職してから起業」どちらが成功しやすいか?
色んな記事で、
「学生起業vs就職してから起業」のどちらが良いか、
感覚的な議論が続いているため、私も書いてみました。
私の場合、抽象論ではなく、
事実からフラットに見るべきと思い、
ざっくりデータから整理してみました。
◆結論
「在学中に起業しておいた上で、一旦は就職し、
その後、再度起業する」という形が圧倒的に有利。
1位:学生起業→就職→起業 (成功確率0.7%)
2位:学生起業→そのまま起業 (成功確率0.2%)
3位:就職→起業 (成功確率0.001%)
※ 確率の分母は、厚労省と文科省のデータより、
学生起業家は500人(全学年計)、
学生起業家以外の就職予定者数は153万人(全学年計)と置いた。
※ 確率の分子は、下記記事より、
マザーズ上場企業の時価総額Top30位起業家の過去プロフィールを基に計算。
(計算工数削減のため)
https://willfu.jp/willfulab-3/gakuseikigyou_mothers30/
※この数値は、分子のN数が少ないため、
パーセンテージ自体にはたいした意味はない。
あくまで傾向を把握するための数値。
◆要因仮説
なぜ、「学生起業→就職→起業」という選択肢が最も成功確率が高いのか、
周囲の人々を見ていての推定してみると、以下の3点ではないか。
(ぜひ、ご意見ください)
1:成功する起業家に、一旦就職経験を積んでいる人が多い要因
→一部の天才を除いて、会社の形を経験0から描ききるのは困難だから
企業で働いた経験が全くないと、
会社組織がどのように動いているのか、
どのようにサービス品質を安定化させ、
スケール拡大をさせているのかなどが想像できない。
結果として、大きな事業を構築することが難しい。
そのため、一旦、大企業への「就職経験」を持っている人が多いのではないか。
https://willfu.jp/willfulab-3/syusyokusaki/
2:成功する起業家に、在学中の起業経験がある人が多い要因
→学生起業経験があると、学ぶポイントが明確であるため、入社後の成長速度が早い
学生起業経験があると、
経営者としての自身の不足点を体感として理解しているため、
「この部分を就職先から学ぼう」というポイントが明確になる。
学びたいポイントが明確であるが故に、
吸収のポイントが的確であり、
就職後の成長スピードが早いのではないか。
一方で、学生起業経験なく、就職した場合、
就職先企業から教えられた内容を唯々諾々と吸収してしまうため、
会社員化してしまうのではないか。
3:学生起業経験なく就職した人から、成功する起業家が生まれづらい要因
→「会社を辞めても食べて行ける」という自信がなく、挑戦できない
一度、安定した給与が支払われ続ける「会社員」という立場を経験すると、
この給与がなくなった時に、
本当に自分の力だけで食べていけるのかという不安に苛まれる。
その時に、過去に経験があると、「イケル!」と思えるが、
経験がないと、イケルかどうか判断ができず、ずるずると踏み出せなくなるのではないか。
要因はあくまで仮説に過ぎないですが、
事実としては、「学生起業→就職→起業」という流れが、最も成功確率が高いようです。
なので、
「起業」か「就職」か
というよくある二元論の議論ではなく、
「起業」しつつ「就職」する
という選択肢を考えるべきなんですね。
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